本州北西岸水路誌 昭和24年


表紙
01 02 03 04 05 06 07(序、目次)
08 09 10 11 12(隠岐列島及び竹島)
13(発行者)
14(本州北西岸関係図)



竹島(海図162)
隠岐列島の北西方約157km、鬱陵島の東南東方約89kmにある群島で常駐者はなく、明治38年島根県の管下に編入された。この群島へは毎年6月から7月にかけてあざらし猟のために漁夫が渡来する。 島の位置が対馬方面から北海道又は Vladivostok に向う航路に近いから夜間の航行は注意を要する。 この小島群は東西の2島と数岩から成っていて周囲は急深のようである。この2小島はほとんど草木のはえないはげ岩で、四方がけに取り巻かれ鳥ふんのために白くなっている。2島のうち西島が最高で、高さ157m の鋭鋒をなし、東島はやや低く平低島である。2島の周囲に並んでいる岩は大体偏平で、わずかに水面に露出している。この東西2島の間には1條の狭水道があって、幅約110-160m、長さ330mで水深は9.1mより浅く、数個の露岩や暗岩が横たわっている。