タイヤに空気を入れる 〜バルブの種類と空気入れの使い方〜
<目次>
バルブの種類 英式・米式・仏式
各種空気入れ
英式バルブに空気を入れる
米式バルブに空気を入れる
仏式バルブに空気を入れる
各種空気入れアダプタ
高圧タンクについて
エアゲージについて
エアゲージ付空気入れ
<参考にさせていただいたサイト>
・YouTube > 空気の入れ方 ライトウェイプロジェクツジャパン(株)
・YouTube > フレンチバルブの空気の入れ方 宮古島アスリートショップくるくる
・YouTube > 自転車の空気の入れ方:フレンチバルブ masahiro525氏

Panaracer > 製品情報 > 取扱説明書 > 自転車用バルブの構造&ポンプ口金の取扱い(pdf) / 楽々ポンプ空気圧ゲージ付(pdf)
自転車探検! > バルブの種類
ラレージャパン > Information/FAQ > バルブの話
寿サイクル > 自転車用空気入れ
・Wikipedia > valve stem
・Wikipedia > Dunlop valve
・Wikipedia > Presta valve
・Wikipedia > Schrader valve
Schwalbe North America > Tech info > Valve

<Takaよろず研究所内の関連リンク>
タイヤに空気を入れる〜エアコンプレッサ編〜
自転車用新型バルブ(スーパーバルブ)を使う

今回は「空気を入れる」をテーマに、各種バルブの解説と手動空気入れの使い方をご案内します。さらに別項ではエアコンプレッサーを使用した空気の入れ方をご紹介致します。

自転車屋 黒ヒゲ」(サカイサイクル株式会社)サイトにて、バルブの種類 米式バルブの空気の入れ方、そして仏式バルブの空気の入れ方 が分かりやすく紹介されています。
英式バルブ と 米式バルブ
一般的な自転車に用いられているのが、この英式バルブです。いわゆる「普通のバルブ」です。車椅子にも使用されているので福祉関係の方も関係あるテーマかもしれません。

ギザギザが刻まれたナット部分を外すと、中に「虫ゴム」と呼ばれる部品が見えます。このゴムを半年、もしくは1年に1回程度交換しないと、本来空気を密封しなければならないゴムが劣化してエアが漏れる恐れがあります。

虫ゴムを定期交換せずに済むように、百円ショップなどで販売されている「スーパーバルブ」(スペシャルバルブ)に交換しています。スーパーバルブについては、当サイト内の「自転車用新型バルブを使う」をご覧下さい。
ではオートバイのバルブを見ていきましょう。オートバイは「米式バルブ」が用いられています。

「米式バルブ」はアメリカでは"Shrader valve"と呼ばれています。日本語読みでは「シュレッダー」もしくは「シュレイダー」「シュレーダー」と呼ばれています。

自転車の世界では、一般車は英式、競技用自転車は仏式が多く、米式はマウンテンバイクで採用されている程度のようです。
では、自動車のバルブを見ていきましょう。自動車もオートバイと同様に米式バルブが用いられています。
バルブの穴の中央にある突起凸(空気抜きボタン)を押すと、空気を排出することができます。これが「米式バルブ」の利点の一つです。
各種空気入れ
・高圧タンク無しのトンボ口(くち)タイプ
・高圧タンク付き米式バルブタイプ
・TOPEAK(トピーク) JoeBlow Sport(ジョーブロースポーツ)
・Panaracer(パナレーサー) 楽々ポンプゲージ付
英式バルブに空気を入れる
通称「トンボ口(くち)」と呼ばれるエアチャックです。
指でグリップを摘んで先端部分を開きます。
切り欠き凹をバルブのナットの下部に引っ掛け、チャックの突起とバルブの穴が合うように手を離して接合します。
コツはバルブとチャックが1直線になるようにする事です。曲がっていると隙間からエアが漏れてしまいます。

チャック側のゴムが劣化してボロボロになっている場合、何度やってもバルブとチャックの間から空気が漏れてしまう可能性があります。

対策はチャックの交換となります。ただし、チャックとホースはカシメられている(固定されている)場合、チャック付きホースごと交換になります。これはホームセンターの自転車コーナーでは販売されています。空気入れごと買い換える必要はありません。
使い終わったトンボ口は、ハンドル根元の部分に挟んでおくとまとまります。
空気入れが米式バルブチャックの場合、トンボ口の形をした英式用アダプタがあります。大概は空気入れと同梱されていますが、紛失してしまったとしても数百円で単品販売されています。
使用方法は、アダプタを奥まで差込、ロックレバーを90度倒してロックします。あとは通常のトンボ口チャックとして使用できます。
ネジ式のチャックの場合も同様です。アダプタをチャックに噛ませてからロックネジを回します。
米式バルブに空気を入れる
では、米式バルブ用チャックを見ていきましょう。便宜上「米式」としましたが、各種アタッチメントを装着する事で自転車の英式バルブから、水遊び用の浮き輪、さらにはサッカーボールまで様々な用途に使用できるタイプです。

画像のチャックは「ワンタッチタイプ」といい、背面についているレバーを90度倒すとロックされるタイプです。最近はこれが主流になってきました。
左はPanaracer(パナソニックポリテクノロジー株式会社)「楽々ポンプ ゲージ付」という空気入れです。

パナソニックポリテクノロジー株式会社 > サイクル用品
米式バルブチャックに英式アダプタが付属してます。
ロックレバーを起こし、英式バルブアダプタを外します。
チャック中央にある突起でバルブの弁を開きます。
米式バルブはロックナットでリムに固定されていないものが多く、チャックを取り付けようとするとバルブが奥に入り込んでしまう場合があります。

この場合、タイヤの側面を押さえてバルブを押さえます。
【1】空気入れの米式バルブチャックを差し込み、【2】ロックレバーを倒して固定します。

空気入れの中にはレバーを起こすとロック、寝かすと解除という機種もあります。
空気を入れます。
ロックレバーを起こして解除し、チャックを取り外します。
チャックを外したときに一瞬だけ空気が出ます。これは空気入れ本体内部やホース内のエアが排出されるためです。
米式バルブ用チャックには「ねじ式」(スクリュータイプ)もあります。背面にはレバーの代わりにネジ式のツマミがついています。原理はワンタッチ式と同じで、ネジを回していくとロックされる仕組みです。
仏式バルブに空気を入れる
TOPEAK JoeBlow Sportを使用します。

Topeak Cycling Accessories > Floor Pumps
キャップを外します。
トップナットをゆるめます。
一度指で押しバルブの固着を取ります。
プレスタ側に奥まで差し込みます。
レバーを起こしてロックします。
空気を入れ終わったらレバーを倒して解除します。
トップナットを締めて完了です。

締め忘れるとエアが少しずつ漏れる可能性があります。
楽々ポンプゲージ付の場合
楽々ポンプゲージ付のチャック部分には、仏式バルブを米式チャックで入れるためのアダプタが内蔵されています。
アダプタの内部にはゴム製Oリング(オーリング)が入っています。
バルブ先端のトップナットをゆるめます。
一度指で押しバルブの固着を取ります。
アダプタをねじ込みます。
バルブチャックを奥まで差し込みます。
レバーを倒してロックします。
チャックを外し、トップナットを締めて完了です。

締め忘れるとエアが少しずつ漏れる可能性があります。
各種アダプターについて
このようなアダプターもあります。これはサッカーボールやバレーボールに空気を注入する為のノズルです。
前述の「トンボ口アダプタ」と同様に、ネジの切ってある側を米式チャックに差し込み、レバーを倒してロックします。
サッカーボールには空気注入口がありますので、そこにノズルを差し込みます。
差し込み方が浅いと空気は入りませんので、ノズルを奥まで入れましょう。

ボール専用の小型空気入れもありますが、このノズルアダプタさえあれば代替可能です。
これは水遊び用の「浮き輪」などに使用するアダプタです。使用方法は同じです。

大きい浮き輪の空気を「フゥーフゥー」と口で吹き込み、酸欠で頭がクラクラしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、これさえあれば楽勝です。

これらのアダプタは空気入れに付属してくる場合もありますが、付属してこない場合も多いようです。かといって単品販売されているのは時々見かける程度なので、必要な方は見つけ次第調達しておきましょう。
高圧タンクについて
空気入れには「高圧タンク付き」と、「高圧タンク無し」タイプがあります。一般的な自転車ならば高圧タンク無しのトンボ口タイプが使用しやすいと思います。

また、自転車に加えオートバイと兼用したいという方は、高圧タンク付きの米式チャック付きタイプが向いているでしょう。

高圧タンクにはどういった意味があるのか?とお思いになるかもしれません。高圧タンク無しの場合、ポンプとタイヤが直結された状態になるのでポンピングがダイレクトな感触になります。つまり、ハンドルを押し下げた分だけタイヤに入っていくという感覚なので、自転車程度なら全く問題ないのですが、自動車になると反動が凄くて重くなります。

高圧タンクが付くとワンクッションおいたようなマイルドな感触になります。
エアゲージ(空気圧計)について
自転車に用いられる「英式バルブ」の空気の流れは一方通行です。つまり、入れる事は出来ても出すことは出来ません。もちろんナットを緩めて虫ゴムを浮かせれば排出できますが、構造上出来ている訳ではありません。英式バルブの発展型といえる「スーパーバルブ」も一方通行です。
米式バルブの場合、エアゲージ(空気圧計)をバルブに押し付けると、バルブ中央にある突起「空気抜きボタン」が押されます。突起が押されるとバルブは開放状態になるので、バルブから排出される空気はゲージに到達します。ゲージはその圧力を測定するという流れになります
自動車用品を扱うエーモン工業株式会社製エアゲージで、1997年頃に2,700円前後で購入したものです。

本体の周囲に装着している黒い緩衝材はショックを予防する為に取り付けました。ホームセンターなどで500円前後で販売されている「隙間テープ」(3M/Scotch製)が様々な製品を試した中で良好な結果を残しています。一回転「グルッ」と巻くように貼ると剥がれてしまいやすいので、画像のように細かく切ったものを放射線状に貼るのがポイントです。
「斜めに付いているチャック口」+「回転ヘッド」の組み合わせによって、ブレーキローターやサスペンションで込み入ったオートバイのバルブ周辺でもバルブに当てやすくなっています。

これがストレートでも、直角でも使い難くなってしまうしまうのがオートバイの難しいところです。
バルブにチャックを押し付けると、文字盤の針が動き測定されます。チャックをバルブから離しても針は動かず、測定値は保持されます。「リリースボタン」を押すと「プシュッ」という音と共に針はゼロ点に戻ります。

また、チャックをバルブに押し付けたまま「リリースボタン」を押すと空気を抜く事が出来ます。実際には空気入れで指定空気圧よりもやや多めに入れておき、そこから「リリースボタン」でプシュプシュ抜きながら調整するという手順になります。
2007/5/1補足  エアゲージ付き空気入れ
ナショナルタイヤ株式会社(Panaracer)製の「楽々ポンプ・空気圧ゲージ付き BFP-GBG」を近所のサイクルベースあさひで2,100円で調達してみました。

空気圧計ポンプの「シリンダー部分」と「エアチャック」(口金)の間、つまりホースの部分にあります。英式バルブの場合はホース内部の圧力を測っていることになります。

【英式バルブの場合】
チャックをバルブに装着しただけでは針は動きません。ハンドルを押し下げてポンピングすると、ゲージの針は一旦大きめに振れた後に少し戻った位置で止まるような動きをします。

例えば、3.0kgf/cm2から4.0kgf/cm2へ上げる場合、ハンドルをグッと押し下げると一旦6.0kgf/cm2くらいまで針が振れ、すぐに3.2kgf/cm2くらいまで針が戻って止まります。さらに、もういちどポンピングすると、6.0kgf/cm2くらいまで針が振れたあとに揺り戻されるように3.4kgf/cm2まで針が戻って止まります。

一旦針が大きめに振れるのは、虫ゴムがなかなか開かないのでホース内部の圧力が上がるためのようです。ハンドルを押し下げるにつれてホース内部の圧力が次第に高まり、とうとう虫ゴムが開きます。するとタイヤ内部へ空気が送られるのでホース内部の圧力が下がる、つまり針が戻って落ち着くという具合です。

今まで「カン」や「目安」に頼っていた英式バルブの空気圧をゲージに示された数値で確認できるのは大きいかもしれません。老人福祉施設などで多数の車椅子の空気圧を管理するのにも役立ちそうです。
【英式バルブでの誤差について】
スーパーバルブ(十字切り欠き型)、スーパーバルブ(ゴム型)、従来型バルブの3種類のバルブを装着し、それぞれ3.5kgf/cm2(350kPa)の目盛りまで入れてみました。すると、ゲージ上では同じ3.5kgf/cm2にも関わらず、タイヤの固さ(実際のタイヤ内圧)がそれぞれ少しずつ異なることに気がつきました。

スーパーバルブ(十字切り欠き型) > スーパーバルブ(ゴム型) >>>従来型バルブ という固さの順です。

つまり、バルブの違いによって測定値にある程度のばらつきが生じるようですが、空気圧の目安として便利に使用しています。
<目次>
バルブの種類 英式・米式・仏式
各種空気入れ
英式バルブに空気を入れる
米式バルブに空気を入れる
仏式バルブに空気を入れる
各種空気入れアダプタ
高圧タンクについて
エアゲージについて
エアゲージ付空気入れ
<参考にさせていただいたサイト>
・YouTube > 空気の入れ方 ライトウェイプロジェクツジャパン(株)
・YouTube > フレンチバルブの空気の入れ方 宮古島アスリートショップくるくる
・YouTube > 自転車の空気の入れ方:フレンチバルブ masahiro525氏

Panaracer > 製品情報 > 取扱説明書 > 自転車用バルブの構造&ポンプ口金の取扱い(pdf) / 楽々ポンプ空気圧ゲージ付(pdf)
自転車探検! > バルブの種類
ラレージャパン > Information/FAQ > バルブの話
寿サイクル > 自転車用空気入れ
・Wikipedia > valve stem
・Wikipedia > Dunlop valve
・Wikipedia > Presta valve
・Wikipedia > Schrader valve
Schwalbe North America > Tech info > Valve

<Takaよろず研究所内の関連リンク>
タイヤに空気を入れる〜エアコンプレッサ編〜
自転車用新型バルブ(スパーバルブ)を使う

TAKAよろず研究所
http://www.geocities.jp/taka_laboratory/
2005/8/8製作 2007/5/3更新 2007/5/9補足 2008/5/28一部修正 2011/5/29更新
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