高取神社高取山(神撫山)

神撫(かんなで)の宮

剣と雷の大神・豊穣の姫神・白龍大神の坐します御宮

  山麓の市街地から山頂まで往復1時間の健康づくり

海も山も遠くの街も 遥かに見渡し 広い空を見上げてみましょう

 

10月9日(旧9月9日)は健勝長寿を祈る重陽祭

高神瀧御例祭は10月23日に斎行申します

      神社紹介などは、http://www.hyogo-jinjacho.com/data/6301161.html もご覧下さい。

          季節、折々の様子などは、 http://blogs.yahoo.co.jp/takatori192oo7  でご紹介しております。

                          (更新・平成28年 9月25) 

  高取神社特殊神事鳴釜式御祈祷を御希望の御方は必ず予約なさるように願います

長田側参道の山への登り口は通常通行できるようになりました。

   御社殿と青空    境内の桜花    境内の紅葉                 

                               桜花の冠1           

                      

                         目次    高取山・高取神社の御案内           (更新・平成28年 7月31日

                      御祭神

                     問い合わせ案内

                     祭典案内

                     授与品・神札・お守り

                                           神輿の画像と高取神社・高取山の近況     (更新・平成28年  9月25日

                     山麓参道口の風景と折々の風景       (更新・平成28年  4月  4日

                      境内・周辺の風景                  更新・平成23年 11月18日

                        願い・祈り・繋ぐ

                                                      ……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 

 神戸の高取山は、長田区の中北西部に位置する標高328.8Mの独立峰です。古くは、「神撫山(かんなでやま)」と呼ばれ、古来からの信仰の山として知られます。山中には、あちこちに多くの社祠石塚が見られ、信仰の広がりを感じることができます。山頂一帯と山腹の一部は、高取神社の境内地で、山頂に程近い御本殿を中心として、多くの社祠があります。

 山林は、植樹された部分を多く含む雑木林で、春には、サクラ・ツツジ・フサアカシアなどの花が咲き揃います。又、野鳥の種類も多く、意外な近さでホトトギスの声が聞こえたり、コゲラの旋回が見られたりします。

 山麓の市街地に近いこともあって、毎日登山の山としても親しまれており、早朝は、午前三時頃から、登山参拝者の方々が来られ、休日の日中などは、家族連れや団体登山の方々などで賑わいます。山麓から山頂まで、徒歩で30分程度。海岸近くからでも徒歩で1時間程度という距離感は、気軽に登山登拝するのに丁度よろしい様です。

 山の東南面である、長田・西代・板宿方面からの神社参道(登山道)は、舗装されており、道標や外灯も整備されています。

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  高取山本宮  高取神社 通称 高取稲荷大神 ・ 高取さん ・ 高取大明神                     

                           

                                                                高取神社 本社拝殿 御前

 

神功皇后(じんぐうこうごう)が世の中の安泰を祈願なされて「武甕槌尊(たけみかづちのみこと)」をお祭りになられたことを御創祀とする古社と伝えられ、平成13年には、御鎮座千八百年記念大祭が斎行されました。 

 天平年間に至り、兵庫の築港と周辺開発を行った行基が、兵庫の津から仰ぎ見られる高取山に、開発の守護神として「豊受姫命(とようけひめのみこと)」をお祭りなされたことを「高取稲荷大神」の御創祀とします。

上、御二柱を併せ奉って「高取大神」と尊称申し上げ、国家鎮護・家内安全・産業商業の安全発展などの守護神として崇敬されます。

 四方を遠望できる高取山頂(標高328.8m)一帯を神域とし、遠近多くの方々に広く親しまれています。

 

          高取山頂一帯(中央部右建物が高取神社御本社)

           高取山頂一帯航空写真

  古来、旧西代(にしだい)村(現神戸市長田区中西部の西代一帯から北にかけて、高取山を含む地域・現在の氏子区域は、高取山町・大谷町・長尾町・平和台・五位の池町・庄山町・山下町・戸崎通・西代通)の本来の御鎮守・氏神様のお宮として崇敬、護持されて、現在に至っておりますが、古くより、遠近の漁業者・農業者方々からの崇敬も篤く、やがて、商工業、諸産業、更には、生活全般をお導き下さる神様としての崇敬も広がり、明治時代中頃よりは、崇敬者は全国に亘るようになりました。

 

  本殿御祭神 武甕槌尊(たけみかづちのみこと)

            豊受姫命(とようけひめのみこと)〈高取稲荷大神〉

 ● 御神徳 (御利益) … 国家鎮護 国土経営 産業安全発展 家内安全 

              家運隆昌 交通安全 海上安全 厄除け 懐妊安産  

                      御神影1   

 

               御神影2

          豊受姫命(とようけひめのみこと)・武甕槌尊(たけみかつちのみこと)

 

 

       その他の御祭神  石切剣箭大神 ・八幡大神・ 金高大神 ・ 猿田彦大神 ・ 末廣大神 ・

                                                  荒熊大神 ・ 竈(かまど)神・ 白龍大神 ・ 黒龍大神 ・ 妙見祠 ・

                                                  天穂日命 ・ 豊春大神 ・高神瀧 など 三百余柱。   

 

                       境内概念図

      自動車では、神社境内に至ることができません。

    駐車には、周辺の駐車可能な所をご利用頂いております。

  お問い合わせの際には、「自動車利用での行き方」とお尋ね下さい。

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◎ 交通・・・JR神戸駅山側又は山陽電鉄板宿駅前より神戸市営バスJ系統「長田小学校前」又は「鷹取団地前」下車。山側へ徒歩30分。                     

     (自動車利用の場合は、事前に神社社務所へお問い合わせ下さい。)

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高取山本宮 高取神社 (〒653-0856 神戸市長田区高取山町103-2 /078-611-5925 ・ fax078-611-5958) 

 

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主なお祭  1月 歳旦祭新年祈祷 ・ とんど ・ 厄除け祭              

        2月 初午大祭 (稲荷祭) ・ 紀元節祭 

        3月 上巳の祓え ・ 春分祭                 

        4月 春祭り(第一日曜日) ・ 昭和節祭 ・ 豊春神社例祭                    

        5月 端午節句祭 ・ 先賢顕彰慰霊祭                          

        6月 大祓式                            

        8月 たなばた祭                          

        9月 重陽祭 ・ 秋分祭 

        10月 高神瀧例祭                   

        11月 明治節祭 ・ 七五三詣で ・秋祭り(23日)                       

        12月 大祓式 ・ 除夜祭 

        

※毎月一日は「おついたち祭」 ・ 十五日は「中旬祭」

  御祈祷は、随時、御奉仕申しますが、なるべく、御予約願います。                  

山上のお宮で、交通はやや不便ですが、眼下に神戸の街を見下ろし、風景を広々と遠望できる爽快な所です。

  特殊祭事として、「鳴動式(鳴釜神事・なるかま・おかまたき)」を執行致します。出張祭典も可能です。

古来、「釜鳴り」の音で事の吉凶を占うとされてきましたが、今日でも御祈祷にあわせて執行されます。

その他、地鎮祭・竣工式・清祓え・ご自宅などでの車輛清祓・結婚式・七五三祝儀・厄除け祈祷の他、除霊式・

祖霊祭・神葬祭 など、御依頼によりまして、出張祭典がおこなわれます。

 

  ● 高取神社で授与される主な御神札(おふだ)・守護符(おまもり)

   御神札                        守護符  

   高取大神                       高取大神

   家内安全・家業繁栄                  開運厄除け

   漁業繁栄・安全                    金高大神

   神撫八幡大神                     金一大神

   石切剱箭大神                     懐妊・安産

   金高大神                       健康

   金一大神                       合格守護

   白龍大神                       海上安全

   猿田彦大神                      交通安全

     荒熊大神                       縁結び

   豊春大神(要予約)                  金運

      鬼門除災札                      不浄除け

   竈(かまど)神守護(要予約)                        お福銭

                              清めの御塩

   交通安全       

    など                          など 

 特殊神札として、「鬼門除災札」・「白龍大神之璽」などが授与されます。    

            

        幸せお守り  金高大神 金運お守り

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         高取神社神輿             

                   高取神社神輿(おみこし) 皇學館大學神道博物館収蔵

                    神輿2

 

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      高取山・高取神社の近況

 

 まだまだ結構蒸し暑い時もありながら、吹く風は涼しくなってきました

 ワレモコウはもう暗紅色になり、ススキの穂もよく伸びています。ドングリの実と関係あるのかどうか知りませんが、イノシシの数が増えてきたようで、これは困ったことです。

 来月10月23日には、高神瀧の御例祭。11月23日には高取神社の秋祭り。どんどんと秋が深まってゆきます。

 

                                   

 

                                     山麓登拝口

                   西代より高取山を臨む

                       西代より高取山を望む

            大谷町参道道標    西代側参道道標  

         西代・大谷町の参道起点道標             西代側参道道標

         

                       西代側登拝道案内標柱    

                      西代側 高取山町登拝口

 

          長田側登拝口2   長田側登拝口2

                       長田側登拝口 道標

 

                    折々の風景

 

                        秋祭り献供初穂

                          秋季例祭に献供される初穂

     

                        高取山南面

                               高取山南面

         

          高取山山麓より高取神社

                   高取山山麓より高取神社

 

          高取山山麓より御本社

              高取山麓より高取神社御本社 左上が山頂

 

                h22大鳥居注連  

                     境内大鳥居に懸けられた注連(しめ)

             石切神社八幡神社御本社

                 高取神社本社御本殿 手前は石切神社八幡神社

 

             h230101初日の出

                   平成24年初日の出 (御本社前より金剛山方向)

 

                     yoakenotsuki

                                                    新年明け方の月

 

                  h23日の出

                                平成23年日の出                   

                  

 

                         平成23年献花   

                            平成23年 歳旦祭 献花

 

                                           h24saitansai kenka

                                                平成24年 歳旦祭 献花

         

                          平成25年献花

                 平成25年 歳旦祭 献花

 

                                       h26saitansai kenka

                                                 平成26年 歳旦祭 献花

         

       

                   平成27年 歳旦祭 献花

            

          

                               平成28年 歳旦祭 献花

               

                

                                                平成28年 歳旦祭 献花

     

                    hatsuumasaikitou01

                                       初午(はつうま)祭 御祈祷

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                      平成28年 春祭り 記念写真

 

               

                            平成28年 春祭り 祝詞奏上

 

      

                    平成27年 秋季例祭 浦安の舞

 

             

                                  平成27年 春祭り 参列者修祓

             

              

                                                平成26年秋季例祭

 

                                 h251123syuukireisaisyuhatu

                                                平成25年秋季例祭

 

                  h24秋季例祭修祓

                     平成24年秋季例祭 修祓

 

                     h22akimatsuri1

             平成22年秋季例祭(秋祭り) 宮司玉串奉奠(ぐうじ たまぐし ほうてん)

 

                           h22akiurayasu1  

                                         平成22年秋季例祭(秋祭り) 浦安の舞

 

                浦安の舞1

                       例祭と初午大祭で奉納される「浦安の舞」

 

     端午の節句 御本社前の鯉幟                           拝殿前の「茅の輪」

   端午の節句 御本社前の鯉幟              御本社拝殿前の「茅の輪(ちのわ)

                                                               

                平成22年たなばた

                           御本社前のたなばた飾り・短冊

 

                空は秋模様

      空はもう秋の風情 写真中央辺りは「彩雲」に近い様子になっています。(平成21年)

                           参道途中より日の出

                         参道途中より梅雨明けの日の出(平成22年)

                    

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                                            境内・周辺の風景画像

 

              百度石  

百度石(ひゃくどいし)・深く祈願申し上げる時に、続けて百度参拝する作法があり、その繰り返しの起点のしるしとして設けられています。 

 

              奥の宮 山頂への参道

                           奥の宮 高取山頂への参道

                    境内由緒地 春日神社

                     境内由緒地 末社 春日(かすが)神社

 

             金高神社御社殿東より

                        境内末社 金高(かねたか)神社

                  金高神社拝殿前から遠望

                           金高神社拝殿前から遠望

     

             金一神社

                           境内末社 金一神社

         

             荒熊社

                  境内末社 荒熊大神(あらくまおおかみ)社

            

                    高取山妙見祠

                                高取山妙見祠

 

            天狗石1

          山頂に祀られる天狗石風化しており、往時の様子は分かり難い。

             

                      八幡 石切社1 

                    八幡大神・石切剣箭大神社(蓮池大神御相殿)

           

                        石祠1  

                                  石祠

                    

                        最上稲荷石祠

                かつては神戸・福原の芸妓衆の信仰があつかった最上稲荷祠

 

                     神撫地蔵尊

                            神撫(かんなで)地蔵尊

  

       狐像             狐像2               

       狐像             狐像

       狐像5             狐像7

                                神狐像の様々

    

               高取山頂の碑

                                 高取山頂の碑

               

                         十八丁標石         

                                  本社前の「高取山十八丁」の標石

          

                 大灯籠

                                 大灯籠

                          

                           御本社前階段より市街遠望

                               御本社前の参道階段より市街地

   

       馬場前大鳥居

                          高取神社 馬場前 大鳥居

 

                馬場より参道階段

                               高取神社 馬場前  

                                                                                        

              豊春神社

                  豊春神社 (とよはるじんじゃ) 〈 頭の神様 〉

 

                高神瀧

                            高神瀧 (こうじんだき)                  

                       

       神馬像

                                  神馬像

                   

                            大灯籠夜景

                                      大灯籠夜景

 

      御本社前からの日の出

                                    高取神社御本社前からの日の出

       曙

                             曙(あけぼの)

           秋分の頃の日の出 

                       生駒山の上に出る秋分の頃の朝日

 

       御本社前より大灯籠と友が島

              御本社前より大灯籠 遠景は紀伊半島と友が島 更に右が紀淡海峡

        

                大灯籠夜景

                                 大灯籠点灯

  

        御本社前より兵庫の津方面

                         御本社前より神戸港 兵庫の津方面

 

        境内より神戸港方面の夜景

                              境内より神戸港方面

        御本社前より長田区

                            御本社前より長田区一帯

      

        境内より長田区方面の夜景

                             境内より長田区方面

 

        御本社付近より須磨方面

                           奥の宮 金高神社より須磨方面

        

        境内より須磨方面の夜景

                                 境内より須磨方面

        

                 境内より須磨アルプス淡路島

                    境内西面より須磨連山 淡路島 明石海峡大橋

 

        御本社前より大阪方面

                         奥の宮 金高神社より大阪方面

 

        境内より大阪方面の夜景

                                   境内より大阪方面

                                     

          東の空に昇る月

                  昇る月

              境内より 西神 明石 加古川 方面の夜景

                       境内より 西神 明石 加古川 方面

              

              山頂より北区方面1

               高取山頂付近より北区方面・左奥方は加古川北方の山並み

        境内より北区方面の夜景

                            境内より北区方面

 

        境内より高取山北東麓方面の夜景

                            境内より高取山北東麓方面

 

            境内を通る六甲全山縦走路

                           境内を通る六甲全山縦走路

 

                      月見茶屋飛龍寺間の小道

                          月見茶屋・飛龍寺間の小道

 

                梅雨明けの空

                   梅雨明けの空 下方右端近くの黒点はトンボ

           

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                                         過去の画像 など

      昭和初期の御本社                                          

                 昭和初期の御本社   

     

          高取山頂の「神撫(かんなで)の松」 昭和初期

                     高取山頂の「神撫(かんなで)の松」 昭和初期

            現在の高取山頂

                現在の高取山頂  

 

         西代 大谷町参道鳥居

氏子地域 大谷町にあった大鳥居 (兵庫県南部地震の際に撤去)・ 左の建物は神輿庫・道の奥に道標の石灯篭

   大谷町参道鳥居

 

     浜より見る高取山          

                        駒ヶ林浜から見た高取山(明治〜大正時代)

 

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 願い・祈り・繋ぐ

○ あなたの願いは何ですか

 

あす 如何に ならむは知らず 今日の身の 今日するわざに わが命あり

                                                 (津田 左右吉)

 

 理想を掲げ、希望をもって生きることは、人として、当たり前のこと。まして、この身が遠い祖先からの命を受け継いでいるものだと思えば、日々の努力に何を惜しむことがあろうか。などと考えても、実際は、なかなかに思う様にはいかないで、何だかんだと愚痴っぽくなったりもするのですが、今生きているのは、まさに、この今であり、それが、「次」に続くのだということは確かです。

 「今」を疎かにしては具合が悪かろうと思いながら、何をどうしようかと考えます。よい考えが生まれて、よい方法を思いつくことは、それほどあることではありませんが、とにもかくにも、「今」をしっかりと見据え直すことは、よいことでしょう。

 私達は、遠い過去の祖先から更に未来の子孫に至る中間にいます。「命」は、直接に、或いは間接に、伝えて行くもの。その中で何事かに真剣に向き合う時、必ず、「導き」は示されます。自分達の在り方を確かめ、進むべき先を指し示す「導き」を得ようとするところに、「祈り」は生まれます。

 

近年いよいよに世の中が大きく変化していく中、人の力では制しきれない自然災害も続発しております。

被災された方々の御苦労、今後の困難は察するに余りあり、今も尚、阪神淡路大震災からの復興事業の途上半ばにあります高取神社をあづかります私共も、尚更に憂惧致すところです。

時代の様子は様々ながら、その時期に応じて、「明・浄・正・直」の語で表される生活を実現してゆこうとするものが神道であり、八百万神とも称されます神々は、先祖神であったり、土地神、氏神などであったりなされて、その拠り所として崇拝されます。

神道の思想は、唯我独尊に陥らず、人としてのあるべき姿を包み込んでゆくものです。その当たり前のことを、あらためて確認し、各自がそれぞれに、更に安泰と向上を願う場として「お祭」は斎行されます。

その「お祭」の姿は、自分達の姿であり、それが地域のお祭ならば、地域の姿でありましょう。時代の様子は変化してゆきます。しかし、人が人としてあるべき姿があるということに変わりはありません。

人は万能ではないからこそ、何かを願います。願いが祈りとなり、祈りが研ぎ澄まされた時、そこに新しい力が生まれます。それを神の御加護と呼び、「お祭」は、それを求める行事でもあります。

私達は、心を併せて、力及ばぬ自分に力を与えながら進んで行きたいと思います。 

 

この世界のすべての事は、私たちの生命の連続に繋がります。私たちにとっては、その生命の連続があることで、知られる全ての事柄に接することができるようになるのだと言えるでしょう。

私たちは、その生命があってこそ、世界の中に在る事ができ、自分に対して開かれた世界を知る事ができるのだという事は、当然だと言えば、余りにも当然だと思われるかも知れません。その自分の生命の過去への繋がりを、自分を中心とする生活実感から、「祖先」・「先祖」と呼び、未来に続くものを「子孫」と呼んでいます。

これは、血縁に関わらず、広い意味での呼称として考えるのですが、その二者の中間に、「自分」というものを位置づけ、自分を過去と未来とを繋ぐものとすることが、神道の基本的な立場です。

余りにも当然なことで、全く在るがままの事ですが、その当然であって、普段は取り立てて意識されないようなことの中にこそ真理はあるのです。真理というものは、難しい言葉でなければ表現できないものではなく、ましてや、難解な言葉の中にあるものではありません。

私たちの生命は、生活という枠の中で、様々な様子を見せます。それは、私たちが、そのそれぞれの場面で、どのようにすることがよりよいのかを考えているからでしょうし、たとえ考えていなくても、或いは、現実に生きていこうとしていてもいなくても、自分の周囲への何らかの応対はあるものでしょう。

自分というものは、それが他と区別されるものとして在ることになるその時から、他のものとの関わりを避けることはできず、この世界の生命の連続ということも、一つの関係だということになります。

生命の連続を過去と未来という時間感覚で捉えるならば、そこにいる自分は、先祖に繋がっている自分であり、その生命の根拠を祖先に持ちながら、子孫に繋がってゆく自分です。日本では、先祖をお祭り申し上げ、「祖霊」・「祖神」として崇めてきました。なぜ崇めるのか。今、ここに自分がいるということは、祖先があってのことであり、今の自分の価値をつくり出す根元は、その祖先にもあるからです。

祖先を大切にすることは、今の自分を大切にしようとすることであり、更に子孫を大切に思うことは、また、今の自分の生命からの生命の繋がりを大切にしようとすることによります。

遠い祖先はまた、その現世の目前の事柄から離れたものと感覚されるところから、人知が及ばないと感じられる様々な事柄と関わって、更に大きな霊威を持つ神として崇められるようにもなり得ます。

ここに、日本の神々の大きな根拠があります。今では「唯一神」を崇める一神教の唯一者のことも、日本語で「神」と呼んでいますが、これは、その意味からして誤訳でした。隔絶した唯一者には他に相応しい名があることでしょう。日本の神々は、それが皇祖とされる天照大神であっても、むしろ皇祖であるが故に、私たちには近しいのです。何故ならば、それは私たちの先祖に繋がっているからです。

ただ、神々は、そして祖先は、崇められるものとして考えられます。それは、今の自分を大切に思い、更によいものにしていこうと思う時、その根拠になるところのものは、より確かであり、また、自分を力強く導くものであるべきだからです。

自分の根拠は祖先にあり、更に祖神、氏神にあり、それを意識するとしないとに関わらず、我々は、その許にあって生きているのです。できるならば立派なお祭りをお仕え申し上げようとするわけは、現にこの今、ここにいる自分を、祖先と共に、より優れたものにして行こうとする気持ちがあるからでしょう。

祖先は、子孫によって立派に祀られることで、その霊威を一層高め、その子孫は、霊威の高い祖先に繋がるものとして、益益優れたものとして在り得ることになります。ならば、お祭り事を疎かにすることは、今の自分自身を粗末にしているということになりましょう。

自分を粗末にするとは、自分を意味あるもの、価値あるものとして扱わず、その存在の理由や意味を、自分から認めないということです。

自分を大切にするということは、その拠って立つところを大切にするということでもあります。その拠って立つ所とは、祖先とこの世界ですが、この世界とは、そこにある一切のものと関係の全体についての名です。普段、特に気に懸けていることは、自分の周囲の人間関係かも知れません。自分が自分であると思い始めた時に、そこで既に、その自分は「関係」の中に位置しています。

その関係の中で、「自分」というものは、或る働きを行うことによって、その位置を占めます。その位置は、或る働きによるものであり、その働きの連続と変化とによって、位置も或る経過を辿るでしょう。しかし、その位置は、全く「関係」の中での事柄であり、常に自分以外のものとの関わりがあるわけですから、無制限な自分というものは現実的ではありません。

そのような自分は「本当の自分」ではないと言う人もいることでしょう。私達の先人は、「人」とは何かと考え、「自分」とは何かと考えてきました。そこには様々な表現が生まれましたが、現実に生きている場面で、そこに在る自分は、紛れもない、その時の自分であり、この上もなく現実性を持った自分です。それがどういうものであっても、その時には、それであり、それでしかない。それを、これからどの様にしてゆくのか、してゆかないのか。それを考えるのも決めるのも「関係」の中にある「自分」です。

そして、その「自分」とは、祖先と子孫との中間にあり、中継する位置に在るものです。その自分というものが、本来のところでよりよくなろうとすることは、生きるものとしての自然でしょう。かつて世間を賑わした「堕落」ということであっても、底からの展望の可能性という前提がなければ、人にとって、何の意味もないものです。人は、或いは生き物は、生きることに於いて、可能性を追い求めます。その可能性は、また、生きることの中にあり、その生きるということは、祖先から引き継ぎ、子孫に伝えて行く全ての事柄の基本です。

人の置かれる位置、立場は様々です。或いは、場合によっては、現実に生きることを途中で止めてしまおうとすることもあるでしょう。それは、自らよりよく生きようとしているにもかかわらず、自分の意志によらない困難に対面し、それによって自分の在り方が脅かされて逃れようもなく思われる時、自分の在り方を自分の意識の中に固定して守ろうとしているのであって、生きようとしていることには違いないのです。ただ、その生きようとする意志が、現実の世界の通念的な様式に適合していないところから、全く異質なものとして感じられるのです。

事情はともあれ、現実的な現象としての生命の活動が途絶えたならば、一般には、それを肉眼に見える世界からの一つの消失とします。さて、或る「人」の消失が起こったとして、そのこと自体は、生物として当然起こるべきことが、そこでも起こったということでしかありませんが、それは「関係」の中で、どのように捉えられるのか、その意味するところは何であるのかと問うならば、過去に対しては、その自分の生活を或る時点で止め、自ら過去の内容となったということであり、未来に対しては、その未来の有様についての理由説明の要素となり得る事柄の幾つかになったのだと言えるでしょう。

つまりは、自分というものは、或る結果であり、更に或る起因であるといえます。そうであればこそ、「自分」は中間の経過点で働くものであるのです。「過去」といわれることは、現在から見た過ぎ去った時と経験であり、それが自分自身の直接の経験によることであろうとなかろうと、或る現在から解釈されます。そして、その解釈は未来に投影されます。

この現在にいる自分から見て、それがどのように解釈されるのかは、その「現在」がいつであり、どのようであるのかということによって変わってきます。過去に有った事柄は、更に過去に有った事柄と未来とに関係し、過去への解釈と未来の事柄に繋がります。「自分」とは、今、そこに在って、絶えず繋ぐものであるのです。