妹の結婚式

先日妹の結婚式に出席した。

披露宴を盛り上げるために

我が家のガキ共が芸を頼まれた。

他には私の歌があるだけとのこと。

エンターテイナーとしては三流と考えられる我が子達。

(もちろん私は一流と考えて親バカモードに入っているのであるが)

責任は重大ということなのだ。

困ったものだと悩まなければならないのであろうが、

実は我が家のガキども(幼稚園から小学校低学年)は

結婚式での芸はこれが最初ではないのだ。

前回、嫁の妹の結婚式がデビューとなった。

アメリカから帰国直後ということもあり

ブリットニーの曲で周囲に

アメリカっぽさを強調してみせ喝采を得た。

ガキが歌うような内容ではなかったのだけど・・。

客に喜ばれる喜びを味わったこやつらは

芸人としての何かをつかんだ目をしていた。

つまり問題なくこやつらは今回の大役をこなすことができるであろう。

ならば、今回は前回より豪勢にいかねばならぬと、

嫁もはりきってミニハムズの歌を選曲した。

よりいっそう子供らしさを強調し

大人達を微笑ませるであろう振り付けに斬新なコスチューム。

この勢いならば将来私も

宇多田ヒカルの親父のような大金持ちになれる。

本番での仕上がりを楽しみにしていた。

さて、妹の披露宴、出席者が見守る中、

我が子が司会者より紹介された。

よそ行き顔である。

「あれ、なんかいつもと違った表情だ。」

カラオケがスタートした。が、

練習中にみせてくれた激しい振りは見せてくれない。

しかも蚊が鳴くような声。

「おいおい、どうしたんだ。」

そう、わずか半年にして我が子達、

日本風の恥じらいを習得してしまっていたのであった。

結局スター性は見いだせなかった。

宝くじを購入したほうが、まだ夢に近づけることに気づき

平凡ないつもの生活へともどったのであった。

2002.07.16

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