追悼特別企画 坂村真民先生

観ずれば花ひらく

2007/01/18

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致知』2月では、坂村真民先生の「一道を行く」という特集をしている。なかなか興味深い内容で、詩人であり、求道者でもある真民先生へのインタビューをはじめ、至るところに心動かされる言葉が掲載されている。
 とりわけ真民先生の行には驚かされた。95歳の今も起床は午前零時で、星の光を浴び、冷気を吸引して詩を書かれる。惰眠を貪っているようでは命を刻み込む詩は書けないということであろうか。
 そして「初光吸引」という朝の光を吸うことをされる。日の出の光を腹いっぱい吸い込むと無病息災でいることができるという。
 先生の有名な言葉に「念ずれば花ひらく」という詩の一節があるが、この「念」という言葉には“不断の行”という意味もこめられているのだろうか。
 谷口雅春先生であれば・・「観ずれば花ひらく」と仰ったかもしれない。
 またこの「花」という言葉には、個人の神性・仏性が華開くだけでなく、「神の国」「天国浄土」「高天原」「竜宮」という理想世界が地上に華開いていく意味もこめられているように思う。
 この天国は一体何処にあるのか。その世界はどんな様相と構図をしているのか。その世界と吾々の観ている現実世界とはどんな関係をしているのか。またこの地上にその真実の世界、本当に在る世界を顕わすにはどうしたらいいのか。
 これは宗教上の大問題であり、これから少しずつ言及してみたい。

 ところでその特集の中には、真民先生の詩が沢山紹介されているが、一つ印象に残った詩を読者の皆様にご紹介したい。

 
時間をかけて

 
あせるな
 いそぐな
 ぐらぐらするな
 馬鹿にされようと
 笑われようと
 自分の道をまっすぐゆこう
 時間をかけて磨いてゆこう


 人の眼を気にすることなく、「一道を行け」というわけである。
 私の大好きなフランク・シナトラに「マイ・ウエイ」という名曲があるが、「マイ・ウエイ」とはそれこそ、その人でしか歩めない唯一絶対の道であり、その道を神に導かれて時間をかけて精進するときに、「世界で一つだけの花」を咲かせることができるはずである。

平成18年12月11日に亡くなられた坂村真民先生にこの電子パンフを捧ぐ。

☆追悼特別企画☆


2章 鳥は飛ばねばならない

3章
地上天国成就のための祈り

4章
神の国はどこにあるか

5章 超越的内在の世界

6章
 密厳国土即西方浄土

7章 
無限荘厳世界

8章 
天国浄土の構造

9章 
“天国”を現実にする方法
 

10章  
天国は一粒の芥子種