日記のようなものだねーん

2003年08月



2003/08/02
Tad国王の東京生活の機械文明との戦い
2003/08/07
Tad国王の東京生活の痴漢へと置換される人生
2003/08/10

休日、嫁のたくらみにより、

子供たちをプールへと連れて行く羽目になってしまった。

私はプールが嫌いだ。

泳げないし楽しめない。

足がつかないガキ共がしがみついて、

がんじがらめの仁王立ちを強いられる、プール中央での私。

その苦しみから解放された後、

あのじめじめした更衣室の濡れた床に、

着替えの服を落としてしまい

冷たい汚れた水分を吸い込んでしまうことなんか

想像してしまうと鳥肌がたってしまう。


ガキ共に急かされて、

プールに浸かること2時間半。

蒸し暑く吸収してしまった夏の熱も

私の脂肪から完全に放散することができた。

涼しさが心地よく、ビールが楽しみだ。

嫌いなプールだけど、

終えてしまえばそれはそれでまた趣があるといっておこう。




2003/08/13
昨年と違い、今年は冷夏になりそうだ。

原発停止に伴う関東地方の電力不足。

Black outの危機は冷房機器の参戦がなかったことから回避されそうだが、

「おいら達平民から米を取り上げねえでくだせえ。御代官さまあ。」

と直訴した平成5年の米騒動の悪夢が甦るのではないかと心配だ。

新婚の頃であった私は「こんなまずい飯、食えるかあ。こらあ。」と、

嫁の料理の腕は非難できなかったし、

折角善意で輸出してくれているタイ米にもケチを付けられなかった。

結局あの時、私の繊細なる味覚が破壊され、

グルメとして生きる道は断念した。

「おかあさん、ひもじいよお。ひもじいよお。」の

天保の飢饉当時の先祖の霊にまで乗り移られてしまい、

鯨飲馬食道を突き進むことになった私。

肥満人としての悟りまで開いてしまったことは記憶に新しい。

さて、今年も冷夏ならば、

私の一部を破壊してしまう何かがおこる。

ああ、また私が進化していく。

ダーウィンとは関係ないところで。




2003/08/17


日々働くお父さんには休養が必要だ。

我がラボでは毎年お互いに都合しあって夏休みをとることになっているのだ。

といっても、ヨーロッパやアメリカの研究者のように

一ヶ月まるまる休みというわけにはいかない。

日本の社会は他人の休暇に対して寛容になれないのである。

「担当者が休暇に入っていますから2週間後に再度来社してください。」

なんて言われたら怒髪衝天してしまう民族なのだ。

そんなわけで衝天させられる程の髪もない私だけど

仲間へも3日間自分でも3日間といった休みに満足することになった。

といってもこの予定、突然決まったことなので、

有効に利用できるはずがない。

ごろ寝が、

効果的な明日への活力を生み出すと主張したのであるが、

この私の訴えは天に通づる前に嫁によって完全に封じ込められ、

休暇利用のすべての権限は嫁へ委譲させられたのだ。

嫁は2泊3日の旅行計画をたてようともがいていたが、

残念なことにこの時期に空いている宿泊施設はなかった。

私の叫びは迂回はしたものの結局は神には届いていたようで、

喜びの鼓腹を思いっきり解放し、涎をたらして縁側で昼寝をきめこんだ。

しかし、「遊んでえ、おとうさん、遊んでえっ」と、

カエルならぬガキ共の合唱が始まったのだ。

その騒音たるや対抗策として使用した耳栓ごと

私の脳味噌深くに突き刺さってしまう勢い。

結局、全身弛緩の喜びは断念せざるをえなかった。

遠出ができないのであれば、近場で間に合わせるしかあるまい。

体力は温存できてガキ共を満足させることができる休暇の過ごし方。

映画館でくつろぐということになるのだろう。

ターミネーター3、踊る大捜査線。

私の心は観たい観たいと大合唱を始めている。

しかしガキ共の見つめる視線の先はポケモン。

「おいおい、こんな時にポケモンなんか上演してるんじゃねえよ。」

夏休み館内至る所にガキそしてまたガキ。煩わしさいっぱいに湧き出て来る。

キャラが登場する度に至る所から声援が。

「おまえらそんなキャラの名前覚えたって、将来なんの役にも立たねえぞ。」

「むしろ敬遠されてしまうんだ」

「ミラーマンとかマグマ大使とか知っていたために、

老人扱いにされているんだ。このおじさんはな。」

「覚えるならドラエモンかサザエさんにしとけ。」

休暇といっても心安まらないなあ。




2003/08/20


花さか爺さんという童話をふと思いだした。

ポチという犬がワンワン吠えた場所を掘ると

小判がざくざく出てくるあの感動の名作である。

同じく登場するのが、極悪非道な行いに対して

いっこうに悪びれた様子もみせない意地悪爺さん。

ポチを殺害しただけではあきたらず、

なんと、老夫婦の幸せをことごとく破壊していくのである。

呆然としてただただ天を仰いでいるやさしいお爺さん。

どん底にたたき落とされ、もがき苦しむ。

ところが、そんな爺さんに奇跡が起こる。

臼を焼いた灰をまくと、枯れ木に花が咲くのである。

通りがかった殿様が喜び褒美を与える。

感動のラストシーンは読者に教えてくれる。

ポチの墓地に育った木でつくった臼を焼いた灰が、

どれだけ大切であるかを。

サマージャンボ宝くじ敗者の私。

暗く落ち込んでいたけれど、勇気づけられた。

お金持ちになるためには、宝くじではだめなんだ。

まずはポチを飼育することから始めてみよう。




2003/08/25
Tad国王の東京生活の大腸の気持ちを知りたい
2003/08/29


わあああ。dataがあ。

私のdataがあああああああ。

MOが突然壊れてしまいました。

修復ソフトを利用しても

気持ちいいくらいにあっさりと「不可能」とレスポンス。

修復できない事ばかりの私の人生にまた、

悲しい歴史が刻み込まれてしまったというわけだ。

バックアップを取ったのが先月末。

「今月の私は何をしていたことになるの?」

「休みを返上してまでも絞り出したあのdataは世の中から消えてしまったの?」と、

嘆いている私に、

「世に出す必要なし。お前もそう思うだろう?」と、幻聴ともとれる天のお声。

「ようし、こんな時はスキップだあ。」

「スキップスキップ、ランランランだああ。」と踊っているうちに、

すべてを忘れることができました。

わあああ。dataがあ。

私のdataがあああああああ。

個人的にはやっぱり忘れられない衝撃的な事件だなあ。





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