写真:集中させてくれないかい、の昼時
 
 働くおじさんの背後につく機会を得た。いきなり卍固めでもかけたくなりそうな、なで肩である。 昼飯時だというのに腹をすかせたそぶりもみせずに、一心不乱に親指を動かしているのである。唾液分泌がさかんになっても弱音をはくこともなくただひたすら勢力を注ぐのである。よかった。働くおじさんがいつまでも働くおじさんで。「おじさん、僕、おおきくなったらおじさんのような働くおじさんになって、子供達に働きっぷりを評価してもらいたいんだ。」と、自分の考えを左肩越しに伝えてみた。「そうかい僕。偉いなあ。おじさんも子供の頃、君と同じこと考えていたんだよ。」と、働くおじさんになる極意を教えてくれた。







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