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旅の車窓から

ポルトガル リスボン・ポルト・コインブラ編

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リスボン   ポルト

ポルトガルの旅

1999年の春にヨーロッパ大陸西端の地、イベリア半島はスペインの西に位置するにポルトガルに行きました。成田からロンドンで乗り継ぎリスボンへ[泊]、ロカ岬を経てシントラ[泊] 、ナザレ[泊]、ポルト[泊] からアベイロを経てコインブラへ[泊]、ファティマ を経てリスボンに戻り[泊]、再びロンドン経由[機中泊]−成田の7泊8日です。

そのきっかけは、宮田新平さんの著書「ヨーロッパ市電王国を行く」で紹介されていた、リスボンの旧市街の狭い曲がりくねった坂道を行く小さな路面電車の魅力にとりつかれたからです。1998年には万博が開催されて地下鉄の新路線が開通し、路線は大幅に整理されていましたが、リスボンの市電は健在でした。

ポルトガル共和国で人口は約1千万人。首都リスボンは 、スペインから流れ来る大河、テージョ川が大西洋に向け東から西に流れ大西洋にそそぐ河口に開けた町で、人口 は約60万人。市の中心が川の北岸に広がる、ポルトガル最大の都市です。飛行機はリスボンの町並みを眼下に眺めながら、市のすぐ北にある空港に着陸します。

ポルトガル国内の移動はバスで、首都リスボンから行きと帰りに寄り道しながら300kmあまり北にある第2の都市、ポルトを往復しました。時間的にゆったりとしたコースのため、各地で鉄道や路面電車等に乗る余裕 もあり、鉄道ファンとしても十分に満足でき る旅でした。

2011年のポルト再訪は、こちら。2014年のリスボン再訪は、こちら

※ 8ページ目の末尾にそれぞれリンク先を設けました。詳しく知りたい方はご利用ください。


リスボンの国電

ヨーロッパの多くの町がそうであるように、リスボンにもリスボン駅はなく、国鉄のターミナル駅が4ヶ所に分散しています。市の中央を流れ るテージョ川の北岸に面した市の中心 、旧市街バイシャ地区にあるコメルシオ広場から川沿いに東へ行くと、コインブラからポルトに至るポルトガルの幹線の特急や急行が発着し、スペインからタルゴもやって来るサンタアポローニャ駅があり、背後にはヤードが広がっています。

リスボンの中心にあるロシオ駅 ロシオ駅のホームに停車中のシントラ行き電車

コメルシオ広場からバイシャ地区を北へ行くと、ロシオ広場に面したロシオ駅があり、駅の4階からリスボンの北西にあるシントラへ向かう国電が出ています。丘の街リスボンではロシオ駅を出た電車はすぐに市街地の下を抜けるトンネルに入っていきます。

カイス・ド・ソドレ駅のカスカイス行き 先頭車はステンレス車体 中間電動車は普通鋼の車体 何故かドアの位置がずれている

コメルシオ広場から西へすぐのところにはカイス・ド・ソドレ駅があり、テージョ川に沿ってリスボンの西にあるカスカイスへ向かう国電が頻繁に走っており、途中 のベレン地区までは市電と並行しています。

市内北部の連絡線の国電 線路や駅は工事中だった リスボン市内を走るステンレス車体の国電

また、市の周辺部にこれらの3つの線を結ぶ連絡線もあり、それぞれ異なったスタイルの国電が頻繁に走っています。大半の電車がステンレス製です。

なお、国鉄の線路幅は、スペインとほぼ同じ1,674mmの広軌で、車内は広々としています。

 


ベレン地区

コメルシオ広場から西へ、ベレン地区へはカイス・ド・ソドレ駅から黄色い国電でベレン駅まで10分です。ベレンに向かう途中で、リスボンの街中を貫く水道橋の下をくぐります。

リスボンの街中を貫く水道橋 4月25日橋の左に発見のモニュメント 右にキリスト像

テージョ川をまたぐヨーロッパ一の吊り橋が架かっています。1974年に独裁者を倒した無血革命の日の名前を付けた4月25日橋です。橋を背に 上流に向かって左に発見のモニュメントが、右側の対岸にはかつての植民地、南米ブラジルのリオデジャネイロと同じ、両手を広げた巨大なキリスト像がそびえています。

     
発見のモニュメント       エンリケ航海王子を先頭にポルトガルの偉人が並ぶ

ベレン地区は、ポルトガルが最も華やかだった15世紀から16世紀の大航海時代に、世界に拠点を広げた主要港でした。

高さ52mの帆船をモチーフにした発見のモニュメントには、エンリケ航海王子を先頭にヴァスコ・ダ・ガマフランシスコ・ザビエルなど、世界史に名の残る人々も含め27人のポルトガルの英雄が立ち並びます。

ベレン地区 停泊するヨットの帆柱の向こうを行く国電 テージョ川に突き出たベレンの塔

ここから西へ、河口側にある世界遺産のベレンの塔は、川からの侵入者をリスボンの西の砦として16世紀のはじめに建てられたときは水中にあり、ポルトガルの王族が長い航海を終えて遥か東洋から無事帰国した船を謁見したとか。