さて、今年も「うなぎ会」の季節です。
今回で3回目となりますが、既に中部、関西組のお茶目も伝統となりつつ有りますなあ。
朝6:30分、大津SAに集合しますな。 暫く待つと続々と刀がお集まりになります。
おや、到着するやいないやバラしだしてる人が居てるじゃないですか...
どうも高速道路の途中で止まっちゃったそうでんな。 しかも路肩を暫く押してきたそうで。
電気系トラブルという、まあ、旧車にはありがちな割りには致命的な問題。
幸い復活して大津まで来れたそうでして、先ずは目出度い。
つうことで皆で原因探し。 とは言うてもテスターもないし本格的なのは無理。
取りあえずバッテリーターミナルを磨いて、メインスイッチ下の配線チェック。
でも症状を聞く限りはレギュレーター臭いよなあ。 どうにもならんよなあ。
こういう時は古参の刀乗り達は過去の故障自慢大会を始めてしまうのであった。
無論、現状に置いては、そんな物は全く役に立たないのである。

まあ、なんとかなるかあ。 出発。
養老まで走る。 例年どうりお茶目大会になるが、やはり調子の悪い1台は
ストレスが溜まるようです。 こっちはお構いなく限界解除装置とラジアルタイヤの
おかげで楽しみまくる。 ノーマルキャブ&輸出用マフラーの組み合わせでも
結構いけるやん。 乗り手の性能がもっと高ければ良いのだが、どうも根性が足りない。
進入でついブレーキ掛けちまうのだ...(基本はスローイン!)
そのままでも問題ないんだがねえ。 ライン取りも悪いし...
でも「通常の3倍で接近」くらいは行ってるから、そろそろ赤く塗ってもいいかも。

なんやかんやで養老で休憩。 やはり、電装系がおかしいようです。
まあ、心配しても仕方がないし、行っちゃえ!!

走り出してすぐにカッ飛んでいく。 おーー頑張るなあ。
おーー減速したなあ。 アクセル揺るめたんかなあ? おーー遅れて行くなあ。
あ、見えなくなっちゃった。 合掌...

つうことで1台リタイヤしたものの上郷で無事に?中部組と合流。

さあ噂の油冷バトルだ。 コレは見学せねば! 
油冷速すぎ! アレ反則!! 仕方がないから空冷でTOPをめざそ。
なかなか良いポジションに付けてまして、コレは貰ったかな?
油断大敵、あっさり行かれてしまいました。 19インチに! うーむ。
つうことで、空冷では2位、総合3位でチェッカー?? 

関東と合流して総勢29台でウナギ屋に向かいます。
もちろんこの間は千鳥で大名行列状態ですから思いっきり目立ちます。
つーか、ちょっと引くかもしれん...

今回はウナギ屋さんが近いので迷うこともないし、予約もバッチリだから待たされることも無し。
駐車場もバス用の所に固めて置かせて貰えたしね。

やはり浜名湖のウナギは美味しいですなあ。 柔らかいし、肝すいも美味しいしね。
喰ってる間はみんな静かですし... 食後のコーヒーでくつろいで誰も動こうとしない。
やっぱり往路はしゃぎすぎたかなあ? 関東も同様だったみたいですしな。

つうことで、資料館はカット。 うわわあ、零戦見たかったよお。(泣)
だだをこねても仕方ないからグッと諦める。 いいさ、ツーリングで来ればイイのさ。
いつか各務原、浜松と空自巡りしちゃろ。

近場の峠まで移動。 勿論これまた大名行列状態です。 
すれ違うバイクは大抵呆然と眺めておりましたな。

 パーキングが刀で埋め尽くされております。
壮観というよりも呆れてしまいます。 気の向いた人は走ってね、とのことだが
最初はみんな遠慮して走らないのだ。 でも誰かが走り出すと続々と続くのであった。
うずうず... うずうず... うずうず... 走るっ!!

年甲斐もなく峠を攻めようとするオヤジであった。 
京都の赤い刀と一緒に走り出す。 先ずは後追いである。 知らない峠だしね。
うん? ゆっくり走るなあ... タイヤ暖まるまで押さえるのかな?
どうもそういう訳ではないらしい。 よしコレはコッチのが速い。 抜いちゃろ。
抜けーーん!! せまーい! 強引に抜くにはコーナー2.3個併走になる。
危ないやん。 つうことで諦めてあおるだけにしとくのだ。(根性悪だあね)
さて、右コーナー。 どわあぁぁぁ!! 刀が2台連なってこっちに来る。
よりによってこのタイミングで、はらんでくるかあ? 

びびって、誰か(特に、はらんだ側)が転倒してたら
仲間内の多重事故という洒落にならん状況でしたが、幸いパニックブレーキで避けるほどでもなく、
全員がそれなりに経験を積んだオヤジであったこともあり軽く行き違う。

さて、戻る。 今度は先逃げです。 先程の例もあるし慎重に... 行けーーん!!
後ろからあおられ倒す。 後ろは気になるし道は読まなきゃならんし、操作が雑になるし
ラインは間違うし散々です。 おまけに減速でFブレーキロックまでやらかす。
プレッシャーに弱い奴なのだ。 でも同じように抜けないらしい。 道、狭いからねえ
つうことで引き分け。 2本目行く体力が無いのでそのまま休憩。

刀を1列に並べて記念撮影。 もっとも駐車場の長さが足りずに一直線は無理でしたがね。

その後帰路へ。 帰りはたらたらと走って無事に帰宅したのでした。

F氏特別寄稿 もうひとつのうなぎ会
今日は、5時半に人間は起きた。
6時、朝もやの中、刀を目覚めさせる。
「キュルルルボボボボ」セル一発。エンジンの掛かりは絶好調。
「人間の目覚め悪いが、今日の刀はご機嫌だぜ!」
目指すは浜松うなぎ、まずは大津SAに向かうぞ!
吹田ICで高速券を取り、さあ行くぞ!と気合一発
アクセルを捻り上げた。
FCRから聞こえるシュルルルと言う音とともにバイクは加速する。
ギアは3速!スピードメータの針はうなぎ昇り!
80、100、120、140、120、あれ?
いきなり失速。
100、80、60、40、20、0。
遂に路肩に止まった。
車載工具を広げ、バイクを見る。
そして自分が勤める会社の工場に習い、指差し呼称を始めた。
燃料ヨイカ、ヨシ! キーはONか、ヨシ!
ヒューズは良いか、ヨシ! Nランプは付くか、ダメ!
あちゃ〜、電気系か!一番の苦手分野やなぁ。
(私の仕事は機械系。専門は材料と応力と放射線。)
そうして時間は刻一刻と過ぎていった。

大津出発タイムリミット7時まで残り45分!

待ち合わせ時間まであと45分、時間は刻一刻と過ぎていく。
バイクをあれこれいじっていると、一台の刀がえらい勢いですっ飛ばしていく。
と、思ったら少し前で停まってくれるではないか!
「あ、こりゃあ、うなぎの人やな。」と直感でピンと来た。
そしたらどないだ、これまた不思議なことに、ライトスイッチをONにしたら、Nランプが付くやないか!
こりゃしめた、押しがけ一発(ファイト一発?)、エンジンが掛かった。
早速、さっきの刀の人のところまで行くと、それは黒川さんやった。
とりあえず事情を説明し、大津SAまで走る事にした。
このさい、アイドリング時のタコメータが、4〜6000回転を指すのは忘れよう!
大津SAまでは何とか無事にたどり着いた。
タコメータが常に踊り狂い、ライトがピカピカするのはご愛敬か?
エンジンの吹け上がりも妙に気まぐれ。う〜ん、キャノンボールは脱落か?
大津SAに行くと既に皆集まっている。ことの顛末を話し終わるまでもなく、
私の刀は皆さんの手によってバラされ始めていた。
とりあえず、バッテリー端子を磨いて、大津SAを出発!
ところがどっこい、またまた路肩駐車。よくよく見るとライトスイッチがOFFだった。
ライト点灯、エンジン回る、よっしゃ行こか!
そこから養老SAまでひた走る。私の750刀は調子良ければ、180kmメーターを振り切るが、
調子悪いときはせいぜい120km。しかし皆そんな私を置いて、はるか彼方に消えていったのだった。
そんなこんなで養老SA到着。
思えば私の「うなぎ会」はここで終わったも同然だった。

養老SAで休憩をとる我々関西組の心は、もはや浜松にしか向いていなかった。
しばし休息のあと、養老SAを出発。時間は8時を少し回った頃だろうか。
中部組(かなり激しい方が多いと聞いてます)との待ち合わせ場所、上郷SAを目指す。
養老SAから出て行くとき、皆道を譲ってくれ、私が頭になった。
「ここは一丁、816刀+FCRの実力を見せたろかい!」
と色気を出したのが間違いだった。
SAを勢い良く飛び出し、アクセルを今まで以上に捻り上げた!
100、120、140、160・・・
スピードメータの針がほぼ真上を指す頃、タコメーターの針が突然0を指した。
同時に強烈なエンジンブレーキが私と刀に襲い掛かかる。
何!何だ!どうした!
状況を理解するのに時間は掛からなかった。
電気が完全に逝ったのだ。
'I need Spark!'
私の「うなぎ会」は終わった・・・。