手の平サイズ ミニグリースガン  2005/8/10
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各種グリースと便利な使い方
買い物自転車のクランクベアリング修理
買い物自転車のフロントハブベアリング修理
<参考にさせて頂いたページ>
株式会社ストレート > グリースガン ミニタイプ
寿サイクル > グリースガン紹介ページ
前回「各種グリスと便利な使い方」と題して、グリースとグリスガンについてご紹介致しましたが、今回はさらに小型のグリスガンを導入してみました。

整備工具通販株式会社ストレート扱いのグリースガン ミニタイプ、価格は810円です。

紙箱の大きさを携帯電話と比べてみました。
箱の中にはグリスガン本体と英文マニュアル1枚が入っています。

英文マニュアルの中で分かり難い単語をピックアップしてみましょう。
【1】
lubricant 潤滑剤
unscrew 緩める
casting 鋳物
※the cap casting (鋳物の蓋)

【2】
apply gradually 徐々に入れる
eliminate air pockets 隙間を取り除く

【3】
tamp  詰める
pound ドンドンと叩く
closed end 後端、底部
palm of the hand 手の平
metal follower 金属の従動部(可動式の底板)
rest もたれる(接する)
perforated 穴の開いている
※移動式底板が穴の開いたカバーに接するまで
【4】
part way ある程度 ←(文脈から)  
screw ねじ込む
exert (力などを)出す、働かす
exertting pressure 圧力を加える
expel 吐き出す。追い出す、駆逐する
entrap 罠にかける、陥れる(残留した)
past(前置詞)〜を越えて、
thread ねじ山
tube thread 筒のネジ山
ooze にじみ出る
tighten 締める
securely 確実に
ポイントとなる英文マニュアルの【4】の項目だけ和訳しましたので、宜しければご参考になさって下さい。
 
【4】
初めに蓋(ふた ポンプ部)と筒(グリスタンク部)を軽く締めておき、底の穴から棒を使って移動式底板を押し上げます。

すると、蓋と筒の継ぎ目から残ったエアが排出されます。さらに(蓋と筒の継ぎ目から)グリスが滲(に)じみ出て来たら、キャップを確実に締め付けて準備完了です。



ノズル部分にボールとコイルバネを使った弁が設けられています。このため、ノズルからはエアが抜きにくく、本体と蓋の接合部を緩めて余白の空気を排出します。
ミニグリスガンの存在は知っていたのですが、底部と内部の仕組みが一体どうなっているのか気になっていました。

底は二重になっており、1枚目はグリスの増減によって上下に可動する底板、2枚目は中央に穴が開いている固定式の底板です。
ポンプを見ていきましょう。私はチューブのようなものが底まで伸びているのだろうかと想像していましたが、実際は穴が空いているだけでした。
ポンプを押し込むと、穴の所をシャフトが通ります。指を離すとシャフトは元に戻ります。このシンプルな仕組みでポンプの機能を得ているようです。
ノズルの先端の穴はとても小さいです。ストレートのスペック表によると、穴の大きさは0.5mm、そこから1mmの糸状になって出てくるそうです。
グリスを入れる筒部分です。本当に何もありません。
説明書によると、底の穴からドライバなどを差し込んで可動式の底を押し込み、グリスをポンプ側へ送るそうです。

六角レンチの6mmあたりがちょうど良い太さです。
試しに可動式の底を上方まで上げてみました。この底板は筒とぴったりの大きさにはなっているものの、ゴム製パッキンなどは装着されていません。

柔らかいグリスを入れ、長期間に渡って気温の高い所に放置すると、底の穴から液状化したグリスが若干漏れる可能性も構造上考えられます。保管時は金属製のトレーを下に敷いておけば安心かもしれません。
今回は株式会社エーゼット製の「ウレアグリス」を入れてみましょう。このグリスは400g蛇腹カートリッジ入りが600〜700円前後で販売されています。

グリースは少量に小分けされた物を購入すると割高になりがちですが、大きなサイズで買うとグラム当たりの単価は随分安くなります。

例えば、「万能グリース」80g入り蛇腹カートリッジが260円、400g入り蛇腹カートリッジが400円前後で販売されていたとします。すると、80gカートリッジは3.25円/g、400gカートリッジは1円/1gとなります。

このミニグリースガンがあれば、400gカートリッジを購入して補充しながら使用することができます。
カップ状の容器、もしくはバケツのような容器に入ったグリスの場合、ヘラなどを使うと入れやすいようです。厚紙の切れ端で間に合わせるのもひとつの手だと思いますし、百円ショップで販売されている各種ヘラ、もしくはケーキ製作用の柔軟性のある「コテ」などが使いやすいかもしれません。
グリスを口元一杯まで入れましたら、手の平に筒を「トントン・・・」と当てて振動を与え、グリスの中の気泡や空間を無くすようにとの指示が説明書に書いてあります。

振動を与えていくにつれて、こんもりと山のような形をしていたグリスが、しだいに平べったく潰れていきます。
ポンプ部分を緩めに装着します。

初めは緩めに装着し、底部を棒で押し上げます。ポンプ部と筒の継ぎ目から内部の空気を抜き、さらに継ぎ目からグリスが滲(に)じみ出て来たらしっかりと締めこみます。

ポンプに「呼び水」ならぬ「呼びグリス」を送り込む作業です。
取り扱いが難しいようにお思いになるかもしれませんが、いい加減にやってもきちんと出てきますのでご安心下さい。
5回ほどポンピングすると次第に手応えが増していき、10回目でグリスが出てきました。一旦出てしまえば、あとは1回押すだけで「ニュルッ」と出るようになります。

太さは細めの"素麺(そうめん)"をイメージして頂くと分かりやすいでしょう。

試験的に左の画像のように大目に出してみましたが、底をドライバで再度押し付ける必要も無く、「ニュルニュル・・・」と出続けました。

ゴミの混入を防ぎ、使いたいときに使いたい分量だけ取り出せます。総金属製で末永く使えそうな作りでありながら、800円弱という手軽な価格で販売されています。

安価なシャーシグリスから高級シンセティックグリスまで、お好みのグリスを詰め込んでお試しになってみては如何でしょうか。
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http://www.geocities.jp/taka_laboratory/
2005/8/10製作 2007/10/9修正 2009/8/6更新 2012/5/16修正
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