子どもが野球を始めたいと言った時に!

 「野球を始めたい!」
 ある日突然お子様がこういったら、貴方は何をしてあげますか?
 もし貴方が野球経験者で野球のことを分かっていたとしても、お子様が楽しく野球を始めるためには、親として、まず
どうしたらいいのか、悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。
 お子様の体力や体つきに合わない用具選びをしたり、価格だけで選んでしまうと、一生懸命練習に励んでも、身体に
合わない用具が上達を妨げてしまうことがあります。
 最悪の場合、肩や肘を痛めてしまい二度と野球ができなくなったり、野球そのものが好きでなくなってしまうこ
ともあります。
 お子様が野球を通じて健やかに成長されることを願い、保護者の方々に知っていただきたい事柄をまとめました。
 皆様のお役に立てれば幸いです。

       目    次
    1.野球がしたいよ〜!
    2.チーム選びのポイント
    3.初めてのグラブ選び
    4.初めてのバット選び
    5.キャッチボールをしよう!
    6.バッティングセンターへ行こう!
    7.ユニホームの着方
    8.初めての練習
    9.グラブのお手入れ方法
   10.スパイクの選び方・スパイクのお手入れ
   11.試合への準備
   12.『プレイボールの本当の意味』
   13.『野球の父』アレキサンダー・カートライト
       
10.スパイクの選び方

 最初の練習を終え、すっかり野球に夢中になった大郎くん。
 張り切りすぎて、お気に入りの運動靴がぼろぼろになってしまいました。
 大郎くんは、スパイクではなく、いつもの運動靴を履いて練習していたのです。

お母さん:「大郎くん!スパイクも買わないといけないわね。今度の日曜日に一緒に買いに
       行きましょう」

大郎くん:「わ〜い!ありがとう、お母さん!」

1)スパイクの種類

 ソールの種類

 野球のスパイクは、デザインや形だけでなく、機能によってもたくさんの種類があります。
 特に底の部分は、使われている素材によって、革底・樹脂底・ポイント底・ゴム底(ラバー底)の四種類があります。
 また、メーカーよっても底の形は異なっています。
 初めてスパイクを購入する時には、小学生の低学年ではゴム底、高学年では、ポイント靴をお勧めします。
 チームによってはスパイクの指定がある場合もありますので、監督や指導者の方に確認を忘れないようにしてください。
 *チームカラーに合わせないと、試合には出場できません!
   「要注意」:野球規則で決められています!

 スパイク選びにおいても、グラブやバットの時と同じように、子どもの『足』に合ったスパイクをお父さんお母さんが選んであげること、これが一番大事なことです。
 特に、スパイクを選ぶ時に気をつけなければならないのは「サイズ」です。
 成長期の子ども足が大ききなるのが早く、どうしても実際の足のサイズよりも大き目のものを購入しがちです。
 けれども、大き目のシューズには弊害があります
 シューズが大きい分だけ余分な力が入り、足にかかる負担が増えてしまうため、スポーツの正しい動きを覚えるにはマイナスになるのです。

 スパイクを購入する時には、必ず子どもと一緒にお店にいって、実際に『足』に合っているかどうかたしかめてあげてください。

甲の高さが調整できること。
 足にあわせて甲の高さが調整できるヒモかワンタッチテープのタイプを選びましょう。
 どちらのタイプも子どもの足にあわせて、きちんと締めてあげることが大切です。
かかと部をしっかり支えること。
 足が靴の中で動かないよう固定することで、安定した歩行ができ、指先の障害も防げます。
つま先は広く、厚みがあること。
 子どもは特に足の指で”地面をつかむ”ようにして歩くため、指を自由に動かせる余裕が必要です。
適度に弾力のある靴底。
 地面からの衝撃を緩衝し、足を守ります。
 厚すぎる靴底はよくありません。
つま先が少し反りあがっていること。
 子どもはベタ足で歩くので、反りがないと蹴りだしにくく、つまずきやすくなります。
足が曲がる位置で靴も曲がること。
 サイズが大きいと、曲がる位置がズレます。
 厚すぎて曲がりにくい靴底にも要注意。

2)シューズを選ぶときのポイント

 シューズを履く時には、つま先を上げて、かかとでコンコンと地面を叩き、くつとかかとをしっかりあわせましょう。
 *アンダーソックス(もしくは同じ厚みの靴下)を着用し、シューズを履いてください。
 
 @かかとはブカブカじゃないかな?
 かかとの部分がブカブカだと、足の動きが不安定になり、俊敏な動きをするためにはマイナスになります。
 また、足への局部的な負担も大きくなり、靴擦れが起こりやすくなります。
 かかとだけを上げた時に、シューズが脱げないかどうか、つまり自然にしっかりとシューズがついてくるかどうか確認をしてください。

 A足の指はちゃんと動くかな?
 子どもの場合、足の指が自由に動くかどうか、感覚では分かりません。
 そこで、シューズの中敷を取り出して、中敷の上に足を乗せてみてください。
 つま先に10mm程度の余裕があるサイズが一番合っているサイズだと考えられます。
 (ただし、これはあくまでも目安であり、絶対的な測定方法ではありません)

 B足の甲に痛みはないか?
 甲の部分の締めつけがきつすぎると、シューズを履いているうちに甲に痛みが出てきます。
 しかし、締めつけがゆるいと、かかとの場合と同様に足の動きが不安定になり、俊敏な動きをするためにはマイナスになります。
 甲の部分は、ソフトな感覚でしっかりとフィットするシューズを選んでください。

3)シューズの履き分けの薦め

 野球のスパイクは、土や芝生の上で俊敏な動きができることを一番に考えてつくられています。
 よって、アスファルトのような硬い地面の上や、持久系のランニングなどの使用においては、スパイクを履くと足の負担が大きくなります。

 練習の行き帰りやランニング、トレーニングにはランニングシューズやトレーニングシューズ、練習中にはスパイクなど、それぞれの場合に合わせてシューズの履き分けをお勧めします。

4)スパイクのお手入れ
 @スパイクのお手入れ用品
 スパイクのお手入れ方法は、スパイクの素材によって異なってきます。
 それぞれのスパイクの素材に合った方法でお手入れををしましょう。
 準備するものは、使い古したタオルのような柔らかい布、靴クリーナーなどのシューケアー用品です。
 
 Aスパイクのお手入れ方法
 底に着いた泥は、使い古しの歯ブラシや金ブラシなどを使って落とします。
 人工皮革のスパイクは、柔らかい布でさっと水拭きするだけで汚れが落ちます。
 水拭だけで汚れが落ちない場合は、靴クリーナーを使って汚れを落としてください。

 Bトラブル対策Q&A
 Q:雨でスパイクが濡れたらどうしたらいいの?
 A:まず乾いた布などをスパイクにあて、軽く水分を吸い取ります。
 そして水分を吸い取ったら、スパイクの中に布や紙などをつめながらスパイクの形を整え、型くずれを防ぎます。
 また、中敷が取替え式の場合は外して、スパイクと一緒に風通しのよい日かげで乾かしましょう。
 ドライヤーを使って乾かすとスパイクの革を傷めてしまうので、強制乾燥はやめてください。





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