シンディージョーンズ
             〜秘密の寺〜

(使用システム:IT CAME FROM THE LATE,LATE,LATE SHOW)



◇今回予告◇

 卒論を提出し薔薇色の人生に思いをはせていたシンディは、突然担当教授に呼び出しをくらった。
 そしていきなり突き付けられた人生で最初の関門。それは最近発見された遺跡の探索だった。

 仕掛けられたさまざまな罠や立ちふさがる遺跡の守人!
 果たして遺跡の先で彼女達が見たものは!?

 シンディ・ジョーンズの卒業をかけた冒険が、今、始まる!!



◇プレイヤーキャラクター◇

 PC1:シンディー・ジョーンズ
 君は、数多くのトレジャーハンターを排出しているジョーンズ家の出身だ。
 来秋からITA(インターナショナル・トレジャーハンター・アソシエイション)への就職がほぼ内定している。
 ITAは本来なら非常に狭き門なのだが、君は本人の素質もさることながら家柄がかなり強力なプッシュになり就職を決めることができた。
 なので、今期で卒業できないと、内定を取り消される可能性が大。
 君は何が何でも今期で卒業しなくてはならない!
   ET:考古学
    T:警戒 武器一種


 PC2:シンディーの友人
 一週間後、君の家では一族をあげての一大イベントが予定されていた。
 君の当主就任イベントだ。
 君の家は由緒正しい盗賊の一族。
 そして君は、勘という先天的な才能、鍵開けなどの後天的な実力を認めれられ、第34代当主に推薦された。だが事実上それは決定事項。
 本来なら人生最大の喜びとなるはずだ。一族の者全てが憧れる地位なのだから。
 だが、君の表情は浮かない。
 君の頭を占めているのは友人の一言
「私がトレジャーハンターになったら、相棒になってね」
 何故か昔からシンディには敵わない。
 頼まれると何故か嫌とは言えない。抵抗は試みるが、大抵彼女の言う通りに行動してしまう。それをどう思っているかは・・・

   ET:警戒 鍵細工
    T:武器一種


 PC3:南米の僧
 君は南米の、ある貧しい村の僧だ。
 君の周りの信仰心厚き村人は、とても過酷な生活環境のせいで毎日死んでいく。
 そんな現状を何とかしたいと日々思ってはいるものの、一人の力でどうこうできるはずはなく、毎日悩みながら神に仕える毎日を送っている。

    ET:応急手当、文献調査
     T:警戒 武器一種


 PC4:謎の日系人
 君は徳川幕府幕臣の子孫だ。
 明治維新とともに家は没落し、関東大震災の混乱の中、新天地を求めてアメリカに移住したものの、生活は決して楽ではなく、先祖の残してくれた物品を売りながら細々と生活しいた。
 そんな生活の中でも、母は武士の子らしくあるよう君に求める。そして、祖先の願いを叶えよと幼い頃から言い聞かせられてきた 。
 だが君は思う。
 武士らしく、そんな事をしたって生活は決して楽にならない。だったらそれを利用した方が得だ。
 君は今、母の言いつけで先祖が残した遺跡を探している。
 だが母が言うように壊すためではない。自分の為にだ。

    ET:武器一種、建築
     T:警戒



◇シナリオ◇

 Scene0.オープニング(マスターシーン)

 黄金のピラミッド写真を見せながら。

 幻のピラミッド。
 それは、考古学に興味を示す者ならば知らぬ者はいない、憧れの遺跡。
 不幸な偶然が重なり、語り継がれている以外に存在の証を示すことができなくなったソレは、今では実在すら疑問視されている。
 否、学会では存在しないというのが定説となっている。
 幻の黄金ピラミッド・・・果たしてそれは本当に存在するのだろうか・・・


 Scene1.大学にて

 ミーミム大学。と書かれた大学の外観を見せながら。
 バックには誰かが必死に走っている音がする。


 ここはアメリカの小さな地方都市にあるミーミム大学。
 小さな大学なのだが、ある団体の多額の寄付により、ある学科だけが非常に特化していた。
 それゆえにその分野へ優秀な人材が集まり、ここで学び、そして巣立っていく。
 そして巣立ちの日が近い今、構内はバタバタしている。
 今も、教授の呼び出しに遅刻している女子生徒が廊下を走っていた。

   遅刻のロールプレイはPLに任せる

 扉を開けると、まず目に入るのは2mもある顔だけ仏像。そしてその横にはアビヌス2体が狛犬のように座っている。そのほかにも怪しげな石像とか壷やらがいっぱい壁の棚に飾られている研究室。その真ん中に置かれた机に、教授が背中を向けて座っている。
「13分の遅刻だ」
 くるりと椅子を回し、
「君は卒業する気があるのかね」

「君が提出した卒業論文だが・・・ここで卒論をばさりとだす 正気かね? これはあまりにもひどすぎるよ」
「これでは君を卒業させるわけにはいかんな」
「だが、これから私の出す課題をクリアできれば卒業を認めよう。どうだね、やってみるか?」
「なに、ちょっとした遺跡探索だよ。最近発見されたと私のところに情報が入ってね」
「やるかね? そうか、それでこそジョーンズ家の一員だな」
「行ってもらう先は・・・」

 シンディ、教授より地図を入手。


 Scene2.寺院にて

サピヤク寺院と書かれた写真を見せながら

 ここは南米にある小さな寺院、サピヤク寺院。
 周囲に住む人々はとても貧しく、日々の糧を得るのに精一杯な生活をしている。だが人々の信仰心は強く、ギリギリの生活から何とか供物を差し出し(売れ残りの野菜とか売れ残りの花とか売れ残りの肉とかが写される)どん底の生活でも皆笑顔で生活していた。
 だが、不衛生な環境、そして慢性的な栄養失調により毎日のように人が死んでいく現実。 僧達は何とかしたいと思い、だが何もできない現実に無力感を日々覚えていた。

 寺で一心不乱に経を上げているPC3。
 一段落して顔を上げると、近所に住むコヒン君が君を見ていた。
「ソーシュ様がお呼びだよ」
 宗主さまの元に行くPC3にまとわりつくコヒン。
「ねーねー。修行に言ってるゴーゲン様は元気?」
「ホンインに修行にいけるなんて、すごいよね〜」

 行くと、肌は黒く、顔は皺だらけで眼鏡をかけている小柄で優しそうなじいちゃん(宗主)が迎えてくれる。
「うむ。よう来たな”PC3”。村の様子はどうじゃ?」
「そうか・・・(しばらく考え込む)」
「少し昔話をしようか。昔・・・約100年前のことだ。一人の僧がこの地にやってきた。最初はもちろん誰にも受け入れられなかった。だがその僧は諦めなかった。毎日毎日村の人たちの手伝いをし、一日の初めと終わりには経をあげ、そんな毎日を送っているうちに村人にも段々受け入れられ、村人の協力のもと寺院を建立した」
「そう、それがこのサピヤク寺院じゃ。」
「でな、その僧は本院を出るときに、その時の宗主にこう言われたそうだ。何かどうしようもなく困った事があったら頼るようにと・・・」
「今、この村は大変なことになっておる。元々貧しい村だったのに、ダムができたせいで水まで手に入りにくくなってしまった・・・」
「そこでじゃ。お主に行ってほしいのだ。大丈夫、そのためにゴーゲンを研修と称して本院につかわした。きっとやつが協力してくれるはずだ」
「これを持って行け・・・」
 スカラベを渡す。


 Scene3.故買屋にて

 ほとんど家具らしい家具もない部屋、そこで君はテーブルにおいた電話の前で、電話を待っていた。
 待つ事以外することがない君の頭の中では、母が亡くなる前の晩に母と交わした会話が繰り返されていた。
「”PC4”、ご先祖様の願いを尊重して」
「冗談じゃない。ご先祖が残してくれたものは有効に活用するべきだ」
「アレは人類が使うべきものじゃないの。だからご先祖は使わなかったのよ」
「だがご先祖はそれを壊さなかった。いや、壊せなかったんだ。それがどんなに素晴らしいものか分かっていたから」
「そう、壊せなかった。でもその事をとても後悔していたご先祖様は、こうして子孫に言い伝えていたのよ。自分の念願を果たして欲しいから・・・」
「違う! ・・・いや、仮にご先祖の願いがそうだったとしよう。だが俺(僕?)はそうはしない。自分のために使わせてもらう!」
 そう強く言った君を、母は悲しげな目で見つめ、そして悲しそうに目を閉じた。

 リン。
 電話が鳴った。受話器の向こうから聞こえてきたのは見知った男の声。
 君が先祖伝来の古文書の解読を依頼していた男、ハタケヤマだ。
「解読できたで。電話じゃよう話せん。こっち来てや」

 リトルトウキョウの小さな故買屋。そこでヒキガエルが眼鏡をかけたような親父が君を待っていた。
「分かったで。あんたが探していた場所」


 ここで3人(教授、宗主、ハタケヤマ)のアップになり、3人声を合わせて言う。
「築地本願寺だ」

 そして、ゴーン、という鐘の音の後、映画のタイトルを見せる


 Scene4.協力要請

 君の手元には「準備は整った。早く帰れ」という電報がある。
 そして視線を向けた机の下には、帰り支度をまとめたスーツケースもある。
 なのに、何故だか分からないが、腰を上げる気にならない。君の勘がここにいるよう君に言っている。
 君にとってその勘は、なくてはならないものだ。なんどその勘に助けられたか分からない。だから当主就任まで1週間を切ったというのに。まだこの部屋に留まっている。
 ふと、机の上の写真に目がいく。
 そこには自分とシンディが二人楽しそうに笑いながら写っている。

 シンディが友人(PC2)に協力を要請してもらうシーン。大脱線しない限りは二人に任せよう


 Scene5.築地本願寺1

 PC3がゴーゲンの所に行き、PC3と今夜の手はずを相談。
 築地本願寺の地図を渡し、進入は胎内巡り入り口に11時と約束。ただしゴーゲンは鍵を開けておくだけ。
 終わったらカメラが引いて、茂みに隠れていたPC4を写す。


 Scene6.築地本願寺2

 夜、遺跡に潜り込むシーン。

 @PC3と4が合流
  ゴーゲンが1つだけ鍵をかけずにいた扉から進入し、夜指定の時間にゴーゲンに門内に入れてもらったPC3。そして地図を見ながら胎内巡り入り口の扉を開けようとしたその手をつかむ者がいた。PC4である。
この辺の交渉はプレイヤーさんにお任せ。なんとか一緒に遺跡に行ってもらうよう誘導(PC4は遺跡の情報を持っている、らしい、とかw)
  胎内巡りの中は真っ暗である。  知性ロール(PC3には+20のロール)に成功したら、うんちく(胎内巡りとは)を渡し、読み上げてもらう(二人成功なら目が高い方へ)。

 うんちく「胎内巡りとは」

「真っ暗い空間を巡り、菩薩様に出会うことによって、自分の存在を問い直し一旦今までの自分を捨て去り、生まれ変わり、新しい自分の発見して幸せへと導いてくれるありがたい空間のこと。つまり、この食らい世界で自分自身と向かい合いなさいって事です」

 そして小声で呟く

PC3:「・・・果たして、私がこれからやろうとしている事を、菩薩様は認めてくださるのだろうか・・・」
PC4:「・・・果たして、私がこれからやろうとしていることは、正しいことなのだろうか・・・」

  遺跡への扉は胎内巡りの突き当たり、仏頭がある(写真を見せる)

 AシンディとPC2の潜入シーン
  二人は胎内巡りの出口から侵入。
  鍵がかけられているので、鍵細工判定。失敗したらプレイヤーさんに何とかしてもらう。

 突き当たりで全員に警戒ロール。
 気づいた人数が少ない方が先に仏頭を調べ初め、多い方の友人キャラ(PC2かPC4)に知性ロール。成功したらそこにいるのは友人だと気づく


 Scene7.真実の口

 一行の目の前には壁一面に彫られた口をあけた仏顔が(写真を見せる)。
 そしてシンディの持つ地図には  「汝、正直である事を証明せよ」 と書いてある。

 ・口に手を入れて自分が正直者であるということを証明する台詞を言ってもらう。
 ・できれば誰か(友人あたり?)に嘘を言ってもらうと盛り上がるかも(誘導)
 ・手を入れたまま誰も何も言わなければ、大仏に 「汝は正直者か? ならば、まことを申せ」と言わせる。

 まことを言った場合:大仏の目が光り、「よし」という声が響いたかと思うとぐるっと壁が回り向こうに行く。
 嘘だった場合   :「この嘘つきめが!」つって、噛まれる。手には大仏の歯型がくっきり(ダメージはなし)


 Scene8.通路にて

 一人しか進めない細長い下りの通路の両脇には、無数のお釈迦様と梵字がいっぱい彫ってある。

 警戒ロール
 成功 : お釈迦様たちの目が自分達を追っていることに気づく
 失敗 : お釈迦様たちから声がかかる

 恐怖判定(人気を目標値にしてロール)。警戒ロールに失敗した場合は、−20のペナルティを。
 失敗した場合、再度D100を振り↓に沿った行動をする。
  01-20 : 恐怖の余り叫ぶ
  21-40 : 手近の誰かに抱きつく
  41-60 : 口を手で覆い、叩かれるか揺さぶられるまで繰り返し叫ぶ
  61-80 : 恐怖のあまりわけのわからないことを口走りながら後退
  81-00 : 恐怖の余りわけのわからないことを口走りながら、対象物を攻撃

 そして追い打ちをかけるように、背後から 「口がなくて、歯のあるものナーニ」 (答えは下駄、もしくはくし) と重低音で叫びながら石でできただるまが転がってくる

 恐怖判定成功した者順に答えさせる。正解者には人気+2
 判らなかったら知性ロール。それでも駄目なら人気を1燃やすことで答えを教えてあげましょう。


 Scene9.橋(橋渡りゲーム)

 @4×6枚のトランプを伏せて並べて橋を作る(内訳:数字札10枚、絵札13枚、ジョーカー1枚)。
  並べた後でプレイヤーに、必ずどの列にも穴が空くよう1枚ずつカードを抜いてもらう。

 A敏捷ロール
   成功 : 1D4マス動く
   失敗 : 1D4/2(端数捨て)マス動く
 
 B止まったマスのトランプをオープンする。
   数 字 札: そのまま
   絵   札: 二人目が来たらやばし
   ジョーカー: 問答無用で落ちる

 落ちた場合は敏捷ロールを。失敗したら本当に落ちる。
 絵札の上で、0歩を振った場合も落ちる。
 落ちたらD4を振ってもらう(そのターン後に合流)


 Scene10.忍者襲撃

 なんとか橋を渡り終わった一行。

 警戒ロール
   成功 : 手裏剣をよけられる
   失敗 : 手裏剣が当たる(10ダメージ)

   戦闘開始

 忍者(中忍)
体格(50)/ 知性(30)/ 人気(20)
 特殊ロール(40)/ ダメージ(20) / SP(100)
 忍者(下忍) 2人
体格(20)/ 知性(0)/ 人気(20)
 特殊ロール(30)/ ダメージ(10) / SP(30)


 戦闘PT内にPC4がいる場合、戦闘中、中忍は知性でロール。
 成功したら、PC4がかつての主君にそっくりだと気づき、戦闘終了。
 気づかなくても、3ターン戦闘をしたら上記に気づき終了。
 もしも橋のシーンで子孫が落ちていたら、ダイスで決めたターン後に忍者(下忍)が落ちた人達を連れて来て中忍に事情を話し、戦闘終了。


 Scene11.忍者との交流

 忍者とPC4との交流シーン

「う、う・・・主君よりここを守れと言われ、拙者で5代目・・・よもやこんな日がこようとは・・・ 感無量でございます・・・」と、中忍は感激で男泣き状態。
 んで、話し合いの末、お供しますということで、残っている忍者全員 一行に加わることに。


 Scene12.ピラミッド発見

 一行がたどり着いたのは、20m四方の黄金のピラミッドだった

   シンディに+20のボーナスで考古学ロール。駄目だったら他の人に人気ロール。
 成功者に、うんちく(黄金ピラミッドついて)を渡す。

 うんちく「黄金ピラミッドついて」

 2世紀半ば、ローマ帝国によって虐げられた民衆の支えは、正当なエジプト王家の血を引くメカフラー帝だった。
 もちろん彼は何の権力も持っていなかったが、彼がいるだけで民衆が勇気づけられる、そんな人物だった。
 彼が過酷な労働による過労死をした時、民衆はそれこそ夜も昼もないほどに悲しんだ。そしてローマ帝国に分からないようこっそりと彼のための墓を建てた。それがこのピラミッドだ。
 文献には載っていない。伝承のみに伝わるピラミッドだから、現在では存在しないというのが通説だった。

 「なのに・・・まさかこんな所にあったなんて・・・」

 中忍:「拙者たちでは中に入ることはできませんでした」

 鍵細工ロール
 成功 : 鍵穴らしきものを見つけ、鍵となるアイテム(PC3の持つスカラベ)が必要だとわかる(成功者に人気+2)。
 失敗 : PC3の持つスカラベが光り出し、鍵穴らしきものを照らす


 Scene13.ピラミッドの中

 入ると、5×5位の部屋があり、周囲を調べているときに、コトンと音がする。

 警戒ロール
 成功 : スカラベが落ちているのを見つける
 失敗 : そのままスルー

 しばらくすると、カサカサ音がする。
 周りを見回すと、ぼとぼと落ちているスカラベが動き出している。
 と、いっせいに一人の下忍を襲い、彼はカラカラに干からびてしまう。

 恐怖判定(人気を目標値にしてロール)。警戒ロールに失敗した場合は、ロール時に20のペナルティを。
 失敗した場合、再度D100を振り↓に沿った行動をする。
 01-20 : 恐怖の余り叫ぶ(1ターン)
 21-40 : 手近の誰かに抱きつく(1ターン)
 41-60 : 口を手で覆い、叩かれるか揺さぶられるまで繰り返し叫ぶ(2ターン)
 61-80 : 恐怖のあまりわけのわからないことを口走りながら後退(2ターン)
 81-00 : 恐怖の余りわけのわからないことを口走りながら、対象物を攻撃(3ターン)

   あわあわしている間にスカラベは合体。巨大スカラベになる。

   謎の声:「最後の試練じゃ。欲する者、汝、我を倒し、それを手にするが良い」

   戦闘開始
 巨大スカラベ
 体格(400)/ 知性(0)/ 人気(20)/ 特殊ロール(60)/ ダメージ(30) / SP(200)
 ダメージを受けると、受けたところが紫色に変色

 戦闘終了後、知覚系・建築系スキルでロール(適当なのを選んでもらう。なければ人気)
 成功したら上り階段のボタンを見つける。
 皆失敗なら中忍が発見。

 中忍:「まだ何か出てくるやもしれません。ここは我々に任せて、”PC4”様は先をお急ぎください!」


 Scene14.宝物発見

 上るとそこは5×5位の小さな部屋。PC達が足を踏み入れた途端、
「よくぞここまでたどり着いた。ほれ、その箱を開け、わしを手に取れ。さすれば望みは思いのままじゃ」  という声が聞こえる。

 宝石箱のような箱を見せる。中には4つのスカラベが入っている。
 誰かが箱を開けた途端、金色の光が箱から飛び出しPC達を包み、夢シーン

1.シンディの場合
 去年のクリスマス。祖母の家に集まり、皆でクリスマスパーティをしている。
 そして続々と集まってくる、ITA(インターナショナル・トレジャーハンター・アソシエーション)の会員である叔父や叔母や従兄弟達。彼らはシンディの姿を認めると、にこやかに近づいてくる。
「やぁ、おめでとう、シンディも来年には私たちの仲間になるのだね。さすがシンディだ。私たちも鼻が高いよ」

2.PC2の場合
 古めかしい屋敷の奥、だだっ広い部屋には大きなテーブルが置いてあり、今そこには一族の重鎮と呼ばれる人たちが座っている。
 そして全員一致でPC2の当主就任が決定された。
 それをほかの候補者と共に待っていた一室で聞かれた君に、やはり候補者だった一つ上の従兄弟(男)が握手を求めてきた。
「おめでとう。やはりお前が次期当主だったな。こうなると思っていたよ」
「だが、浮かない顔だな。嬉しくないのか?」
「お前が思うようにすればいい。俺たちはそれに従うだけだ」

3.PC3の場合
 薄っぺらい木の板の壁と、椰子の葉でできた屋根で作られている粗末な家。だがこの辺りの家としてはとても標準的な家だった。
 今、その中の粗末なベットには、一人の女性が横たわっていた。
 枕元で泣いている子供の年を考えると、まだ年若い女性のはずだが、病気と、そして生活の疲れのせいか、10以上も老けて見える女性は、うっすらと目を開き、皮と骨だけの腕を必死に君の方に伸ばした。
「この子を・・・コヒンを頼みます・・・」

4.PC4の場合
 君がまだ幼い頃、母がまだ元気だった頃の事だ。
 君の母は毎日のように先祖のことを君に語って聞かせた。
「ご先祖様はね、とてもすごい遺跡を見つけてしまったの。でもそれを悪い人が使うと世の中が大変なことになるから、それを違う遺跡に隠したの。」
「いろんな事情があって、私たちは今遠く離れた土地に住んでいるけれども、いつか、ご先祖様の願いを叶えるために、私たちはその遺跡を悪い人の手に渡らないようにしなければいけないのよ」
「”PC4”、お前が大きくなったら、それを壊しにいってちょうだいね」

 夢シーンが終わると、それぞれの手の中にはスカラベが。誰か一人が願いを言った瞬間スカラベが光り、
 謎の声:「我が使命は終わった」
 がたがたがた!遺跡が崩れ始める。(願いをかなえたい人が複数いる場合は人気ロール勝負)


 Scene15.逃げろ!

 急いで階段を下りていくと、そこでは血とかだらだら流して疲労困憊の中忍が柱を支えていた
 中忍:「この柱はこの遺跡全ての要。私がここを支えているうちに、さぁ、皆さん逃げてください」

 建設ロール
  成功 : どう見ても一人で支えきるのは無理
  失敗 : ・・・・・(頑張ればいける、かも?)

 逃げる演出はプレイヤーさんにやってもらいましょう。
 何もアイディアが出ない場合、建築ロール(もしくは人気ロール)に成功したら、安全な道が見つかる、とか。
 ここで全滅したら、B級映画ではなく三流俗悪映画になってしまうので、頑張って生き残らせよう。


 Scene16.エンディング

 頑張って地下迷宮を脱出したPC達を迎えたのは、ゴーゲンと朝日だった。


 エンディングロール

 キャスト等が流れる裏でこんな映像を、と言う事で撮影。
 音は入らないけれども、プレイ時には当然声あり。

 PC2〜4の場合
 基本的にプレイヤーさんが選んだ未来を。

 シンディの場合
 今も、教授の呼び出しに遅刻している女子生徒が廊下を走っていた。
 扉を開けると、まず目に入るのは2mもある顔だけ仏像。そしてその横にはアビヌス2体が狛犬のように座っている。そのほかにも怪しげな石像とか壷やらがいっぱい壁の棚に飾られている研究室。その真ん中に置かれた机に、教授が背中を向けて座っている。
 以下、教授の台詞等はオープニングと同じ。
 ただ、論文のタイトルだけが「築地本願寺の地下に 失われたピラミッドを見た!」になっている。
 以後、シンディと教授の会話が続き、「数年後」というテロップの後、トレジャーハンターとして活躍しているシンディ(と、PC2がシンディを選択したら、PC2)の姿を。


◇プレイ後の感想◇

 ・・・小ネタ好きだな、自分(苦笑)。
 実はPC3のイメージは、ドラゴンボールで最初の天下一武闘会に出てきたお坊さんだったり(だれも気づきませんでしたが)。
 このシナリオ、テストプレイとレディースコンベンション本番と2回やったのですが、エンディングが少々異なりました。
 同じだったのは、二人共シンディを選んでくれたPC2だけで(マスター、ちょっと嬉しかった)他のPCは、
 ・シンディ
 テストプレイ : 落第を強制したら、プレイヤーさんから「せめて判定の余地が欲しい」とのご要望が。
 本    番 : なので人気ロールの結果で落第か卒業かを決めてもらおうと思ったら、プレイヤーさんから「落第したいです!」とのご要望が。結局彼女はロールで見事(笑)失敗しシンディは落第となりました。
 ・PC3
 テストプレイ : 「村を救う願いがかなったのだから、私の命は惜しくないです」と、忍者さんと柱を支え遺跡に残ることを選択。
 本    番 : 村に帰ることを選択。
 ・PC4
 テストプレイ : PC3が遺跡に残ってしまった為、代わりにPC3の村へ行くことに
 本    番 : 忍者さんと柱を支えて遺跡に残る事を選択。

 やっぱりプレイヤーさんの好みって色々なんですねぇ。ちなみに、当初マスターが考えていたエンディングは本番バージョンでした。
 あ、同じといえば、シンディのプレイヤーさんは二人とも「願いは自力で叶える」ロールをしてくれました。これもちょっと嬉しかったな。

 主人公の協力者、という立場のPC2ですが、テストプレイ時には「協力者」、という個性しかありませんでした。それがここまでちゃんとキャラが立ったのは、ひとえにテストプレイ時のプレイヤーさんのおかげで・・・ありがとう、Nちゃん(笑)。
 そういえば、PC4もテストプレイ時には「謎の日系人」という役割だった・・・シナリオって、やりながら決まっていくものなんですね・・・(←あなたの場合だけです)



◇もどる◇