信州の東・北信地方に
 伝承する唯一の地芝居
県有形民俗文化財

禰津東町歌舞伎
 
 
 ヤフーマップ
 歴 史
    

昭和22年 先代萩
 
 寛延4年(1751)銘「踊大小入」の木箱が残されていることや、この舞台の東北方約500mの地に「えんぎ場」と言い伝えられているところがあることなどから、そのころから当地では歌舞伎が演じられていたと考えられます。日吉神社本殿背後に建つこの舞台は、嘉永年間の記録によると「文化14年(丁丑年)(1817)」の建立とあります。

 
間口8間(約14.5m)、奥行5.5間(約10m)の切妻造木造平屋建で、屋根は現在は桟瓦葺きです。舞台床面は、直径3間(約5.4m)の回り面となっており、その中心の奈落部分で、心棒に交差した腕木を押し回して回転させる仕組みになっています。なお、「セリ上ゲ」は2か所にあり、「セリ分ケ」・「セリ出シ」・「田楽返し」の装置や、背後には遠見用の窓などが考えられており、舞台前の階段状の広い桟敷席(見物席)と合せて、農村歌舞伎の発達史の上からも、貴重な舞台と言われています。

 東町歌舞伎は時代の流れの中にあって、中断を余儀なくされた時もありましたが、「舞台仕込帳」などにより多くの演目が伝承、上演されたことがうかがえます。


 
平成29年度歌舞伎公演
 

本年度
プログラム
 満員御礼

700名近い
お客さん
 
 本年度は「舞台建築200年」の記念公演でした。

心配したお天気にも恵まれ、桜が舞う中での公演となりました。
先ず祢津小学校金管バンド部によるオープニングショーで幕をあけました。
予想以上のお客様にご来場いただき、感謝いたしております。。毎年少しずつではありますが観覧される方が増加しておりますのは、この歌舞伎公演が地域に定着してきておる証拠だと確信しております。
歌舞伎は庶民の娯楽であります。地芝居には歌舞伎座では味わうことの無い風情があります。祢津の郷は蓼科山、北アルプス、浅間山麓、遠く八ヶ岳の奥には富士山を展望できる非常に美しい郷です。清々しい空気に包まれ、鶯の声を聞き乍ら仲間と一献傾けて楽しむ歌舞伎は格別であります。
笑いあり、涙あり。役者をはじめ地域の皆さん、お客様が一体となって歌舞伎を愛でているからこそ感動があるのだと思います。古より続く文化というのは便利になった現代の中できっとオアシスを感じるものでしょうし、本当の娯楽休息なのだと思います。
来年も皆様方に楽しんでいただけるよう、一層精進研鑽をしていく所存ですので、今後も祢津東町歌舞伎に対してご協力ご支援を頂ければ幸甚でございます。
最後になりますが、皆々様のご多幸をご祈念申し上げ無魔成満の御礼とさせていただきます。


                            東町歌舞伎保存会会長 金井 勝
                            祢津東町区民一同

 
 

祢津東町歌舞伎
200年のあゆみ
 「禰津東町歌舞伎のあゆみ」

 東町舞台建築200年を記念して、記念誌を発行いたしました。

 東町歌舞伎の歴史がまとめられております。
  ☆東町歌舞伎上演のあゆみ 〜昭和時代以降〜 

 ○昭和元年  
 御大典にて休止  

大正初期
義太夫を語る地元衆
 ○2年
 ○3年  ・神霊矢口の渡 八郎物語の段
 ○4年  ・寿曽我対面 工藤館の段
 ○5年  ・伽羅先代萩
 ○6年  ・鎌倉三代記
 ○7年  ・ひらかな盛衰記
 ○8年  ・奥州安達原三段目
 ○9年  ・鬼一法眼三略巻
 ○10年  ・絵本太功記
 ○11年  ・仮名手本忠臣蔵 祇園一力の段
 ○12年  ・本朝廿四孝
 ○13年  ・一谷嫩軍記
 ○14年  ・源平布引滝
 ○15年  ・恋女房染分手綱 重の井子別れの段
 ○16年  ・土蜘蛛
 ○17年  ・大江山
 ○18年  ・大久保彦左衛門
 ○19年  ・忠臣蔵 判官切腹の場      

祢津小学校講堂にて

 ○21年  ・鎌倉三代記 絹川村閑居
 ・神霊矢口の渡 頓兵衛住家
 ・絵本太功記十段目 尼ヶ崎閑居
 ○22年  ・神霊矢口の渡 八郎物語の段
 ・伽羅先代萩 御殿の場・対決の場・刃傷の場

刀傷の場
 ○25年  ・近江源氏先陣館
 ○63年  ・伽羅先代萩 床下の場〜刃傷の場
 平成 
 ○2年  ・絵本大功記十段目 尼ヶ崎閑居
 ○3年  ・菅原伝授手習鑑 寺子屋の段  
 ○5年 一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段(信州博松本公演)
 ○8年  ・伽羅先代萩 (女性による)(第7回全国地芝居サミット)

女歌舞伎
 ○9年  ・伽羅先代萩 (上田公演)
 ○10年  ・奥州安達原三段目 袖萩祭文
 ・伽羅先代萩 (町文化会館公演)
 ○11年  ・鎌倉三代記 絹川村閑居
 ○12年  ・伽羅先代萩 (名古屋公演)
 ○13年  ・伽羅先代萩 御殿の場
 ○14年  ・絵本大功記十段目 尼ヶ崎閑居
 ○15年  ・奥州安達原三段目 袖萩祭文
 ○16年   ・絵本大功記十段目 尼ヶ崎閑居 (西宮舞台公演)
 ○17年  ・一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段
  同年11月 同演目上演 (とうみ郷土芸能祭公演)
 ○18年  ・鎌倉三代記 絹川村閑居
 ○19年  ・御所桜堀川夜討 『弁慶上使』
 ○20年  ・絵本大功記十段目 尼ヶ崎閑居
 ○21年   ・菅原伝授手習鑑 寺子屋の段
 ○22年  ・一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段
 ○23年  ・奥州安達原三段目 袖萩祭文
 ○24年  ・一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段
 ○25年  ・忠臣蔵七段目「一力茶屋」
  同年9月 一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段 (市文化会館上演)
 ○26年  ・鎌倉三代記 絹川村閑居
  同年11月 
   
一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段 (長野県県民文化会館上演)

於 県民文化会館
 ○27年  ・御所桜堀川夜討 『弁慶上使』
 ○28年   ・絵本大功記十段目 尼ヶ崎閑居
 ○29年   ・菅原伝授手習鑑 寺子屋の段   
   
              

東町歌舞伎保存会パンフレット 

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8ページ
 
 
 ○ 東町歌舞伎舞台所在地;東御市祢津東町1348番地19

 ○ 東御市祢津東町公民館:東御市祢津909−1     電話 0268−63−7307

東町歌舞伎保存会長   金井 勝 

copyright 2004 tyoumeiji all rights reserved

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