軽快車(ママチャリ)の後タイヤ交換 (整備スタンド使用版) 2010/3/13 
<目次>
シフトワイヤーの取り外し
ブレーキワイヤーの取り外し
ブレーキ取付金具の取り外し
チェーンを緩める
車軸固定ナット周辺の取り外し
チェーン引きの仕組み
車輪の取り外し
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チェーン引きの取り付け
車輪の取り付け
車軸固定ナット周辺の取り付け
チェーンの張り調整
シフトワイヤーの取り付け
ブレーキ取り付け金具の固定
ブレーキワイヤーの調整
シフトワイヤーの調整
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使用工具
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スプロケットの着脱
<参考にさせて頂いたページ>
シマノ バイシクルコンポーネンツ > カスタマーサポート > リペアパーツ・展開図 > NEXUS > SI-3S40K(pdf)※
・シマノ内装三段変速機用シフター取扱説明書 SL-3S90(レバー式)pdf / SL-3S40-J(グリップシフト式)pdf
※プリンタドライバの「ポスター印刷」機能を使うと、A4 2枚に大きく印刷できます。

自転車のトライ > 林としはるのメカニック講座 > 一般車の後輪の外し方編 / 一般車の後輪の固定編
自転車修理の専門店 パンクレスキュー > チェーンの張り調整の方法
自転車&バイクのプレステージ > 自転車のタイヤ交換(2008年11月10日)
中古自転車専門店 ちゃりんこはうす > 内装3段変速の調整
サイクルベースあさひ > メンテナンスマニュアル > 一般車の変速調整 / 一般車の後ろブレーキ調整
All About Bicycles > Brakes:Roller-brake cable

<参考文献>
クリス・シドウェルズ『バイク・リペア・マニュアル』山と渓谷社 2007

<関連リンク>
買い物自転車後輪のタイヤ交換 (2006)
自転車用 木製メンテナンススタンド製作 (2005)
自転車用 金属パイプメンテナンススタンド製作 (2007)
軽快車(ママチャリ)の後タイヤの交換をメンテナンススタンドを使用して行います。

スタンドを使わずにひっくり返して作業する様子は、「買い物自転車後輪のタイヤ交換」(2006)でご紹介しています。

ブレーキなどの安全の上で重要な部品を扱う作業が含まれます。必ず自らの責任において判断し、作業を行って下さい。
この1989年式の軽快車には旧型の内装三段変速機が採用されており、変速機(ベルクランク)が左側に位置しています。

現行モデルは変速機が右側に移っています。変速機の固定位置などが解説画像と異なりますのでご注意下さい。
後輪を外すために、ブレーキ取付金具(アームクリップ)、ブレーキワイヤー、シフトワイヤーの3点を外していきます。
シフトワイヤーを引っ張っていない位置にします。
プッシュロッドを押し込みます。すると、シフトワイヤーの末端部分がフリーになります。
シフトワイヤーの末端部分を持ち上げ、ベルクランクの切り欠き部分を通します。
シフトワイヤーが外れました。
次に、ブレーキワイヤーを外していきます。10mmレンチでワイヤー固定ナットを緩めると外れます。
ワイヤー固定ボルトの仕組みです。ワイヤーがボルト側面の穴を通っています。
ブレーキアームの反対側からナットで固定されています。
ブレーキアームの突起にはコイルバネが入り、位置決めされます。
ブレーキ固定金具を外していきます。ブレーキ本体とワイヤーステーが共締めされますので、順番や位置を分解する前に記録しておきます。
ブレーキ固定バンド、ブレーキワイヤーステー、ブレーキ本体、固定ボルトの4つの部品から構成されています。
フレーム後端の左右にある「チェーン引き」を緩めていきます。
10mmボックスドライバを使用します。
ナットを外す必要はなく、チェーン引きの末端まで緩めます。
右側も同様です。
15mmのレンチで車軸のナットを緩めます。
左右の車軸には様々な部品が共締めされていますので、順番や位置を前もって記録しておきます。

旧型内装三段変速機の場合となります。

・ナット
・ワッシャー
・泥よけステー
・ベルクランク(変速機)
・スタンド
・フレーム
・チェーン引き
・ナット
・ワッシャー
・泥よけステー
・スタンド(両立式の場合)
・フレーム
・チェーン引き
車輪を外すために、メンテナンススタンドを使用します。

<関連リンク>
自転車用 木製メンテナンススタンド製作
自転車用 金属パイプメンテナンススタンド製作

<参考リンク>
サイクルベースあさひオリジナル ワークスタンド
チェーンステーとシートステーにメンテナンススタンドを引っ掛けます。
ナットとワッシャーを外します。
泥よけステーを外します。
ベルクランク(変速機)を外します。

<参考にさせて頂いたページ>
BB BOX ハンドメイド からくり オートマタ > しかけ > ベルクランク(Bell crank)
スタンドを外します。
車体右側に移ります。

ナットとワッシャーを外します。
泥よけステーを外します。
両立スタンドを外します。
共締めされている部品を外した状態です。
チェーン側です。
チェーン引きの仕組みです。後輪の車軸が前方に位置しているため、チェーンが緩んだ状態になっています。
チェーン引きのナットを回し込んでいくと、チェーン引きに引かれた車軸は後へ移動していきます。

車軸が後に移動すると、クランク軸と後輪車軸の間隔が広がるので、チェーンの張り具合が増すことになります。
チェーン引きを緩め、ギアクランクからチェーンを外します。
スプロケットからチェーンを外します。
チェーンを外し、後輪を後側へ引っ張ると外れます。
整備スタンドがあると安定して作業が出来ます。

タイヤの着脱方法につきましては、当サイト内の買い物自転車のパンク修理を参照して下さい。
組立編
軽快車のリアエンド形状です。
右側のチェーン引きは、2面カットされたシャフトに位置決めされるような形状になっています。
車軸には2面カットされた部分があり、ここでチェーン引きが位置決めされます。
2面カットされたシャフトとチェーン引きを組み合わせます。

また、チェーン引きを取り付ける方向にもご注意下さい。
チェーン引きはフレーム(リアエンド)の内側に入ります。
チェーン引きを取り付ける方向にご注意下さい。
チェーン引きはフレーム(リアエンド)の内側に入ります。
スタンドを取り付けます。
変速機を取り付けます。

旧型の内装変速機のため、ベルクランク(変速機)が車体左側に装着されます。現行タイプは車体右側となりますのでご注意下さい。
泥よけステーを取り付けます。
ワッシャーとナットを組み付けます。
車体右側です。

泥よけステーを取り付けます。
ワッシャーとナットを取り付けます。
チェーンの張り具合を調整していきます。

後輪車軸のナットを適度にゆるめた状態で行います。

車輪やスタンドがグラグラと揺れ動くほどの状態では位置決めをしにくいので、手で締める程度、もしくは工具で軽く締める程度にしておきます。

また、ブレーキ固定金具も緩めた状態にしておきます。
フレーム後端にあるチェーン引きのナットを回していきます。
ポイントは2点あります。
・後輪がまっすぐになっていること。
・チェーンの振れ幅が15mm前後になっていること。

後輪がまっすぐになっているかどうかは、フレーム(チェーンステー)とタイヤの隙間が左右とも均等になっているかどうかがひとつの目安になります。

大まかな調整をチェーン引きで行い、最後の微調整はリムを手で動かしてセンター出しするのがコツかもしれません。
チェーンの中央部分を指で押し上げ、振れる幅が15mm前後になるように調整します。
後輪の位置が決まったらナットを本締めします。
左側も同様です。
変速ワイヤーの取り付けを行います。
変速ワイヤーを引っ張っていない位置にします。
ベルクランクのアームを押し込み、変速ワイヤーの末端をアームの切り欠きに通します。
装着した様子です。
ブレーキ固定金具を取り付けます。

この作業はチェーンの張り調整を行った後に行います。先にブレーキ固定バンドを締め付けてしまうと、車軸が前後に動きにくくなるためです。

固定する順番にご注意下さい。

・固定バンド(アームクリップ)
・ブレーキワイヤーステー
・ブレーキ本体
・固定バンド
ブレーキケーブルのアウターキャップが、ブレーキレバーの適正な位置に入っているかを確認します。
シマノ インターMブレーキ取扱説明書によると、アジャスターの先端と、ワイヤーステー端面の間隔を15mm〜17mmの位置に仮にセットしておくそうです。

この位置はアジャスター調整範囲の中央部分に相当し、ワイヤーを緩めることも張ることもできます。
ブレーキワイヤーを後方へ引きながら、ブレーキアームを止まるまで前方に引きます。

この状態でブレーキワイヤー固定ナットを締めます。
<ワイヤー固定のコツ>
ワイヤー固定ナットを手で軽く締めておき、ワイヤーが自由には動かないものの、軽く引けば動く程度の位置にしておきます。

左手でブレーキアームを前方に止まるまで引きながら、右手でブレーキワイヤーを後方にしっかり引いて弛(たる)みをとります。そして、右手をそっと離してレンチでワイヤー固定ナットを締めます。
アジャスターを回して調整します。
ブレーキレバーに適度な遊びを確保しつつ、強く握り込んでもレバーとグリップに適正な間隔が確保できる位置に調整します。

アジャスターの調整範囲を越えてしまう場合は、ワイヤーの固定位置を変更し、再度アジャスターで調整します。
ブレーキワイヤー調整が完了した後、ロックナットを固定します。
内装三段変速機のプッシュロッドには調整用のラインが刻まれています。
変速レバーを中央の「平」にしたとき、車軸の末端とプッシュロッドの線が一致する位置に変速ワイヤーを調整します。
調整にはベルクランクのアジャスターを回します。
使用した工具です。
・タイヤレバー
・10mmコンビネーションレンチ
・15mmコンビネーションレンチ
・#2プラスドライバー
・10mmボックスドライバ(ナットドライバ)

コンビネーションレンチの15mmは使用頻度が低い傾向にあり、一般的な工具セットには含まれていない場合がありますので事前にご確認下さい。
また、ボックスドライバはボックス部分に深さが必要です。浅いものでは、チェーン引きのナットを回していくとネジが底付きしてしまいます。
スプロケットの着脱
スプロケットの着脱方法です。
細いマイナスドライバなどを"Cリング"の切れている部分に差し込みます。
差し込んだ先端を進めていきます。
スプロケットとCリングが外れました。
組み付け方法です。

Cリングの切れている部分を固定溝に入れ、上から左手の親指で押えます。ここを起点に、右手の親指で固定溝にはめ込んでいきます。
左手で押えながら、右手で固定溝に順番に入れていきます。
Cリングがはまりました。
<参考にさせて頂いたページ>
シマノ バイシクルコンポーネンツ > カスタマーサポート > リペアパーツ・展開図 > NEXUS > SI-3S40K(pdf)※
・シマノ内装三段変速機用シフター取扱説明書 SL-3S90(レバー式)pdf / SL-3S40-J(グリップシフト式)pdf
※プリンタドライバの「ポスター印刷」機能を使うと、A4 2枚に大きく印刷できます。

自転車のトライ > 林としはるのメカニック講座 > 一般車の後輪の外し方編 / 一般車の後輪の固定編
自転車修理の専門店 パンクレスキュー > チェーンの張り調整の方法
自転車&バイクのプレステージ > 自転車のタイヤ交換(2008年11月10日)
中古自転車専門店 ちゃりんこはうす > 内装3段変速の調整
サイクルベースあさひ > メンテナンスマニュアル > 一般車の変速調整 / 一般車の後ろブレーキ調整
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<参考文献>
クリス・シドウェルズ『バイク・リペア・マニュアル』山と渓谷社 2007
TAKAよろず研究所
http://www.geocities.jp/taka_laboratory/
2010/3/13
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