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旅の車窓から

ドイツ ライン川・モーゼル川・フランクフルト

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フランクフルト

14年ぶりのフランクフルト

2011年の5月に、中国国際航空の正規割引航空券で、ドイツからルクセンブルグを経てベルギーへ行きました。ブリュッセルなら、パリの方が便利ですが、北京からの深夜便があり、翌朝着けば朝から行動できて1泊分のホテル代も不要になることからフランクフルトにしました。

オープンジョーで、帰りの便はパリからにしたかったのですが、安いチケットは既に完売。フランクフルトなら北京から毎日2便が就航しているためか、まだ残りがあったので、ブリュッセルからICEで再びフランクフルトに舞い戻ってくることに。

※ 4ページの末尾にそれぞれリンク先を設けました。詳しく知りたい方はご利用ください。

 


北京空港で乗り継ぎ

羽田の国際線ターミナルでチェックインしようとしたら、折り返し便が遅れていてまだ北京を出発していないとのこと。北京での乗り継ぎには十二分の時間があるものの、原因が機材の故障とのことで、フライトがキャンセルとなるとアウトのため、成田便に振り替えようかと様子を見ていたところ、北京を出発したとの情報が入りやれやれ。

乗り継ぎの時間で一旦中国に入国し、機場快線で東直門から地鉄に乗り継ぎ王府井に出て夕食を食べ、天安門の夜景でも見てから空港に戻る計画を立てていたものの、北京到着予定よりが3時間遅れたためそのまま空港内で待つ羽目に。北京首都国際空港には、エミレーツ航空のオール2階建て、エアバスA380がいました。

エミレーツ航空のエアバスA380 ネット接続のIDとパスワード発行機

パスポートを差し込みスキャンボタンを押すと、インターネット接続のIDとパスワードを発行してくれる機械を見つけ、ネットサーフィンで時間つぶしです。中国の強固なネット検閲システムで、“天安門事件”や“ダライラマ”は日本語のページも表示できませんが、本サイトを置いている日本の geocities や fc2 なども、ブロックの対象としているようです。

北京発1:20深夜の乗り継ぎ便を待っていたところ、いつの間にか出発時刻が2:30に変更に。フランクフルト空港到着予定時刻の2時間後に空港駅を出発する列車の早割を予約してあったので、ちょっと拙いことに。

 


フランクフルト空港駅から中央駅へ逆戻り

結局、北京空港を離陸したのは3:00で、もう列車の接続は諦めていたのですが、フランクフルトが近づき液晶画面に表示される到着予定時刻を見ると、何とか間に合うのではないかとの希望的観測も。キャビンアテンダントにこのことを告げると、着陸前にビジネスクラスの空席に案内して、最初に降ろしてくれました。

空港駅のIC 電気機関車と制御客車のプッシュプル 空港駅のICE3

入国は、帰りのチケットを見せろと言われたもののすんなり通ったのですが、荷物がなかなか出てこない。やっと受け取ったのは発車の5分前。税関の職員に駅はどっちと聞いて教えられた方角に急ぎます。Sバーンの駅は到着ターミナルのすぐ下にあったものの、長距離列車の駅はエスカレーターを上がって跨線橋を渡り……。ホームへ降りる階段のところまで来たときに、発着列車の表示が次の列車に切り替わり、タッチの差でアウト。うーん、ドイツ鉄道の時刻は正確だ。

朝のICE3の車内 ICE3の連結部分

駅の案内所で聞いたら、出札窓口に行けとのこと。乗り遅れた列車のチケットは、ネットでとった空港駅−IC→コブレンツ−IC→ルクセンブルグで、定価の半額近い運賃ですが変更不可、払い戻しは15€の条件付き。でも、窓口の係員に飛行機が遅れたために列車に乗り遅れたと告げたら、日本からプリントして持ってきたpdfファイルにスタンプを押してサインをしてくれました。そのまま使えるとのこと。無駄になったのは、指定席の2.5€だけ。ドイツ鉄道は親切です。

フランクフルト中央駅のICE3 フランクフルト中央駅のICE1

窓口の職員が列車を検索してくれたところ、次のコブレンツ方面の列車は空港駅を通らないので、一旦フランクフルト中央駅まで戻ることに。空港駅からICEで中央駅へ、そこからICでコブレンツ、REでトリール、再びERでルクセンブルグまでの各駅の時刻に発着番線まで、プリントして手渡してくれます。中央駅へ戻るICEの追加料金も無し。

フランクフルト中央駅のICET ICETの振り子式の台車

朝の通勤時間帯でもあり、空港駅には出勤や出張のビジネスマンを乗せたICEやICが次々と入線します。指定されたICEに乗車。中央駅までは10分程ですが、空席を見つけて座ります。テーブルにパソコンを広げて朝から仕事中のビジネスマンも。ドイツ人もよく働きますね。

フランクフルトとパリを結ぶTGV TGVの機関車は574.8km/hのレコード保持車

フランクフルト中央駅での接続時間は50分ほど。邪魔なトランクを転がしながら列車の撮影です。ICE1、ICE3に加えて振り子式のICETもいます。パリ東行きのTGVは、よく見ると574.8km/hの文字が。2007年4月3日に、レールの上を走る鉄道の世界記録を樹立した機関車のようです。

 


ライン川の景勝路線

乗車予定のICが、10分ほど遅れて電気機関車に押されて入線してきます。空港駅でもらったプリントでは、コブレンツの接続時間が1時間11分になっていたので、1本前、1時間前のREに乗れるかと期待していたのですが、難しくなったようです。行き止まり式のフランクフルト中央駅で列車の進行方向が変わりますが、プッシュプル式のため今度は電気機関車を先頭にして発車。

ICが制御客車を先頭に入線 ICの座席指定区間の表示

車内に入ると、網棚の先端の座席番号の横に指定席の区間が表示されています。フランクフルト中央駅からコブレンツまでと重ならない、指定券無しで座れる席を探します。運良く、進行後ろ向きではあるものの、ライン川の見える窓側の席が確保できました。指定席と自由席を完全に分けている日本に比べ、合理的な運用方法と思います。

次の停車駅のマインツまで、西に向かって進みます。E-チケットの検札時には、二次元バーコードを読み取り、身分証明書代わりのクレジットカードも磁気テープの部分を読み取り機に通します。マインツの手前でまたしばらく停車し、列車の遅延が増大します。こんなことを見越して、コブレンツ駅での11分の1本前の接続を表示しなかったのでしょうか。

ICの車内 座席の向きは変えられない ライン川の対岸を走るローカル列車

マインツを発車すると、列車は北西に進行方向を変え、車窓にライン川が寄り添ってきます。行き交う船、川沿いの小さな町、山の中腹から川を見下ろす古城など、次の停車駅コブレンツまでの間は、ドイツ鉄道屈指の景勝路線です。対岸にもフランクフルトとケルンを結ぶ路線があり、ローカル列車や貨物列車が行き交います。

マインツからローレライに向かうライン川沿いの車窓

中世の時代に、川を行き交う船から通行税を取り立てたプファルツ城が、ライン川の中州に建っています。ここは14年前に観光船で通っていますが、インターシティーでは速すぎて、ライン川の観光にはのんびり船で行く方が良さそうです。