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林ゆたか(YUTAKA HAYASHI)

          
目次
生い立ち
プロとしてそしてビレッジ・シンガーとして

奈美悦子との結婚
離婚後
高樹蓉子との共演


生い立ち

 生年月日:1947年2月24日
本名は林温(はやし ゆたか)、生まれは長野県松本市であるが、家族の疎開先であったため、2歳のとき東京に移った。
疎開から戻った後、東京の目白に住み、やがて弟に恵まれる。それまでは上に兄が2人いた。父は床屋を営んでおり、その関係で大通りの商店街に住んでいた。このため、遊び場はいつも商店街の大通りであった。
性格はヤンチャ坊主で、人に扇動されて何かをやるのがやで、自分が先頭に立って行うのを好む性格だった。小学校時代の得意科目は体育、音楽、社会科だった。4年生の学芸会では初めてドラムを叩いた。これが後々ドラマーとして活躍するきっかけかどうかわからないが。
小学校6年生のとき郊外の石神井に引っ越した。小学校の卒業式の謝恩会で名演技を恩師に披露した。
中学校は石神井西中学校に入学した。ここで卓球部に所属していたが、選手として一度も出場しなかった。中学校時代はまじめに勉強しようとがんばったが長く続かず、中学2年になるとしばしばジャズ喫茶に通っていた。中学3年になるともはや聞いているだけでは我慢できなくなり、ギターを買って独習し始めた。お手本はウエスタンやポール・アンカーだった。
高校は城西高校に入学し、同級生の中には木の実ナナがいたが、1年で中退した。その頃の林ゆたかはどうしても音楽の道へひた走りたく、とうとう渡辺プロの門を叩くことになる。

プロとしてそしてビレッジ・シンガーとして
林ゆたかのプロになる熱意が届いたのか、渡辺プロに採用され、バンドボーイとして、寺本圭一とカントリー・ジェントルメンの一員となった。林ゆたかはこのとき15歳で、両親からは独立し、兄の家に下宿していた。月給は7千円(その当時)でやりくりも大変だった。使いに行くための交通費を浮かしたり、バンドのファンからの差し入れをもらったりして何とか生活費の足しにしていた。彼自身、日本一のバンドボーイになろうとまめに良く働いた。
だんだんこの世界に慣れてくると、親しい他のバンドボーイの伝で、ブルー・コメッツのジャッキー吉川からドラムを習うようになり、これがきっかけで、ドラムに打ち込むようになった。そうして1年が経つと、カントリー・ジェントルメンのドラマーが辞めたため、林ゆたかにおはちが回ってきた。そこで初めて舞台に立ったのが日劇のウエスタン・カーニバルだった。その舞台ではちょうど西郷輝彦がデビューした頃だった。
しかしながら、カントリー・ジェントルマン、ニュー・フォークシンガーズ、カントリー・オール・スターズと転々とし、来る日も来る日もドサ周りばかりだった。このとき出会ったのが小松久だった。
彼とは意気投合し、北海道の巡業から帰ると、森おさむや南里孝雄を加えてビレッジ・シンガーズを結成した。そのビレッジシンガーズは1967年に南里と森が退団し、代わりに清水道夫、小池哲夫、笹井一臣が加入した。
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奈美悦子との結婚
そのビレッジ・シンガーズがヒットしていた頃、レ・ガールズで活躍していた奈美悦子が林ゆたかに一目ぼれしてしまった。彼女は林ゆたかにその思いを告げようと、彼とすれ違う間にラブレターを何回もあげた。その思いが通じてか1969年に結婚する運びとなる。
しかしながら、林ゆたかはグループサウンズが下火になると、1970年ごろビレッジ・シンガーズを辞めてしまう。さらに、辞めた後の林ゆたかは仕事が少なく、一方、奈美悦子は仕事がそれなりにあり忙しく、だんだん疎遠になった。その結果1972年に離婚した。しかしながら現在でも仲の良い友達でいるとのことである。
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離婚後
ビレッジ・シンガーズを辞めてからの林ゆたかは悪役から屈折した若者まで色々なドラマの俳優をこなしていた。しばらくして、俳優業から引退し、実業家となり、オールディーズライブハウス「ケントス」を全国展開させて成功した。
俳優業では高樹蓉子と共演した「必殺仕置人」以外にも「必殺必中仕事屋稼業(第8回目)」の「寝取られ勝負」を見た。この作品は必殺シリーズの中で最高視聴率を取った作品でもある。
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高樹蓉子との共演
 「必殺仕置人」で共演している。磐城藩江戸家老の娘のお冴(高樹蓉子)を人質にし、藩を動かそうとした下級武士の多田兵助役をしていた。
      
           「必殺仕置人」より

参考資料
・『近代映画』(1968年7月号)
・日本テレビの波乱万丈伝の奈美悦子編

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