秋山和慶(指揮者/音楽監督)
Kazuyoshi Akiyama

  1941年生まれ。斎藤秀雄のもとで指揮法を修め、1963年に桐朋学園大学音楽学部を卒業。1964年2月に東京交響楽団を指揮してデビューののち40年にわたり同団の音楽監督・常任指揮者を務め、2004年9月より桂冠指揮者に就任、現在に至る。
 1967〜1979年大阪フィルハーモニー交響楽団指揮者。海外ではトロント交響楽団の副指揮者(1968〜69年)を皮切りにバンクーバー交響楽団音楽監督(1972〜85年、現在桂冠指揮者)、アメリカ交響楽団音楽監督(1973〜1978年)、シラキュース交響楽団音楽監督(1985〜1993年、現在名誉指揮者)を歴任。特にバンクーバー響では、就任以来幅広いレパートリーの開拓で飛躍的に聴衆を増やし、数多くのレコーディングやツアーなどを行い、国際的な評価を得られるオーケストラへと飛躍させた。また、サンフランシスコ交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニー、フィラデルフィア管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニー、ボストン交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団、バイエルン放送交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団などに客演している。
 東京交響楽団においては第200回定期演奏会「ベルリオーズ:レクイエム」(1973年)、第300回定期演奏会「R.シュトラウス:アルプス交響曲」(1984年)、音楽監督就任30周年記念・東京交響楽団第400回定期演奏会「シェーンベルク:歌劇 モーゼとアロン」(邦人による日本初演、演奏会形式、1994年)などの記念演奏会に加え、「R.シュトラウス:歌劇 サロメ」(1989年)、「シェーンベルク:グレの歌」(1990年)、「ラッヘンマン:歌劇 マッチ売りの少女」(演奏会形式、日本初演、2000年)、「ジョン・アダムズ:エル・ニーニョ」(セミ・ステージ形式、日本初演、2003年)、「ヘンツェ:楽劇 裏切られた海」(ドイツ語オリジナル版、演奏会形式、2004年)などの大作を卓抜したバトンテクニックで指揮、いずれも高い評価を得て、日本の音楽界をリードしている。
 1991年東京交響楽団創立45周年記念ワールドツアーでは全公演を指揮、1996年には創立50周年記念ヨーロッパ公演、2001年創立55周年記念トルコ・イタリアツアーを指揮していずれも成功に導いた。
 これまでにサントリー音楽賞、大阪府民劇場賞、大阪芸術賞、芸術選奨文部大臣賞、東京交響楽団とともに毎日芸術賞、京都音楽賞大賞、モービル音楽賞などを受賞した。2001年紫綬褒章を受章。
 現在、東京交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団音楽監督・常任指揮者、九州交響楽団首席指揮者・ミュージック・アドバイザーを務めている。1967年に東京アカデミー合唱団の指揮者に就任し、現在は音楽監督。