丸い樫の木ー杖

長過ぎず短すぎず、太からず細過ぎず、どっちが先やら手前やら、なんとも平凡な姿。

手に持てば軽く、ぼんやり横たわって眠っているような杖。これを目覚めさせるぬはどうすばよいのだろう? どう扱え水を得た魚の様に生き行きと動いてくれるのだろうか?そう考えたのがきっかけである。およそ25年前である。

まず、杖本来の働きであろう打つ・突くの修行。そして以前から続けてきた合気道。すなわち、円の体術と直線の杖の融合を思いめぐらせた。

新武道の名称は迷わず「体の杖」とした。(体の杖規定杖=直径25ミリ、長さ128センチ)

平成2年(1990)2月11日。佐賀市に高伝館道場を建設。
合気道と並べて体の杖の看板を掲げたので、この日が正式な「体の杖」の誕生日と言える。

武道暦は50年を過ぎたが、私のもう1つの顔・漫画家歴のほうが少し先輩である。

当然、「体の杖」を絵にするのも私の仕事であろう。取りかかったのは10年も前になるが、描き直し描き直し・・・。高伝館門人カール・アレン今井俊夫、横山栄二氏ほかの協力を得ながらようやく『体の杖イラスト皆伝』をまとめることが出来た。

筆をおいて、あらためて見直すと、イラストになった演武動作のそこかしこに、いままで武道の先輩達の方々に教導いただいたものがペン先からにじみでているように思う。

ありがとうございました。

そして出版の機会を与えてくださったBABジャパンに深く感謝申し上げます。



平成20年(2008)4月
針すなお




《高伝館及び関連道場の歩み》

◆新所沢合気道同好会(新所沢公民館)1986.7.13 昭和ロ61年

◆高伝館佐賀本部道場道場開き1990.2.11 平成2年

◆高伝館新宿道場 (新宿コズミックセンター)1994.9.24 平成6年

◆高伝館小金井道場(小金井総合体育館)1996.1.21平成8年

◆花小舎井道場  (花小金井武道館)2005.3.5平成17年

◆高伝館福岡道場 道場開き2000.5.14平成12年

(佐賀本部道場10周年記念式典) 2000.5.13平成12年




 針 すなお(Sunao Hari)師範紹介
 1933年、佐賀県佐賀市出身。本名・高閑者順(たか
 がわ・ すなお)。佐賀県立佐賀高等学校(現・佐賀県
 佐賀西高等  学校)卒業。旧佐賀藩の菩提寺、高伝
 寺の前住職。1953年に上京し経済雑誌の記者を経て
 1956年の漫画家デビューを飾る。
 、シンプルな味のあ る画風と似顔絵で多くの新聞・雑
 誌・TVと様々なメディアで 活躍している。1957年に合
 気道に入門、主に山口清吾師  範のもとで修行し現
 在七段。また体術と杖を融合させた“体 の杖”を創
 始、主宰する高伝館で合気道と共に教伝に務めてい
 る。神道夢想流杖術を学び独自の「体の杖」を編み出し
 た。「朝日新聞」と「佐賀新聞」に政治漫画連載中。



 
高伝館では下記の場所で合気道・体の杖の稽古を行っています。
佐賀・福岡・牛津・中原・花小金井・多摩・品川・広尾 

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