町の清掃作業が抱える問題

早朝7時、いきなり親父にたたき起こされた。

老人は朝が早く、その時点ですでに散歩も終えていたらしい。

本日は町内会の清掃日とのこと。

班長としてその作業を効果的に進めるために、

若い世代の代表として有り難くも私を推薦してくれたようなのだ。

盆明けのこんな早い時間に私の有意義な睡眠を

ごむたいにも中断させたというわけだ。

まあここしばらく怠惰な生活してたから

少しは身体を動かしてみるかと自分を納得させた。

しかし気になるのはその清掃場所だ。

以前薩摩写真館にも紹介した、下水路のような川

道路から3m程の川底におりて行って、

コンクリートの壁の割れ目から生えて来ている雑草を引き抜いて、

見た目をよくしようといった計画らしい。

どぶ川に手を出すのは気が進まない。

なにか悪いことが起こる気がすると思い

「おやじよお。折角の緑を抜いてしまったら、地球温暖化の対策にはならねえぞお。」

と訴えてみたが、聞く耳持たずといった老人顔である。

諦めて底のぬるぬるに脚をぬらしながら作業を始めた。

驚いたことに清掃作業に集まったのは老人ばかり。

この周辺の若者は都会へと出ていってしまっていないのである。

町内会がそのまま老人会となってしまう町。

いいのか鹿児島よお。

そんなことよりも爺さん達よ流されないでくれよ。

やっぱりこの作業、

今後は専門の人に任せた方がいいと思うよ。

若い私でも川底のぬるぬるで

危うく水面と身体を平行な状態へと変化させるところだったからねえ。

そのまま流されていったら大変だよ。

老人流しの名所になってしまうぞお。

まあ、私の場合今年は泳いでなかったから、

それも良かったかもしれないけどね。

さわやか顔で泳いで見せたら

この下水路のイメージを変えることも出来たかな。

故郷に貢献するって

そんなことなのかもしれないなあ。

2002.08.18

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