井筒俊彦博士の東洋哲学について


「日本にこれだけの天才的思想家・哲学者がいたとは・・」

これが井筒博士の著作を読んでの私の最初の感想である。

 未だ知らぬイスラム哲学の砂漠に連れて行かれた時、その思想の剣のあまりの鮮やかさに私は驚き、如何に思想の未知の平原が広いことを思い知らされた。

 井筒博士の思想にとりわけ惹かれるのは次の点である。

1.どの哲学の領域を研究する場合でも、「哲学的思惟の根源に伏在する観照的体験」という根本的テーマが一貫している。すなわちイスラムの神秘家イーブン・アラビーの言う神秘家かつ哲学者の道を切り開いた。

2.東洋哲学を現代思想の中で甦らせた。広大な東洋哲学(イスラム、ユダヤ哲学なども含む)を有機的に包含するだけでなく、その哲学の持つ意味を現代思想の中で甦らせ、新たな現代的価値を発見した。

3.専門であるイスラムとその神秘哲学を日本的な立場から初めて咀嚼、世界的なイスラム学を構築した。

 

井筒博士リンク集

・井筒博士の著書

・ズイクル修行

・スーフィ修業道の理論的反省

・ スーフィズムと哲学的思惟

・ ルーミー語録

・「イスラーム哲学の原点」

・『イスラーム生誕』

・『意味の深みへ』

 

 

 

 

 

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