アメリカ・フィラデルフィア在住のインプロヴァイザー
牧原利弘 percussion 来日公演
(トシ・マキハラ プロジェクト 2004)
TOSHI MAKIHARAという名前でアメリカやヨーロッパで活躍している、フィラデルフィア在住のパーカッショニスト牧原利弘は、スチール製の片面のスネアドラムとシンバル一つという、極限まで単純化したセットを用い、手、指、ブラシ、スティック、マレットなどで叩きながら、肘、足などを使って音をコントロールしていく独特の奏法で、即興演奏を行っている。牧原利弘 web page [Toshi Makihara
Percussion, Sound & Performance Media](英語) | 日本語エッセイ
牧原は、その高校時代にドラムの豊住芳三郎に師事し、卒業後、1978年に渡米してフィラデルフィアの大学で打楽器を専攻する。以後26年間、近くのニューヨークの音楽シーンともリンケージしながら、ヨーロッパフリーのミュージシャンや、アメリカの即興音楽シーンのミュージシャン、パフォーマンスアート、ダンス、演劇といった分野のアーティストともコラボレーションを続けてきた。現在はフィラデルフィアのコミュニティーセンターのスタッフとして働きながら、町の新しい音楽の動きの、中心的な役割をはたしている。
80年代、ニューヨークで牧原と知り合ったパーカッションの風巻隆は、今回、牧原の来日コンサートをサックスの松本健一とともに共同で企画し、松本が4月6日の入谷「なってるハウス」(牧原利弘perc、松本健一sax、河合拓始piano、風巻隆perc: 8時〜2000円)のライヴと、14日の「スーパーデラックス」でのライヴをセットし、風巻が3日の新宿「シアターPOO」でのセッションと、10日の大磯「すとれんじふるうつ」(8時〜2000円)でのデュオを企画した。
4月3日のセッションは「インプロヴァイザーズ ネットワーク」というタイトルで、風巻が80年代から折に触れて共同作業をしてきた即興演奏家や、東京の音楽シーンで独自の活動を続けるミュージシャンに声をかけて実現したセッションで、松本をのぞいて牧原とは初の共演になる。当日は、それぞれが指名した共演者と、デュオからカルテットまでのさまざまな組み合わせの演奏が繰り広げられ、演奏へのアプローチの豊かさや、即興音楽の面白さといったものが、わかりやすく伝わってくる、見所、聴き所てんこもりの、楽しいコンサートになりそうです。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇牧原利弘とのメールのやりとりインタビュー 聞き手:風巻隆 編集:松本健一
◇◇◇◇◇◇◇◇◇フィラデルフィアの牧原利弘 BY 風巻 隆 (フライヤーtext)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇4月3日のようす
2004/4/3(土)「インプロヴァイザーズ ネットワーク」
@新宿シアターPOO 03-3341-8992