韓国鉄道 Korail のカフェカー


韓国の新幹線、韓国版TGVのKTXが2004年に開通してから4年あまりが経過しました。京釜線で首都ソウルと第2の都市釜山を直結する列車の大半はKTXに移行したものの、在来線の特急に相当する“セマウル号”、急行に相当する“ムグンファ号”も残っています。

ソウル駅で発車を待つ釜山行き韓国の新幹線KTX 2008.12

ソウル発慶州行きなど、京釜線から非電化の支線への直通は、ディーゼルで運転するセマウル号がその性能を発揮できる列車です。

KTXは、オリジナルのTGVより編成は長いものの、食堂車はおろかフランスにはあるビュッフェ車も連結されておらず、日本の新幹線と同じ車販のみです。

ソウル駅で発車を待つ釜山行きのセマウル号 2008.12

2006年秋の訪韓時には、ソウルから釜山行きの京釜線のムグンファ号に乗り、短区間とはいえ、食堂車の旅を楽しんできました。

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セマウル号の3号車はカフェカー 2008.12

それから2年あまり。2008年末にソウル駅を訪れると、両数が減って編成が短くなったとはいえ、セマウル号やムグンファ号はまだまだ健在でした。

入線してきたセマウル号の中間に、イラストが描かれた“Cafe Car”が連結されています。もとは食堂車だった車両です。

カフェカーのカウンター席 左は座席、右は立ち席 2008.12

中央のカウンターから一方は、窓に沿ってテーブルが並ぶビュッフェになっていて、片側は座席がありますが、もう一方は立って利用するように手すり付きのテーブルが窓と合わない高い位置に設けられています。

ゲーム機2台とパソコンが4台 2008.12

中央のカウンターの奥には、ゲーム機が2台とネット接続のパソコンが4台、その向かいには、個室カラオケが3室あります。ここは、以前は食堂車の4人がけのテーブル席が並んでいた場所です。

こちらはカラオケルーム(車外から窓越しに撮影) 2008.12 

ソウル駅に停車中の釜山行きのセマウル号では、始発駅の発車前から4台のパソコンのうち2台がもう使用中。さすが韓国はネット大国です。一方、カラオケルームはカップルでの使用を考えてか、2人がけのシートで、部屋には鍵もかかります。でも、どの程度の需要があるのでしょうか?

ソウル駅で発車を待つ釜山行きのムグンファ号 2008.12

ムグンファ号は、牽引機が以前のアメリカ型のディーゼル機関車から、ドイツ型の電気機関車に交代しています。ソウル発釜山行き等、一部の編成の中間に連結されていた食堂車は、セマウル号と全く同じ構成のCafe Car”に改造されています。車外のイラストは、微妙に違いますね。

こちらはムグンファ号のカフェカー 窓から高い位置のカウンターテーブルが見える 2008.12

ソウル駅に停車中の釜山行きのムグンファ号では、始発駅の発車前からテーブル席に乗客の姿がありました。Korailでは、本格的な食堂車は姿を消してしまったようですが、列車内のオアシスとしてCafe Car”の末永い活躍を期待したいものです。

ムグンファ号のカフェカーには発車前から利用客が  2008.12

 

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