おいらの気持ちわかってるよな、消火栓。
 
 たまには雨にうたれる消火栓ともふれあってみたいものである。わが研究棟の近くの駐車場に鎮座するこいつは、晴れた日は周りで昼食を楽しむ人々に憩いの場を提供してくれている。ちょっとこいつに腰掛けたいなと思ったら、座り方を工夫しないと怪しげな感覚を開発されてしまったりする。その道に秀でた人気者ではあるが、今日はさすがに周りはひっそりとしていた。こいつの撮影中に通りかかった、不思議そうな顔は、晴れた日のこいつにしか興味をしめさない普通の人なのであろう。
「ほっといてくれ、俺は雨の日のこいつが好きなんだ。」








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