日記のようなものだねーん

2003年07月



2003/07/03

噛んでしまった。

あなたがではなくて私が。

他人の小指ではなくて自分の舌を。

分厚い部分を上下から思いっきり鋭利に挟んだものだから、

暗黒の別世界へと眩暈に宙を浮遊した。

「傷痕の生々しさに被害の激しさをうかがい知ることができまーす。」と、

事故調査委員会員顔でのぞき込んだ鏡。

溢れ出る鮮血にドラキュラ気取りの私。

リアルタイムでヘラヘラと悪びれてみせた。

噛んでしまったものはしょうがない。

ブランデーの芳醇な香りが柔らかく染み込んでいたからなあ。

満足気にほのかに赤らむ初夏の夜。

遂に文月。




2003/07/05
Tad国王の東京生活の側面攻撃、回避せよ
2003/07/11
飲みましたよ。とことん。

アメリカ留学中、とても御世話になった独身貴族Go(当時)と。

料理、日曜大工、研究、遊びとなんでもこいのGoだった(過去形)。

でも帰国後美人の嫁さんと出会い、

ぐうたら親父になっているとの、のろけ話。

ビール、酒、酎ハイ、ジントニック。

オマハでの楽しかった出来事から日本での辛い仕事の愚痴まで、

酒の肴は盛りだくさん。

あの危険なアメリカにいてですら飲み潰れた二人だから、

互いに流し込むアルコールにブレーキを掛け合うこともなく、

朦朧と意識が時を刻んで0時前、

わずかに残った理性が翌日に試練を残す事を愁い、

宴を終わらせることを成功させた。

轟沈気味でたどり着いた自宅だったけど、

1リットルの大量飲水が功を奏して翌日、

激しい二日酔にもがくことなく、記憶もしっかりと残せた。

でも本調子ではないよなあ。

人酒を飲む、酒酒をのむ、酒人を飲む。

私と酒の関係を表現しているような・・。

だから戒めの言葉としてひびくことはないよなあ。

Goよ。君も同じだろう?

ところで日常へは戻れているのだろうねえ。




2003/07/17
Tad国王の東京生活の獅子身中の虫となれ
2003/07/23

しめった南国の季節は梅雨。

土砂崩れの恐怖を全国に伝えた九州・鹿児島へと帰省した。

しかし、とんぼ帰りの疲労困憊で体力の衰えに涙した。

そんな私が開いたメールに、

いつまでもVISAがおりず憔悴しきった顔で

しかしアメリカへ旅立つことができた

ツッパリ兄ちゃん風Kからの便りがまぎれこんでいた。

ほっほお。まさかアメリカに無事ついたとの

ウソっぽい連絡ではあるまいなと開けてみて驚いた。

つい先日までは「危険人物にて、入国拒否扱いK」だったのに

アメリカンライフを楽しむさわやか中年へと変貌を遂げた内容でもって

衰弱しきった私の疲労顔をさらになぶってくれた。

「おいおい、そんな生活お前には似合わねえええええ。」と

叫びたかったのであるが、そんな体力も残っていなかったので、

以下彼のメールをそのまま載せることにする。



こちらは、毎日天気がよく、日に焼けて元気にしています。

とりあえず、ブルジョアA先生のところの2階にすむことにしました。

車はH先生推薦の中古屋でカムリの中古を買いました。

やたら愛想のいい太った親父でした。これはいいと、さんざん推選され、

確かにやすかったので(13800ドル)なので買いました。

翌日、ブルジョアA先生と取りに行き、

その翌日、三重人K宅に呼ばれていたので、その前に洗濯をし、

時間が余ったので天気もよいので、陽気に誘われて、軽くドライブにでてみました。

ブロンズ通りを通れば、道に迷うこともないとしばらく気持ちよく走ると、

信号で止まるといきなり、エンジンが音もなく止まるではないですか、

やられたとにやけたデブの親父の顔が思い浮かぶも、

落ち着いてエンジンをかけると何とかかかり、

よかったと思うも少し走るとまた止まってしまいました。

落ち着いてみると脇の3ミリくらいのランプがついておりガソリンがないではない ですか。

携帯もなく、アメリカの道ばた、三重人Kの電話番号もわからず、

現在位置もわからぬまま、途方に暮れていると、

バースそっくりなごっついアメリカ親父が近づいてくるではないですか。

何かいちゃもんをつけられるのかと、びびっていると

どうやら手伝ってくれ車を脇に寄せてくれました。

アメリカでガス欠の車を見知らぬ外人と押すことになるとは夢想だにしていませんでした。

エンジンのトラブルか、と聞くのでガソリンがないというと、

waiting hereと言い置いてトラックで去って行ってしまった。

何となく助けてくれるのではないかと安心し、炎天下のなかを待って、

帰ってこないのではないかとおもうころ30分くらいだったのですが、

ちっちゃな1ガロンのガソリンを携えてトラックから降りてきて入れてくれました。

オマハの優しさに心洗われる気がしました。



ええと、つまりだ。

アメリカでもガソリンが入っていないと車はガス欠で止まってしまうということを

ツッパリ兄ちゃん風Kは学んだということなのだろう。

アメリカでは学ことが多いぞ、頑張れKよ。




2003/07/27
Tad国王の東京生活の危険な過去を持つ男




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