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旅の車窓から

中国 北京北駅から普通列車で万里の長城へ

北京の気温と時刻 クリックすると天気も表示

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オリンピックを控えた北京へ

2007年の3月に3年ぶりに北京に行きました。 同行者の都合で関空発にしましたが、土日を絡めた4日間でJALの午前便に天安門広場近くの4つ星ホテル、しかも市内観光土産物屋連れ回し一切無しの 完全フリーという良心的なパックツアーが料金41,800円。これはもう行くしかないです。

いくら安くても、北京から万里の長城へ、土産物屋立ち寄り付きの日本語オプショナルツアーを申し込めば追加料金が一人1万円。一方、北京北駅からの鈍行列車にすれば、時間はかかるものの片道運賃は100円でおつりが来ます。

1年余り後に、東京、ソウルに次ぐアジアで3番目のオリンピックを控え、北京の街は空前の建設ラッシュ。ガイドブックを頼りに北京一の繁華街、王府井に火鍋(しゃぶしゃぶ)を食べに行ったら、店の あったはずの場所は更地に。

仕方が無く、ショッピングセンター のレストラン街にある火鍋屋に入りました。値段が高いにもかかわらず地元客で大いに繁盛しているのですが、ゴマだれが1種類だけで、日本では使わないと思われる変な香料がきつくて半分でギブアップ。日本から、ポン酢かせめて醤油を持参すればとの反省です。

※ 4ページの末尾にそれぞれリンク先を設けました。詳しく知りたい方はご利用ください。

 


北京動物園へご案内

一般に、北京と中国各地を結ぶ長距離列車の始発駅は、北京駅又は北京西駅ですが、万里の長城方面沙城行きのローカル列車は北京北駅から発車します。北京北駅は、北京の旧市街を正方形に周回する地下鉄2号線の北東の角に当たる西直門駅の近くにあります。

西直門付近の名所といえば、北京動物園です。でも、万里の長城の最寄り駅、八達嶺に停車する列車は、朝の1本だけのため、この列車に乗る前に動物園にパンダを見にということはできません。

北京の地下鉄1号線天安門西駅 西直門から動物園に向かう途中にイトーヨーカ堂

後日、天安門西駅から地下鉄1号線、復興門で2号線に乗り換えて西直門駅で下車して地上に出ます。ここから広い通りをまっすぐ西に、15分ほど歩くと動物園の入り口です。その手前にイトーヨーカドーを見つけました。北京ではまだ 鳩のマークが健在です。

3月とはいえ、旧歴の元旦からまだ20日余り。15元のチケットを買って動物園にはいると、干支が出迎えてくれます。そうです、中国や韓国では、2007年は猪年ではなく豚年です。

北京動物園の入り口には豚年を祝うモニュメントが 朝食に笹を食べる動物園のパンダ

動物園の正面入り口の近くに、お目当てのパンダ館があります。動物園の入場料15元に含まれていますが、パンダ館の入場は1回限りとなっています。

日本人ツアー客を案内している、中国人ガイドの話が聞こえてきます。この動物園には5頭のパンダがいて、交代で常時3頭を見ることができるそうです。一緒にすると喧嘩をするとかで、広いスペースを1頭ずつに仕切って、それぞれが単身生活を送っているようです。

こちらのパンダは配合飼料でお食事中 朝食が終わればあとは寝るだけ

ちょうど朝のお食事時で、皆さん笹に加えて飼育員が与える配合飼料も食べていました。食事が終わればあとは寝るだけ。動物園に行くなら、朝早く出かけないと寝ているパンダを見るだけになってしまいます。

     
金絲猿の檻の前で       孫悟空のモデルとなった金絲猿

北京動物園の敷地は50haととても広く、キリンやシマウマから、いろんな鳥など、500種類以上の動物が飼育されています。中でも珍しいのは孫悟空のモデルとなったといわれる金絲猿でしょう。こちらは、朝から元気に檻の中を飛び回っています。

 

 


列車の始発は北京北駅

万里の長城の最寄り駅八達嶺に停車する列車は、北京北駅と沙城間の普通列車が1日に1往復のみです。その7173次列車の北京北駅発車時刻をネットで検索すると、7:36、8:14、9:10など、いろいろな時刻がヒットします。時刻改正が行われても、ホームページが更新されていない場合があるようで、2007年3月段階では8時14分発が正解でした。4月から6427次列車となり、発車時刻は8時06分に変更になっているようです。

北京北駅は、地下鉄2号線の西直門駅から少し北に入ったところにあります。地平を走る国鉄線に沿って、数年前に新しくできた地下鉄13号線が始発の西直門から高架で併走しています。北京北駅の場所は、Google Earth でも調べていたのですが、入り口がわかりにくく、当日は土曜日のため渋滞の心配も少ないと思い、天安門広場東のホテルからタクシーで行くことにしました。

運転手に、“北京北站”と書いた紙を見せればOKのはずだったのですが、地下鉄2号線西直門駅の出口のところで降ろされてしまいました。運転手は、駅は向こうという風に指さしています。

発車を待つ7173次普客  右の高架が13号線西直門駅 先頭に立つのは東風4型ディーゼル機関車

地下鉄13号線から2号線に乗り換える乗客で混雑する通路に、“北京北站→”という標識を見つけましたが、ここも工事中。標識の先はフェンスで囲われて行き止まり。すでに発車時刻まで15分程度となり 、あせってきました。地下鉄からの乗り換え客に“北京北站”と書いた紙を見せて尋ねると、知らないという人、向こうだと指さしてくれる人、どうやら広い通りを大回りするようです。

バスが停まっている駐車場を抜けてぐるっと回り込むと、切符売り場の建物があります。幸い、中国名物の長い行列(というよりは並ばずに取り巻いている)は無く空いていました。順番が来て、窓口に“八達嶺長城4張”と簡体字で書いた紙を見せたのですが、窓口のおばさんは切符を売ってくれません。駅の方向を指さして何か言っています。

仕方が無く外へ出て、両側に土産物屋などが並んでいる狭い道を駅歩いていくと、小さな駅舎があります。向こうのホームには列車が入線していて、もう乗客が乗っています。

北京北−沙城間普客のサボ 2駅目の清河駅でほぼ満席に

駅舎にはいると、こんな小さな駅でも北京駅や上海駅と同様に、空港と同じX線による荷物検査の装置があります。前の乗客に続いて手荷物を通しますが、ディスプレーのところは無人、荷物の中身をチェックする係員は誰もいません。また、駅舎内には切符売り場はありません。

その先に改札口があり、女性職員が立っています。前の乗客は切符を示して通ります。切符がないとホームへの入場を拒否されるかなと思いながら、“八達嶺長城”と書いた紙を示して“バーターリン”と言うと、そのまま通してくれました。

もう発車時刻まで5分を切っています。切符売り場や駅舎の写真を撮っている余裕はありませんでした。何とか間に合ったので、とりあえず列車の写真を1枚。東風4型ディーゼル機関車が先頭に立ち、 共産圏の標準型のような緑色の旧型客車がわずか4両の短い編成です。

駅の裏側、地下鉄13号線側には、まだ使っていない新しいホームができています。北京北駅も、オリンピックが始まることには大きく変わっているかもしれません。

※ オリンピックで北京北駅は新しく生まれ変わり、この鈍行列車は廃止されました。代わりに、北京北駅から八達嶺経由で延慶間に“動車組”という両端の機関車が専用の客車をはさむかたちの列車が、1日に6往復程度運行され、北京北−八達嶺をノンストップ又は途中1〜2駅停車で、60〜70分程度と大幅にスピードアップされました。運賃は、硬座14元、柔座17元です。