血栓って知ってますか?

「 死因のトップは血栓症!!ガンより怖い血栓症!!」 


この、HPを見ていただいている方は、血栓をもうご存知と思いますが、「血栓て何、どうしてそんなモノが血の中にできるの」と、言われる方もいると思いますので、簡単にご説明します。

日本人の死亡原因の第一位はガンであり、第二位は心疾患、第三位は脳血管障害です。ところが二位の心疾患の90%は心筋梗塞、三位の脳血管障害の70%は脳梗塞であり、これらを二つ足せば、いわゆる「血栓症」が日本人死亡原因のトップになるのです。

高血圧、糖尿病、高脂血症、などから動脈硬化体質へと進み、脳梗塞、心筋梗塞になる人が、年々増え続けていることがその要因です。

血栓症は、徐々に進行していくガンと違い兆候が見えにくく、突然、重篤な疾患を起こし、心筋梗塞や脳内出血などで死に至るケースも少なくありません。

しかも血栓症は急速に低年齢化し、脅威は私たちに身近なものとなっています。本当に怖いことです。

最近は、エッ!!あの芸能人も(♪スバラシ〜イィ・・♪YMCAェ〜を歌う人、スーさんと釣りをする人、トビます!トビます!の人)、といわれるほど健康的に見える人、私の大好きなオリンピック野球監督、早い回復を願っています。

脳血栓(脳梗塞)は血栓が大きくなるまで、ある程度の時間がかかります。そのため当人には気が付かないことが多く、周囲の方が気をつけて、箸を落としたり、つまづきやすくなったり、軽い運動障害が現れたら、疑ったほうがよいと思います。

治療が早いほど効果的です。気がついたら、専門の先生に診てもらうことです。

いわゆる隠れ脳梗塞(一過性脳梗塞)は40代で4分の1の人、60代で半分の人、70代ではほぼ全員にできるそうです。

血管は、体のすみずみへ酸素や栄養を運び、体内に溜まった老廃物を運び出す生命活動のパイプ役を担っています。

心臓や肝臓などあらゆる臓器を覆う血管、また血管そのものにも張り巡らされた毛細血管を血液が通って、滞リなく環することで体内の新陳代謝は行われています。

血栓とは、血管の中にできる血の塊のことです。もし、血栓が血管をふさいでしまうと、そこから先に血液が行かなくなり、細胞へ酸素や栄養分の供給がストップしてしまいます。 その結果、細胞組織は壊死してしまいます。

これが心臓の血管に起これば心筋梗塞、脳の血管に起これば脳梗塞となります。

最近、みなさんが耳にする、新聞やテレビ等で報道されているエコノミー症候群(ロングフライト血栓症と言う)は、まさに血栓が詰まる肺動脈血栓症です。

サッカーの有名選手がかかったことで記憶している方もいるでしょう。(日記のページにも書いてありますが、その後このチームは私と同じモノで対処しています。)

また、手術後の安静時に、これと同じ状態になり亡くなられている方が多くいます。その病気や怪我による死亡ではなく、体を動かさないことによって、足にできた血栓によってですです。

長距離のフライトは、2時間ぐらいの目安で遠くのトイレなどへ歩くことが、防止法です。

                                
  
それでは血栓ができる過程

通常、血管が損傷して出血が起こると、まずその部分に、血液中の成分の1つである血小板が集まってお互いにくっつきあって固まります。

次に、血漿(血液中の血球成分を沈殿させた後に残る上澄み液)に含まれるフィブリノーゲンと言うタンパク質が活性化されてフィブリンという繊維素に変わります。

そのフィブリンが血管の壊れた箇所をしっかりと止血して、それを土台にして、破れた血管壁の細胞が増殖し、血管が修復されます。

このフィブリンが、いわゆる血栓の正体です。さて、このままでは血栓が血液の流れを阻害してしまいます。

しかし、私たちの体には用済みとなった血栓を溶かす仕組みが備わっています。それが線溶系という仕組みです。

通常、血液は固まろうとする凝固系の働きと、血栓を溶かそうとする線溶形の働きとがバランスを取り合っていますが、この線溶系の働きが低下すると血栓が生じやすくなり、一方線溶系が活発になると出血を起こしやすくなります。

血管内血栓のできる理由

血管が切れなくても、同じ現象が起きます。

血管の内側にある「内皮細胞」が一面覆っています。これがしっかりしていれば問題がありませんが、この細胞がはがれて、コラーゲンを含む血管壁が露出すると、血小板が活性化され、どんどん集まってきてくっつき始めるのです。

そうするとヒィブリンも出てきます。この血魂が大きくなり、ついには、血管をふさいでしまうのです。

その原因は、血管は大脈動からだんだんと体の隅々まで枝分かれして行きます。その時、枝分かれする分岐点で内皮細胞がはがれる障害が起こります。

それは血流が早い状態が続くと、川のカーブしているところと同じように乱流が発生し、堤が削られるのと同じように内皮細胞が障害を起こすのです。

                                

血管の中で血栓ができるのは、決まって血管の枝分かれしているところです。では、血管の中で血流が早くなるというのは、どうして起こるのでしょう。

その原因は、動脈硬化を起こす危険因子の高血圧、高脂血症になったからです。だから、高血圧などの治療が早急に必要なのです。


血栓を溶かす仕組み

血栓ができると、ヒィブリンに反応して内皮細胞からt−PAやu−PAが血液中にあるプラスミノーゲンという物質を活性化して、プラスミンという酵素に変換されます。

このプラスミンが血栓の正体であるフィブリンを溶解します。酵素とは体内における化学反応を促進する物質です。

血栓症の治療

治療薬には、プラスミノーゲンを活性化させる働きのあるウロキナーゼという酵素が用いられていますが、このウロキナーゼは人間の尿からごくわずかしか抽出されない物質です。十分な血栓溶解を行うには大量の尿を必要とします。現在では遺伝子操作による培養法で作っています。

しかし、いずれにしても薬の薬価が高くなる(1回ウン十万)という問題があります。また投与量を間違えると、血管を溶かして内出血を引き起こす副作用があるので医師が慎重(ある、現職中に亡くなった方も、量を間違えたのではないかとウワサされました。)に行っています。

次のページに、どのような仕方でこの血栓に対処しているかが書いてあります。

血栓を取りぬくことは、これからの自分の体をコントロールし、人生を有意義に過すために、また、家族やまわりの方がその病気での看護や、大変な出費や苦労も取らなくてすむようになります。

上記に書いてある、隠れ脳梗塞(一過性)が気になる方は本格的脳梗塞にならないようご注意ください。早めに診てもらうことです。

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