姶良カルデラ

(version 5.0 last modified on Jan. 3 2007) 姶良火砕噴火 その他の噴火 桜島火山


図1. 姶良カルデラ全景

図2. 姶良カルデラの地形

図3. 姶良カルデラの噴火史

図4. シラス台地
 「姶良カルデラ」(図1)は,鹿児島湾最北部に位置する直径約20kmのカルデラである(Matumoto,1943).姶良カルデラの地形(図2)の一部は,姶良カルデラ北方約45 kmにある加久藤カルデラからの加久藤火砕流の噴出(約34万年前:町田・新井,2003)以前に形成されたと考えられているが,その正確な時期や対応する噴出物は不明である.姶良カルデラは50万年前から10万年前までの間,比較的静穏な時期があり,長岡・他(1997)ではこれより以前を古期姶良カルデラ,10万年前以降を新期姶良カルデラとしている.

 新期姶良カルデラの活動は,約10万年前の日木山降下スコリアの噴火より始まった.その後,29,000年前の姶良火砕噴火まで,平均すると1万年に1度程度のペースで噴火が繰り返された.活動は降下軽石/火山灰,火砕流や溶岩流など様々な種類の噴火が認められる(図3).また噴出したマグマの種類も玄武岩から流紋岩まで多岐に渡る.

 約29,000年前(炭素14年代で25,000年前を暦年補正した値:奥野,2002)の「姶良火砕噴火」と呼ばれる巨大噴火が,姶良カルデラを現在の形にしたと考えられる.この噴火で大規模な火砕流が噴出し,姶良カルデラの周囲にいわゆるシラス台地(火砕流台地)を形成した(図4)

 姶良火砕噴火後の約26,000年前から,後カルデラ火山として桜島火山が姶良カルデラの南端で活動を開始しており(奥野,2002),現在も活発に活動を続けている.桜島火山の活動以外にも姶良カルデラ北東部の若尊カルデラから新島(燃島)火砕流などの噴出が起こったと考えられている(Aramaki, 1984;Kano et al. 1996)).

姶良火砕噴火
 入戸火砕流
 AT火山灰
その他の噴火
桜島火山
関連文献リスト


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