野宿自転車

第17回 中新田かかしまつり

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数年前、ゆうたろう(旧再生工場)やT部長と共に訪れた際に、数々の衝撃&笑撃を受けた中新田かかしまつり。あの強烈なカカシの数々は今でも鮮明に覚えている。

で、その中新田かかしまつりなのだが…、
今年はなんと実行委員会の方が「丸出し掲示板」に祭りの開催日時を書き込んでくださったではないか。

最初に目にしたときには死ぬほど驚いた。二度見した。
だが、大変光栄なことだと思う。

そんなわけで、テンションの上がった僕は実に4年ぶりに会場に足を運ぶことにしたのであった。

今回の祭りの開催期間は9月17日〜10月3日。
場所は例年通り、中新田コミセン北側(小田急線海老名駅-厚木駅の線路南側)の水田で行われているとのこと。

僕は一刻も早く見に行きたいという気持ちを抑え、あえて初日から数日空けた9月22日の夕方に見に行くことにした。

理由は簡単。
数日とはいえ、その間大自然の猛威に晒され完全体となったカカシの哀愁漂う姿を激写するためだ。このあたりに、このレポートの方向性が見て取れると思う。

それでは前置きはこのくらいにしてさっそく会場の様子を紹介しよう。

なぜだか感じるこの懐かしさフゥー!

小田急線厚木駅で降り、線路沿いの会場に到着したのは午後4時。
以前来た時よりもかなり見物客が多いように思えた。
この祭りも回を重ねるごとに有名になっているのかもしれない。

上の画像では分かりづらいが、適度に傾いた日差しが会場の雰囲気を盛り上げていた。もちろん、完全なる主観である。


□お米と遊ぶまるちゃん

会場に入ってまず出迎えてくれたのは、ご存知ちびまる子ちゃん。
ちびと言うにはあまりにも大きく、全高170cm以上はあったので…、

「デカまる子」と命名。

その巨体ゆえ小学生の中で浮いてしまい、結果、一人でお米と遊ぶまるちゃん…。そう考えると泣けてくる。


□はじめてのおつかい

子供を見守るスタッフの図。
こ、これは…、露骨に不審者すぎる!
おまわりさーん!おまわりさーん!


□SOS!ペンギンと氷と米を守ろう

南極のペンギンも、まさか米と一括りにされる日が来るとは思っていなかったに違いない。温暖化恐るべし。

ところで、この異様に長い胴体を見てなにかを思い出さないだろうか。そう、第11回の祭りに登場したあの「どうしたアトム」である。

どうやら小学生というのは、物体の一部分のみを引き伸ばして大きなものを作ろうとする特性があるようだ。


□一本足のかかし

これぞカカシの中のカカシ!といった感じのカカシ。
2本足〜謎の物体Xまでバリエーション豊かになった昨今のカカシ界において、このような1本足のカカシはむしろ珍しいと言える。


□サザエさんの山登り

こ、この既視感は!
と書いても何のことだか分からないと思うので解説しよう。
実は第11回、第12回、そして幻の第13回のときにも、これと同じ顔のサザエ・カツオ・ワカメの作品が出展されていたのだ。

ただ、過去の作品では浴衣やハッピ、フラダンスの衣装等を着ていたりして華やかだったのと比べると今年はずいぶんと地味な服装。

それをフォローするためなのかどうかは分からないが…、

サザエ「YO!」

何故かラッパー風。山登りはどうした。
サザエさんとHIPHOP、そしてこの服装のギャップが生み出す存在感。
見事としか言えない。


□兄弟リレー

仲のいい兄弟によるバトンタッチの様子を表現したこちらのカカシは、見るべき点の多いかなりハイレベルな作品となっている。

ムスカ「ああぁあ、腕が、腕があぁっ!」

と、関節がヤバいことになっているのはまだ序の口。
ちょっと角度を変えると、更に色々見えてくる。

兄を信頼し駆け出す弟に対し、リレーの一番大事な瞬間に余所見をする兄。そして、思わず殴りたくなるTシャツのコアラのこの“どや顔”…。謎の組織コアラクラブとはなんぞや?

総合得点の高い良作である。


□太陽光発電エコかかし

かかし祭りは時代を反映する。
そのせいか今年はエコを題材にした作品も多かった。
その中でも特に完成度が高かったのがこれだ。

なんとこのカカシは、肩のソーラーパネルで電力を発生させ足元の電池を充電。夜間にはその電力で誘蛾灯の灯りをつけ、虫を落とすというのだ。なんというハイテクノロジー。こいつはたまらん。

虫を落とす装置の頂点からセミが飛び立った痕跡があるのも見逃せない。一見完璧なようでいて脇は甘々。この隙もまたポイントが高い。

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[2009年10月07日]

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