トンボの見分け方  その1 セスジイトトンボ編

 イトトンボの仲間は、色や模様がよく似ていて区別が付きにくい種類が多いようです。はきだし沼にいるイトトンボに限っても、Cercion属と呼ばれるセスジイトトンボの仲間や、Ischnura属の2種はよく似ています。


1 Cercion属
この仲間で、はきだし沼で見られるのは オオセスジイトトンボ、セスジイトトンボ、オオイトトンボ、クロイトトンボ、ムスジイトトンボの5種類です。メスは、皆同じような色で見分けにくいので、ここではオスの見分け方のみを扱います。

1−1 クロイトトンボ Cercion calamorum calamorum


 成熟したオスは全体に黒っぽく、胸が粉を吹いたように見えます。
 腹部は全体的に黒く、第8節に二山形の紋があります。

1−3 オオイトトンボ Crecion sieboldii



 オオイトトンボは、頭の上の水色の紋(眼後紋)が大きく、両方の眼後紋の間に水色の線があること、肩の黒い線に水色の部分がないこと、
第8節に二山形の紋、第10節にX字型の紋があることが特徴です。


1−4 セスジイトトンボ Cercion hieroglyphicum


 セスジイトトンボは、オオイトトンボと比べて、眼後紋の間の線がないこと、肩の黒い線の間に水色の部分があること、第8節の二山形の紋がないか細いこと(第10節にX字型の紋はある)が違いです。

1−5 オオセスジイトトンボ Cercion plagiosum 


 

 オオセスジイトトンボは、他のイトトンボより大きく(45ミリくらい、他のイトトンボは30ミリから35ミリくらい)、黒い部分が少ないことで、すぐに区別がつくと思います。

1−2 ムスジイトトンボ Cercion sexlineatum

 
 ムスジイトトンボの写真は少ないのですが、眼後紋が極端に小さいです。


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