自転車のペダル交換  2005/7/21製作
<もくじ>
ペダルをはずす
ペダルを取り付ける
ペダル取り付けネジのサイズについて
各種ペダルレンチ
取り外しのコツ
六角レンチ対応ペダルについて
ペダルレンチの試作
<参考にさせて頂いたページ>
サイクルモール(サイクルベースあさひYahoo店)
  > 自転車のすすめ > メンテナンスマニュアル > ペダルの付け方・はずし方
サイクルベースあさひ > メンテナンスマニュアル > ペダルの付け方
サイクルベースあさひ > サイズに迷ったら > ペダルの種類と選び方
株式会社あさひ > 修理工賃表
寿サイクル > 自転車の汎用及びプロツールのご紹介 > ペダルレンチ

・YouTube > ペダル交換の仕方 (ライトウェイプロダクツジャパン)
ペダルを外す
長期間にわたってペダルを外したことがなく、ペダルの固定ネジが錆び付いている場合は、CRC5-56などの浸透性潤滑剤を事前に注(さ)しておくと作業がずいぶんと楽になります。
「右ペダル」と「左ペダル」について確認しましょう。自転車に乗車した状態が基準となります。つまり、左足で踏むのが左ペダル、右足で踏むのが右ペダルです。

自転車に限りませんが、基準とする方向によってどちらでも「右」にも「左」にもなってしまいます。
ペダル軸は一般的に2面幅15mmのレンチを使用して緩めます。

今回使用したのはHOZANのC-200というペダルレンチです。
右ペダルを外しましょう。こちらはチェーン関連の部品がありますので、手を打ち付けないようにご注意下さい。

「急に緩んだ時」「工具が外れた時」にザックリやる可能性があります。力の加え方・道具・方向、そして厚手の皮手袋を着用するなど、安全の為に臨機応変に工夫してみて下さい。

こちらは正ネジですので、一般的なネジと同様に反時計回り(左回り)に回ると緩みます。
それでは左側のペダルを外しましょう。こちらはチェーンやスプロケが無く、すっきりとしています。

こちらは逆ネジとなりますので注意が必要です。ペダルレンチをペダル軸に掛け、時計回り(右回り)に回すと緩みます。
木片などを使って反対側のペダルが回らないようにすると、クランクが固定されて力が入りやすくなります。
左側も同様です。
ペダルを取り付ける
新しいペダルを装着する前に、クランクの雌ネジとその周辺を綺麗にしておきます。パーツクリーナーなどでシューと吹いておくと概ね異物は除去できると思います。

ペダル軸は鉄製、クランクはアルミ製です。万が一砂粒などがついていると、アルミのクランク側が特に痛みそうです。
ペダル軸の雄ネジを比較してみましょう。ポイントは螺旋(らせん)の向きです。矢印の向きに回していくと雄ネジが入っていきます。
ペダルには"R"(Right右),"L"(Left左)などの刻印がされています。
ペダル取り付けネジのサイズについて
ペダル取り付けネジのサイズは9/16インチ(約14.3mm)がほとんどを占めているという状況のようです。これはロードバイク、マウンテンバイク、買い物自転車ともに同様です。

例外となるのはBMXやビーチクルーザーという一部の車種で採用されている1/2インチサイズ(やや細い12.7mm )です。そのBMXでさえ一般的な9/16インチが増えているそうです。

左の画像はマウンテンバイク用ペダル【上】と、折りたたみ自転車用ペダル【下】ですが、ともにネジ径9/16インチです。

<参考にさせて頂いたページ>
サイクルベースあさひ ペダル軸のサイズ
ウィキペディア BMX ペダル
ネジ径を実際に測ると14.08mmでした。
ペダル軸のネジ径が9/16インチで共通なので、買い物自転車にマウンテンバイク用ペダルを装着することも可能です。
プラスチック製ペダルは靴への攻撃性が低く、路面にあたった際の衝撃が小さいなど、良い面もあるのですが、なんとなく靴底が滑る感じが気になってきました。

このペダルは鉄製のピンが前後に5本立っているので、ガッチリした踏み心地になります。あとは足の脛(すね)に当てないように気をつけるだけです。

作りのしっかりした良質なペダルをお求めの方は株式会社三ヶ島製作所(MKS)製ペダルなどが向いているかもしれません。
各種ペダルレンチ
【上】は2005年春に百円ショップ(ダイソー)にて入手したレンチです。

【中】15mmのコンビネーションレンチ(片目方口スパナ)です。やや珍しいサイズとなります。価格は一般的なもので600〜1,000円前後です。

【下】ホーザン株式会社製のペダルレンチです。これは自転車屋さんでも使用されている専用工具です。価格は2,000円前後です。
2007/5/30補足
湾曲した形の百円ペダルレンチは現在も販売されていますが、もう100円上乗せすれば「200円工具」の「15mmコンビネーションレンチ」が購入できます。


※C-200は白くペイントしてあります。
湾曲型ペダルレンチの厚さは3mm、15mmコンビネーションレンチの厚さは7mmです。約2倍の違いがあります。

200円コンビネーションにすれば多少は成功率が上がるかもしれませんが、本格的に錆び付いている場合は"HOZAN C-200"でないと太刀打ちできないかもしれません。

サイクルベースあさひ > ペダルレンチ HOZAN C-200
2007/6/5補足

2007年6月現在でも販売されている百円ペダルスパナです。「MADE IN TAIWAN」、「材質/鉄(浸炭焼入れ」とパッケージに書かれています。

全長が短く、板厚も薄めなことから、強烈に錆び付いたペダルには歯が立たないかもしれません。また、全長が短いのでチェーンリング(スプロケット)の近くで力を加えることになり、気をつけないと尖った歯車で手を怪我する恐れもあります。

ただ、裏面のパッケージには、ペダル着脱方法がイラスト入りで分かりやすく解説されています。

当研究所ではペダルスパナとしてではなく、15mmのハブスパナ(ハブコーンスパナ)として使用しています。ハブスパナについては、「買い物自転車の前ハブベアリングOH」でご紹介しています。
この頁をご覧になっている方の自転車の中には、ご購入以来一度もペダルを外した事がないという車両も少なくないのではないでしょうか。

こうした場合、ペダルのネジ部分が錆や腐蝕で固着してしまっているケースが多く、外すのに大変な苦労をするかもしれません。
ペダルを外す為だけに千円〜2千円の専用工具を購入するのに躊躇なさる方もいらっしゃると思います。私もその一人でした。

ただし、力の入りにくい工具で固着したボルトを緩めようとすると、外れないばかりか怪我の原因にもなりかねません。

緩める数時間前からCRC556などの浸透性の強い潤滑材をボルト周辺に吹いておくことがコツです。「根元に吹いて意味があるのか」と疑問に思われるかもしれませんが、「毛細管現象によってボルト・ナットの微細な隙間にある程度は浸透し、どのような工具を使用するにしてもグッと楽になります。
取り外しのコツ ホーザン C-200 ペダルレンチの使い方 2007/6/8
ホーザン株式会社ペダルレンチ"C-200"です。自転車用品店などで2,000円前後で販売されています。

2008年頃にHOZAN C-200は同一型番のまま仕様が変更され、一方がストレート、もう一方が15°の緩い角度付となったようです。

ここで取り上げるのは片方のレンチがストレート、もう片方が90度となっている旧型です。
このペダルレンチは両端に15mmのレンチがありますが、方向が90度異なっています。

仮に「ストレート側」と「直角側」と呼びます。
ペダルの軸には「六角型」と「二面型」があります。

「六角型」ならばあらゆる方向からレンチを入れることが出来るので問題ありません。

ところが、「二面型」の場合、レンチを差し込む方向が制限されてしまいます。
クランクにネジで固定するため、二面が向く方向は決まっていません。
右側のペダルをゆるめる場合です。

ペダルレンチの「ストレート側」を二面軸に差し込んでみました。すると、左の画像のような力の入りにくいポジションになってしまいます。
それでは、レンチをひっくり返して「直角側」を入れてみましょう。すると、力の入りやすいポジションになりました。

【クランク】と【ペダルレンチ】でアルファベットの「Vの字」を作り、Vの角度を減らす方向でレンチをセットすると、力を入れやすいようです。
今度は左ペダルを外してみましょう。上記でも取り上げましたが、左ペダルは「逆ネジ」です。

ペダルレンチの「直角側」を二面軸に差し込んでみました。すると、力の入りにくいポジションになってしまいます。

力を入れようとすると、クランクが回ってしまいます。
それでは、レンチをひっくり返して「ストレート側」を二面軸に差し込んでみます。すると、力の入りやすいポジションになりました。

右ペダルの場合と同様に、クランクとレンチで「Vの字」を作り、その"V"が重なって"|"になるようなレンチの使い方をすると、クランクが動きにくく力が入りやすいようです。


つまり、"C-200"に2方向のレンチが設定されているひとつの理由に、緩めやすいポジションを選べるという理由があるのかもしれません。



<参考にさせて頂いたサイト>
サイクルベースあさひ ペダル着脱方法マニュアル
六角レンチ対応ペダルについて
マウンテンバイクなどのスポーツ自転車には、軸に六角穴のあるペダルが装着されている場合があります。

左は"MKS"株式会社三ヶ島(みかしま)製作所の"MT-LITE"というペダルです。ペダル軸には二面幅6mmの六角レンチ穴が設けられています。
今までに一度も外したことのないようなペダルの場合、ネジが錆(さび)で固着しており、そう簡単には外れない状態になっている場合が少なくありません。

"ペダルレンチ"という専用工具を用いてようやく外れるようなペダルを、細くて短い六角レンチで外すのは非常に困難です。

ペダル軸の六角穴は、出先で緩(ゆる)んだ場合の非常用と捉えた方がよさそうです。
ペダルレンチの試作 2009/3/12
より使いやすいペダルレンチを求めて試作してみました。

普通の軟らかい鉄で作っても、力を加えると口が開いてしまいそうです。そこで、おそらくSK材(炭素工具鋼)と思われる焼き入れ済みの鉄片を使っています。

加工には卓上グラインダやディスクグラインダを使用し、焼きが戻らないように水で冷やしながら削りました。
2面幅15mmのレンチを2カ所設けています。一方がストレート、もう片方には45°の角度をつけてあります。

柄には鉈(なた)などの柄に用いられる「樫」(かし)の木材を使用しています。
鉄片とシャフトは溶接で固定しています。
ペダル軸が2面型の場合でも、ストレートと45°の二つの角度から力の入る方を選べます。

市販されているペダルレンチの中で、角度の異なる2つのレンチ部分がある製品には、パークツールのPW-4、グランジの製品などがあります。

サイクルベースあさひ
パークツール PW-4
グランジ ペダルレンチ15mm
<もくじ>
ペダルをはずす
ペダルを取り付ける
ペダル取り付けネジのサイズについて
各種ペダルレンチ
取り外しのコツ
六角レンチ対応ペダルについて
ペダルレンチの試作
<参考にさせて頂いたページ>
サイクルモール(サイクルベースあさひYahoo店)
  > 自転車のすすめ > メンテナンスマニュアル > ペダルの付け方・はずし方
サイクルベースあさひ > メンテナンスマニュアル > ペダルの付け方
サイクルベースあさひ > サイズに迷ったら > ペダルの種類と選び方
株式会社あさひ > 修理工賃表
寿サイクル > 自転車の汎用及びプロツールのご紹介 > ペダルレンチ

・YouTube > ペダル交換の仕方 (ライトウェイプロダクツジャパン)

TAKAよろず研究所
http://www.geocities.jp/taka_laboratory/
2005/7/21製作 2007/6/8加筆 2007/8/15補足 2008/4/5補足 2009/3/7加筆修正 2012/5/10修正 
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