たっくんのボードゲーム日記

No.156
ビブリオス
Biblios

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約30

ルール難易度
普通、特に難しい点は無い
日本語化
不要




小さいボードに5色のサイコロが乗っています。



サイコロなんだけど、このゲームでは一切振りません。
単に5つの分野から得られる勝利点を表している。

最初は全部3点ずつ。もちろんゲームの途中で変化します。


カード。5つの分野に対応しています。



カードの左上に書かれている数字は価値(勝利点ではない)。

要するに、このカードを集めてそれぞれの分野で最も価値ポイントが高いプレイヤーが
勝利点(サイコロ)をゲットできるというわけ。


たとえば青の分野で、左のプレイヤーは合計6ポイント。
右のプレイヤーは合計7ポイント。




なので、右のプレイヤーが青のサイコロを獲得して
目の数字がそのまま勝利点になる。よって3点。




そのサイコロの目を変えられるカードが、この「教会」



右上に描かれているサイコロの個数(1~2個)だけ
好きなサイコロを、左上の数字だけ上げたり下げたりできる。


さて、ではゲームの流れ

このゲームは大きく2つのラウンドに分かれていて
1.カードの配布
2.カードの競り

この2つのラウンドで出来るだけ価値の高いカードを多く集めることを目指します。

まず1.配布

手番プレイヤーはカードを山から1枚引きます。



ちなみにこれは、お金カード。2ラウンド目の競りで使います。


このカードを

①自分のものにする



自分のものにできるのは1手番で1枚まで。
自分の前に伏せて置きます。

②共通の場に置く



枚数はプレイ人数 -1 まで。オープンにして置きます。
これは他のプレイヤーが獲得できるカードになります。
手番プレイヤーの左隣のプレイヤーから順に選んで取ります。

そして
③競り用に取っておく



これも1手番で1枚まで。競りラウンドに持ち越すカードになります。


こんな感じで、手番を交代しながら全カードを配布します。

ちなみに、教会カードを獲得したらその場で獲得した人がサイコロの目を変化させます。


全てのカードがそれぞれのプレイヤーの手元と競り用に配布されたら
競りラウンドに入ります。

競りラウンドでは、まず競り用に分けられたカード山をシャッフルして



1枚ずつめくる。

順番に左隣の人より高い値をつけていき、落札します。
支払いは、最初にちょっと出てきたお金カード。



おつりは出ません、使ったお金カードは捨て札にします。

入札されなかったカードは捨て札になります。

こんな感じで全ての競り用のカード山のカードが獲得されるか
捨て札になったらゲーム終了。

5つのそれぞれの分野でトップの価値を持っている人がサイコロ(勝利点)を獲得します。



最も多くの勝利点を獲得した人の勝ち。





Steve, Finn
プレイ記



エースくんと対戦。




俺の手番、1枚引く。1金かぁ・・・



オープン




よっしゃぁ、2金ゲット!




教会は、競り用に仕込んでおく。



まだ序盤だし、どの色が有利とか分からないので
「数字を上げられる教会が仕込まれている」という情報で
優位に立ったと思うことにする。


その後、よしよし、今度は3金ゲットだぞ。




教会が回ってきた、どうすっかな。




1枚も持ってない青を下げるのも、なんかあからさまなので
ここは赤を下げてやるか。



金がガンガン貯まる。



プラスの教会をたくさん競りに仕込んでるから
競りフェイズでは、それを狙って競り落として
自分の勝てそうな色をどんどん上げよう。と思った。


青は一度俺が2に下げたのだが、エースくんが3に戻した。



さては、青集めてるな・・


俺の手番、おー、いい引きだ!よっしゃ




第1フェイズ終了

俺の布陣はこんな感じだ。



狙いはもちろん、緑と茶色。ここでなんとしても勝つ!


さて、競りフェイズ。注目の1枚目。



青の4か。

かなり良いカードだけど、俺は集めてないから要らない。
しかし、エースくんは集めている。

たぶんそれなりに欲しいことだろう。

4金まで吊り上げておいて、、さも苦渋の決断のように見せかけて

降りる(笑


次、緑の1か。



緑はたくさん持ってるから、エースくんが買わないのであれば
俺も敢えて取りには行かない。

このカードは流れる。


そして、来た!仕込んでおいた勝負カード。



このときのサイコロの状況



俺「じゃ6金で」

エースくん「まじっすか?じゃパスです」

よーし、青を下げていじめてみる。

エースくん「・・・」

もうバレバレ(笑


茶色の4。これはもちろん全力で取りに行く!



エースくん「まじっすか?なんでそんなにお金もってんすか?」


次々現れる、仕込んでおいた教会。



エースくんに5金までつりあげられたので、さすがにここは譲っておく。

まぁ、5金も吐き出させれば御の字だろう。

エースくん「じゃ、青3に戻しますよ」




競り終了。。

サイコロの最終結果。



茶色がかなり美味しい(そうなるように仕込んだ)
オレンジと赤はかなりカス。

エースくんも捨てまくってたのだが。。

俺は一応、念のため赤もオレンジも1枚ずつ残してある。



さて、どうなったかというと。エースくんはオレンジも赤も全部吐き出してて0枚。



つーわけで、おこぼれ的に3点ゲットに成功。

1のカード2枚だぞ(笑


青はさすがに、エースくんのもの。



まぁ、マイナスの教会でさんざんいじめてあるのでw

もちろん緑と茶色は順当に俺がもらう。



圧勝!



評価・・・

「写本と修道士」の復刻版みたいな感じで再販された本作であるが、、

面白い!

カードゲームとしてはフェレータ以来のAを付けようかと思う。

カードゲームって大体がお手軽に遊べる好ゲームが多いんだけど
なかなか突き抜けない壁みたいなものがあるんだけど
このゲームは、見事に突き破ったって感じだ。

写本と修道士は遊んだことなかったけど、内容的にはたぶん同じはず。。

絶妙なカードバランス、分配フェイズのジレンマと引き運。
そして競り。

2人で20~30分という短い時間の中で、相当に密度の高い満足感がある。

最小のボードにサイコロ5つとカードだけでこれだけの面白さを出したというのは
本当に見事としか言いようが無い。

写本と修道士では、サイコロが全部同じだったのでボードが必須だったようだが
本作ではサイコロがきちんとカードに対応した色になっているので
ゲームとしてはボードすらなくても成り立つようになってる。

そして本を開けるかのような箱のデザインといい、カードのデザインも雰囲気があって良い。
ちょっとサイコロがチープな感じもするけど、まぁ許容範囲でしょう。
それよりも色分けされて見やすいのは非常にいいと思う。

ルールも難しくないし、面白さも分かりやすい。
なんといっても競りだからね。非常に盛り上がる。
加えて、2人からできるようにデザインされている競りゲームってそんなに多くないので
そういう意味でも貴重な1作。

メディチ対ストロッチなんかとはまた一味も二味も違う面白さがある。
重くないし収束性も素晴らしいので、繰り返し遊ぶのにもいい。

こういう名作の復刻はどんどんやって欲しいなぁ。




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