かさぶたはがしの観察報告




目的


  折角できたかさぶたをよせば良いのに剥がしてしまい、再び出血をともなう傷をつくる人が少なくない。 今回はカサブタ剥がしマニアをじっくりと観察し、その究極のテクニックを報告する。





方法


 かさぶた剥がしのマニアはあまり、他人にその正体を知られたくないらしい。よって、今回の応募ではマニアの登録はなかった。よって、まずはマニアの発掘よりはじめる。


 擦り傷など軽症の受傷を抱えた人を密かに登録しておく。登録済みの人を交代で見張り、特に4、5日して少々痒みなどが出て来るころを重点的に観察する。本人にはもちろんカサブタの観察をしていることは、気付かれないように毎日密かに忍び寄る(ストーカーではないという証明書は前もって発行してもらう。)。4、5日してもカサブタに手をかけない観察対象者は登録からはずすことにする。(理由:カサブタ剥がしマニアと考えるのは困難、ただしこの場合「まだまだひっぱるよ楽しみは・・」の6日、7日組がはずれる危険はあるが・・)








観察結果





かさぶた剥がしマニアは結構身近に存在することがわかった。マニアは伸ばした爪の最先端をわずかに引っかけて、少しずつはじきあげるようにして、剥がしていく傾向が認められた。少し出血がみとめられると、最初に剥がし始めた部分とは反対方向から再度剥がしはじめ最終的に最初の剥がし済み部分と合流することにより完了するようであった。完全に剥がした後は、まず事をなし得た喜びの表情をみせ、すこし周囲とは見た目がちがうその部分を人差指の腹で触れてつるつる度を確認する動作が引き続いてみられたが、出血部分には唾をつけておくことを忘れてはいないようであった。


日焼け後の皮剥きマニアとの違いについては、今後検討していく予定である。











「ちょっとまってくださいよ。出血部分は唾をつけずにそのまま残しておくと、また、カサブタができやすくてマニアにとっては最高なのではないですか?」











「うるさい、俺のやり方に文句をつけるな。」






2000.10.23