千葉市稲毛区にある「市立千葉高校」全面改築工事の記録。

同窓生対象校舎見学会(2008年4月19日・5ページ目)

■C棟(普通教室棟)

C棟は全て普通教室となっており、1階が3学年、2階が2学年、3階が1学年という構成になっているほか、屋上には太陽光発電設備が設置されている。このC棟にはB棟と同様中庭があるが、こちらは高低差がなく平らな芝生となっている。中庭を設置したのは階数を増やさずに北側・南側の2列になっている各教室へ日光が入るようにしたためと思われる。教室の広さは若干拡張されたが、敷地面積の問題もあり前後方向がやや狭いままであるのが少々残念である。
一方で、生徒・保護者の強い要望もあり各教室にはPTAの負担によりエアコンが設置されるという改善も見られる。千葉市立の小中高校は授業時間数確保のため2学期制を導入しており猛暑となる夏休みの直前直後も授業が行われる。改築前、冷房は機器の品質維持の必要がある特別教室のみに設置され、普通教室は扇風機すら設置されていなかった。(幕張仮校舎では扇風機を設置)そのため、7月中旬になると熱中症で体調を崩す生徒が続出し、授業が成立しない状態となっていた。省エネ政策に逆行するとの批判もあるが、企業のオフィスではもはや冷房が付いていないところなど無く、生徒の健康維持の観点からも設置はやむを得ないものと考えてよいだろう。


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C棟中庭

C棟の中庭は日当たりによる芝生の生育環境を考慮してか南側半分がウッドデッキ、北側半分が芝生という構成になっている。ウッドデッキの端には照明が埋め込まれているが、全日制で昼間しか生徒がいない高校で必要なのか甚だ疑問である。デザイン性を考慮すれば置きたくなるのはわからないでもないが、税金を投入する以上費用対効果について慎重に検討願いたいところだ。

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普通教室廊下(C棟1〜3F)

廊下の教室側には生徒数分のロッカーがつくりつけとなっている。旧校舎では市販のロッカーを廊下に並べていたが、サイズが小さく(ホテルの金庫程度)使いやすいとは言いがたかった。ただ、この新しいロッカーも高さがやや大きく、最上段の下端は目測で140cmほどの高さにあり(写真は身長170cmの筆者が直立の状態で撮影した)、女子生徒には少々使いにくいのではと思える。このあたりが設計の限界だろうか。

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普通教室(C棟1〜3F)

普通教室の床もフローリングとなっており、コンクリート打ちっぱなしの壁面とともに素材の質感を生かした構造となっている。旧校舎時代に比べるとやや広くはなったが、それでも前後方向はやや窮屈に感じる。

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教室天井のエアコン(C棟1〜3F)

空調設備は旧校舎とほぼ同様のガスファンヒータのほか、このようにエアコン(冷房専用?)が設置されている。

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太陽電池パネル(C棟屋上)

C棟屋上には太陽光発電の設備が設置されており、最大で20kWの発電量が得られる。(写真はD棟屋上のプールから撮影)

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