タンポポの種類


タンポポの分類は、種類が非常に多いので区別が難しいと言われています。
タンポポ属は主に北半球の温帯から暖帯に400種類があり、日本には20数種類が自生していると言われています。
日本では、むかし単に「タンポポ」と考えられていたものが、今では数種類に区別されるようになりました。
また、ここ数年セイヨウタンポポと在来種との遺伝子結合による”いわゆる中間型”が多くなってきたとの指摘がされています。
帰化植物としての「セイヨウタンポポ」は、クラーク博士の言葉"少年よ大志を抱け"で有名な札幌農学校(現北海道大学)の教師であったブルックスが、食用として輸入したもが野生化して日本中に広まったと言われています。
しかし、植物学者の牧野富太郎博士の存命中の観察によれば、本州ではまだセイヨウタンポポの勢力がそれほど拡大していなかったことが報告されています。
また、北海道に導入されたセイヨウタンポポが、現在日本各地に広まったセイヨウタンポポの全ての起源とは言えない、との指摘もされています。
タンポポの分類については、研究が進むにつれて新しい分類方法が唱えられてきていますが、ここでは「日本のタンポポとセイヨウタンポポ」(小川潔著・どうぶつ社)の「図表2、在来種タンポポの分類・森田1995に基づく」から転載しました。


  科 ・ 属     節      種    亜  種   変  種
モウコタンポポ節 カンサイタンポポ
(本州、四国、九州)
カントウタンポポ カントウタンポポ カントウタンポポ
(関東、中部)
トウカイタンポポ
(静岡)
シナノタンポポ
(新潟、長野、山梨、 栃木)
オキタンポポ
(隠岐諸島)
モウコタンポポ
(対馬、島原半島)
オクウスギタンポポ
(宮城、福島)
シロバナタンポポ
(本州、四国、九州)
キク科タンポポ属 キビシロタンポポ
(岡山、北九州)
クシバタンポポ
(近畿、山陰、山陽、
ケンサキタンポポ
(日本海側、近畿、中
ツクシタンポポ
(西四国、北・中央九
ミヤマタンポポ節 エゾタンポポ
(日本全体)
ミヤマタンポポ
(本州の高山・亜高山
シコタンタンポポ
(東北海道・千島)
クモマタンポポ
(北海道の高山、千島
ユウバリタンポポ
(北海道夕張岳)
オーヒラタンポポ
(北海道太平山)
セイヨウタンポポ
アカミタンポポ

セイヨウタンポポ シロバナタンポポ