日記のようなものだねーん

2001年04月





2001/04/02
王国新作室daylightsaving timeでひとやま当てよう


2001/04/04
王国新作室ただはおいしい


2001/04/06
 学会が近いのにボスがいない。2月は2日間で3月は1週間しかオマハにいなかった、4月はまだ一日もお目にかかっていない。昨年も同じ事態で結局ボスのチェックなしに学会に臨んだ。もうみんな慣れっこになっており、誰も学会の心配なんてしていないのであるが、なにが恐いかというとすべてが出来上がったあとでボスのチェックがいきなりはいり、やり直し命令が下ることである。そうなるとこれまでの苦労が無駄になってしまう。我々のラボではグラフやテキストなど必要なものさえそろえたらあとはテクニシャンのAが仕上げをやってくれるのでやり直しは彼にも悪い。本日学会に必要なすべてのグラフとテキストファイルをAに手渡した。あとは彼の完璧な作品を待つだけである。しかし来週の水曜日にボスは帰ってくるらしいとの噂が流れた。でもいつものように1、2日の滞在であれば身を隠すことは簡単だねえ。そうそう、来週はやること多くて忙しいしボスの相手はしてられないね。


2001/04/07
王国新作室日本人らしく誇らしく


2001/04/09
王国新作室学会がなんだ


2001/04/10
王国新作室オマハに来るの本当に?


2001/04/13
王国新作室アメリカ人らしい日本名


2001/04/16
 アメリカに来て最初に携わったプロジェクトがまだ終わらない。
現在イライラしているのはこのせいである。ある製薬会社との共同研究プロジェクトで2年前にスタートした。
私1人で仕事を進めてしまうと共同ということにはならない。
よっていくつかの実験は、私が会社にサンプルを送りさえすれば、
受け持ってくれるとのことになった。
まあ、1日から2日がかりの実験なので、やってくれるのであれば楽だと思いそうしていた。
私のパートは予想通りのデータで順調に進んで行き、
プロジェクト開始1年で終わってしまっていた。あとは製薬会社からのデータが届けばおしまいである。

日本ではこういったプロジェクトは大学の方が遅れをとってしまい、
製薬会社からプッシュされたりするのであるが、
まったくこいつらいつまでまってもデータを送ってこない。
催促してみると夏休み中だとか、
担当者が風邪で休んでいていないなどと言い訳になりそうにない言い訳を平然と重ねていき、
さらに1年が経過していた。
たかだか1日2日の実験を楽しようとして
一年待たされる羽目になってしまったのである。

怒りが頂点に達した頃やっとデータが届いた。
しかし「お前ら一体プロジェクトの目的わかっているんか?」
と質問したくなるくらい訳の分からないデータをそろえてきやがった。
こちらが切れてしまいそうなのでとりあえずその付近においてある適当なデータをかき集め
かわりに送ってきた感じである。そして、
「あれ?違いましたっけ、悪い悪い間違いました、次はちゃんとした物送ります。」
と時間稼ぎのために見え見えの手口を使ってきた。そしてさらに半年が過ぎてしまっていたのである。

「計測してる物自体が的外れなんじゃ。なめとんかああ。」
切れかかっている私をなだめすかすかのようにボスが提案してきた。
「こちらのデータのみで仕上げた論文を会社に送りつけ、足りない必要なデータを埋めてもらうかたちにしよう。」
たしかに全体の流れさえつかめれば、いくらいい加減な人生を生きているこいつらでも
的をはずした研究はしないであろう。

先方もそれを納得したのであるが、
折角の妥協策もさらに1ヶ月のロスタイムを作る助けになっただけであった。
期待した分怒りが増していく。
電話してみると春休みだからと言いきりやがった。
「やめだ。やめ。日本人はこういったふざけた奴等とは仕事できん。」



2001/04/19
 さて昨日から連日の飲み会が始まった。
手始めはブルジョアAの歓迎会がボスのうちであり、
本日は前教授の遺志により開かれる毎年恒例となったパーティがあった。
明日は学会の予演会から姿を変えたポスター展示会があり引き続いてセクションのパーティとなる。
そのすぐ後に日本人会の歓送迎会があり肝臓が休まる暇がない。
といっても、パーティがなくとも自宅で毎日飲んでるから、
休日返上のフル回転で代謝の面倒をみている肝臓君が
いつまで頑張ってくれるのか問題である。


 ところで、飲んだらやたら良く口がまわる人がいる。
飲み始めて1時間後には、回りの人をも巻き込んだ迷惑が巨大化していく。
しかし大抵の場合その周囲で迷惑を被る立場にいる人間も酔っており問題はおこらないものである。
(逆もありうるなあ。怒りの域値が低くなりすぐに切れる友人いるもんなあ)
面の皮の厚さを自慢しながら生きている人はいいよなあ。
自慢話はなるべく避けた方がいいんだろうけど、アメリカでは自慢話は普通だよね。

その失態を嘆く余裕はもちろん夕方二日酔いが醒めた頃にしか出現してこないのであるが、
その正常化の過程でつなぎ合わせた断片的な記憶を考察してみて、
聞き手の許容範囲に入っているか否かが不安になるのである。

さらに問題なのは自分ではOKだと信じて話していることが、
飲んだ勢いもあり、レッドゾーンをはるかにこえ、
むしろ振り切り状態といったこともありうる。

さて、この日記を記載している現在、当然充分にアルコールで身体を消毒した深夜。
まだ、本日の失態を自分では理解できていない。
「ううう、やらかしてるんかのう。」「大丈夫かなあ。」
他人を非難してたりすると後が大変だし、
それがその場にいない人だったりしてリークされてたりすると、
日頃の倍になって怒りが出現したりするから・・。
恐いなあアルコールって。

あのお・・「飲んだ席では無礼講」ってフレーズ免罪符にはならないんですか。

無礼講ってその場にいる人だけに当てはまるんだよねえ?
うげえええええええええ。



2001/04/20
王国新作室田舎でアカデミック


2001/04/22
王国新作室BUMPのある町


2001/04/25
 またもや襲ってきたのは二日酔地獄。大量飲水方を昨日はとりおこなわなかったため、地獄の深さはかなりのもので、吐き気と頭痛で朝は起きあがれなかった。平日に飲み会を、しかも本格的に施行したものであるから、こういう事態となることは予想できており、ひかえめに飲んでいたつもりであったが、久しぶりのダウンタウンということもあり、2次会までとりおこなってしまったのが敗因である。三重人KもブルジョアAも1次会で引き上げる意思の強さがあったから、本日は生き生きしていた。昨日飲み続けたのは結局は私と中国人Mであったが何故か私だけが地獄をさまようことになってしまった。予定の研究は始めたのであるが、どうも気合いがはいらず。まあ、しばらくはおとなしくしておこう。


2001/04/30
 休日は子供達のうっぷんを発散させてやる必要がある。その内容は問われない。
とにかく部屋の中でじっとしていることは、
ガキ共にとっては急速エネルギーチャージとなるようで、
夕方に始まる破壊活動は止めることができない。

叱りとばせば今度は全勢力をかけて泣き始めるだけで、
話がややこしくなる一方である。

そこで、昼過ぎには子奴等を引き連れていづこともなくさまよい出てみるのである。
今回目に留まったのは近所のスーパーマーケット。興味あるものが並んでいる店内では大騒ぎである。
ただ、上の子は厳しく言われ続けていたからいいのであるが、
下の子の知能はまだまだ猿から人間への発展途上にあり、とにかくなんでも手を触れてみる。

本日も亀のおもちゃの安売りコーナーをめざとく見つけ一直線で走っていった。
まずい、と思い「コラッ」と叱った時にはすでに亀の頭をつかみ、
大怪獣が獲物をヒョイと持ち上げるように、軽々と振り回していた。
「そこに置いておきなさい。」とどなったら、反抗的に高々と持ち上げ、
「NO!」と叫びやがった。
私が詰め寄ると後ずさりしながら、ポロッと亀を落としてしまった。
ガキの高さから落とされた亀だったのだが、もろくもこっぱみじんとなってしまったのである。

子供用のおもちゃのくせしてこれくらいの衝撃で壊れる品でいいんか?
それでも仕方がなく店員にどうなるか聞いてみた。
日本ではこう言った場合、保険が効いており
購入せずともすむことがあるとの話を聞いたことがあるからである。
ところが、そういった点には特に気を使っていそうなアメリカのストアなのだが
保険でカバーされていないようで、購入しなければならないらしい。
まあ今回は私達の方に明かに否があるためなんとも言えない。

今回のセールでは日頃10ドルの製品が、二つで10ドル一つで6ドルとなっており、
お買い得商品となっているようで、店員も「もう一つ買ってもたったの10ドル。」と勧めてくれた。
でも、もう一つ購入してすぐに余り有るガキ共のエネルギーで破壊され10ドル損するより、
一つ目でその強度を確認して6ドルの損で抑えられたわけだから、
まあよしとすべきであろう。

ええと、でも、普通に考えても亀を買ってはいかんよなあ。
どんなに苦しい立場に置かれていたとしても
亀のおもちゃを買うのはまずいんじゃないの?

それを二つも売ろうとするなんて・・。

Tad国王日々の記録室

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