自転車 米式バルブの使い方  2007/6/14製作
買い物自転車用の米式バルブチューブです。左の画像は2006年7月にホームセンターで700円前後で販売されていたものです。チューブ自体はナショナルタイヤ製でした。
2007年6月現在でも入手可能です。ホームセンターの一部店舗で販売されています。「サギサカ(SAGISAKA)」扱いで、中身は"VeeRubber"というタイ製のものです。

一般的な英式バルブチューブは棚の目立つところにあるのですが、マイナーな米式バルブは目立たないところに平積みになっていたりします。価格は英式・米式とも600円前後です。
2007/6/30補足

2007年6月末にホームセンターで入手した26インチ買い物自転車用(26x1-3/8)の米式バルブチューブです。

ホダカ株式会社扱いのもので、中身は台湾"INNOVA RUBBER CO.,LTD."社製、"Made in China"の刻印があります。

ポイントはバルブがナット固定式になったことです。以前のホダカ(マルキン自転車)の米式バルブチューブはナット無しタイプでした。
初めて米式バルブを扱ったときに生じやすいトラブルは以下の通りです。

■空気の入れ方が分からない。空気入れとチャックの種類。
■空気の抜き方が分からない。
■リムに固定する為のナットが無い。
■バルブが真っ直ぐでなく、曲がった状態で取り付けられている。
■チャックを装着するとき、バルブの位置が定まらずグニャグニャしてやりにくい。
■せっかく空気を入れたのに、チャックを外す時に空気が抜けてしまう。
■バルブから空気が漏れる


自動車やオートバイに広く使用されているバルブ形式なのですが、日本の買い物自転車は「英式バルブ」がほとんどなので、「変なバルブが付いている」と厄介者扱いをされてしまいやすいようです。
オートバイに使用されている米式バルブにはネジ溝が切ってあり、根本をナットで固定します。

しかし、自転車用チューブに使用されている米式バルブは「ネジ無し」タイプがほとんどのようです。筒の側面を黒くて固いゴムのような材質で覆われており、固定ナットはありません。

適正空気圧までパンパンに空気が入っていれば、バルブをナットで固定しなくとも、チューブの空気圧によってリムに強力に押しつけられます。

逆に、空気圧が低いままで乗っていると、左の画像のようにチューブの位置がずれてくるかもしれません。
それでは真っ直ぐに直してみましょう。

ドライバーの先端やタイヤレバーの突起などで、バルブの中心にある「空気抜きボタン」を押します。すると、「プシュー」と空気が放出されます。
空気がある程度抜けた後、タイヤの側面を掴んでチューブの位置を戻します。
空気入れで空気を入れます。

特別な機械などは必要ありません。ホームセンターなどで500〜1,000円で販売されている空気入れが使用できます。

ただし、一つポイントがあります。それは米式バルブチャックに対応していることです。
左のような「英式バルブ専用チャック」は、残念ながら米式バルブには使用できません。
【米式バルブチャック】に【英式バルブアダプタ】が装着されているタイプならば使用できます。
「ロックレバー」を起こします。するとアダプターのロックが外れますので【英式アダプタ】を取り外します。
すると米式バルブ用チャックとなります。

チャック中央の突起凸が、バルブの「空気抜きボタン」を押し下げて弁を開けるという仕組みです。
空気を抜いた状態ではバルブの位置が定まりません。

そこで、タイヤの側面を掴み、チューブを押し上げた状態にします。
タイヤ側面を掴んでバルブをリム側に押しつけたまま、チャックを取り付けます。

奥まできちんと差し込んだ後、ロックレバーを倒して固定します。
チャックがロックされているので、もう手を離しても大丈夫です。
指定空気圧まで空気を入れます。

タイヤの側面を見てみると、"INFLATE TO 300kPa"、"INFLATE TO 3kgf/cm2"など、指定空気圧が書かれています。"inflate=空気を入れる、ふくらませる"

買い物自転車の多くは300kPa指定のものが多いようです。

普段は低めの空気圧で乗っている方が300kPaを体験すると、「こんなに入れてしまって大丈夫だろうか?」と心配するほどかもしれません。

逆に、400〜800kPaが指定空気圧のスポーツ自転車に乗り慣れている方にとっては、「まだまだ緩いなあ」と感じるかもしれません。
チャックを外します。

特に難しく考える必要は無いのですが、気がついたら左の画像のような操作をしていました。

親指でチャックの真後ろを押さえ、人差し指でロックレバーを持ち上げて解除します。
すると、「パシュッ」という音とともにチャックが外れます。


ここで「せっかく空気圧計で合わせたのに、空気が漏れてしまった」と考える方もいらっしゃるようです。実際は空気入れ側の高圧タンクから排出されている空気が多くを占めているのではないでしょうか。

気になる方は単体の空気圧計で計測し直す方法や、「漏れる」と思われる量をあらかじめ多めに入れておくなどの方法がありそうです。
バルブが真っ直ぐに直りました。
バルブから空気がわずかに漏れる場合
バルブからわずかに空気が漏れていたとしても、チューブ自体を交換する前にできることがあります。

「虫回し」という工具がホームセンターの自動車(クルマ)用品コーナーで300円前後で販売されています。

また、交換用の内部部品「バルブコア」も販売されています。
バルブコアが緩んでいると、まるで小さな穴が空いたパンクのように、僅かずつ空気が抜けていきます。

そのようなときは、虫回しドライバでバルブコアを「キュッ」と締め直してあげると、呆気なく空気漏れが止まる場合が少なくありません。
米式バルブのメリット
英式バルブでは単体の空気圧計が使えないので、今までは「タイヤを指で押した時の固さ」といった感覚に頼ってきました。

しかし、米式バルブでは自動車やオートバイと共通のバルブになるので、空気圧計を使って数値として空気圧を把握できるようになります。

百円ショップで100円で販売されている空気圧計(米式バルブ用)です。300kPaをきちんと表示しており、日常の空気圧の目安とするには便利です。ちゃんと「ピークホールド」(いちばん針が振れた場所で指針が止まる機能)が備わっています。

チャックの反対側に付いている突起凸は、バルブの「空気抜きボタン」を押して空気を抜くためのものです。


なお、英式バルブと米式バルブの太さは共通です。リム側のバルブを通す穴も共通です。

まれにリムの内側に製造時に生じたバリが残っている場合があり、それがバルブに引っ掛かる場合があります。そのときは丸棒ヤスリを軽く当ててバリを落としてあげるとスムーズに入ります。
<Takaよろず研究所内の自転車関連ページ>

TAKAよろず研究所
http://www.geocities.jp/taka_laboratory/
2007/6/14製作
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