写真: 固そうな頭をもう一度

 
 腰の曲がったツッパリおじさんと出会った。日頃から鍛えているとのことで、今日の曲がりは最高の出来らしい。本人は池の向こうに見える小島を眺めたかったようであるが、角度的に湖面しか眺めることができない。しかし満足げに「波の荒さは日本海なみ」と歌を詠んでいた。「おいおい、なんだいそれ。ひょとして俳句のつもり?」の幻聴に切れてしまい、拳を突き上げながら湖面に向かって叫んだ。「限りなく水平な面にしてしまうぞ。こらあ」あまりの怒りで我を忘れてしまったツッパリおじさんであったが、私の存在に気付きばつが悪そうに振り向いて、ペロリと舌を出してみせた。「なんじゃい、われえ。」と蹴り落としてしまったが、どうやら正当防衛ということで方がつきそう。







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