写真:非常の時は出ていけ。(非常識連合標語より)
 
 お前のその赤さはなにかしら緊張感をただよわせてくれるから、マンネリした空気がただよう午後のラボではお前を重宝するんだよなあ。今日はいつもより仕事したと思って自己満足に浸っている野郎が、EXITのサインを勘違いして、「きさまあ、それはどういう意味だあ。帰れとは何事かあ。」とどなる姿も以前はこの界隈では名物として親しまれていたが、最近ではとんと見なくなったなあ。迫力的にはこいつにはかなわないことを認識する人が増えていったせいであろう。このサインにへばりついていたたくさんの指紋は人目を忍んで撫で撫でを強行していたストーカーおばさんによるものだと思うが、誰にも迷惑をかけていない変わり者として人気をえていたんだよなあ。むしろこのサインの良き理解者として頻回にEXITしていたことなんて表彰ものなのかもしれないなあ。でもその非常ドアをあまり頻回に開けないでねえ。冬は寒いんだよ。北風が入るしね。







Home