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『世界最年少の政治囚』パンチェン・ラマ11世救出キャンペーン


最近中国の江沢民主席が、中国が認定しているパンチェン・ラマ11世と会見をしたとのニュースが入りました。また国家主席の地位を胡錦濤に譲るというニュースも入って来ました。胡錦濤は、天安門事件の時にラサにいて、パンチェン・ラマ10世の死を見届けた政治家ですから、いずれにしろチベット絡みでこれからの中国の政局は動いて行くということなのでしょう。その際に大きな動因の役を果たすのは、パンチェン・ラマの存在です。
パンチェン・ラマ11世(チベット政府が認定している本当のパンチェン・ラマ)は、1995年5月ダライ・ラマ法王によってパンチェン・ラマと認定された3日後に、中国政府によって連行され、現在もその行方および安否は全く判りません。パンチェン・ラマは、ダライ・ラマ法王とは交互に仏教上の師弟の立場に立つ方で、チベット 仏教にとっては非常に重要な役割を担った方です。特に、次のダライ・ラマ法王を認定する資格を持っているという点が、中国政府にとっても大きな意味を持っているのです。
現在のパンチェン・ラマ11世は、既に拘束されてから七年が経過しており、現在もお元気であるとすれば、6歳だったパンチェン・ラマは既に13歳になっております。先代のパンチェン・ラマ10世、先代といっても父親ではなく、ご本人の前世のことなのですが、前世のパンチェン・ラマも14年間投獄された経験をお持ちでした。
1951年に中国共産党政権がチベット侵略を開始致し、国家元首であるダライ・ラマ法王は、1959年にインドに亡命されました。その後も、パンチェン・ラマ10世つまり前世のパンチェン・ラマは、チベット国内に残り、中国共産党のチベット支配に協力をしなければならない立場に陥りました。1964年3月、新年大祈願祭の祝いの場で、ダライ・ラマ法王を非難するようにという命令がパンチェン・ラマに出されておりました。しかしパンチェン・ラマは、その命令に逆らって「チベットが間もなく独立を回復し、ダライ・ラマ法王が玉座にお帰りになるのを確信する。ダライ・ラマ法王万歳。」と演説されたのです。その結果、同年8月からパンチェン・ラマ10世は、裁判に懸けられあらゆる名誉や役職を剥奪されました。そしてその後14年間全く行方不明となってしまったのです。パンチェン・ラマ10世は1978年2月に釈放されましたが、彼が行方不明の14年間どこにいたのか、それについては何も語りませんでした。それを明らかにしたのは、1997年11月、獄中から解放されて米国に渡った中国民主化運動の指導者、魏京生氏でありました。彼は北京の泰城第一号刑務所にパンチェン・ラマと一緒に収監されていた、と語ったのです。同時に魏京生氏は、パンチェン・ラマが獄中で拷問を受け、自殺未遂を図ったことも明らかにしております。
パンチェン・ラマ10世は、釈放された後は、上手に中国共産党の協力者の役割を演じているようでした。特に胡耀邦総書記を良き理解者、また後ろ盾としてチベットにおいてチベット語の教育が普及するように力を尽くしておられました。しかし1987年1月に胡耀邦氏が失脚すると、パンチェン・ラマ10世は、再び大変な苦境に陥ったのです。1989年1月に中国政府を激しく非難する演説を行って、翌日に心臓発作で亡くなったと、中国政府は発表しました。胡耀邦氏は、後を追うかのように4月に亡くなりました。パンチェン・ラマ10世の死がきっかけで、チベットで暴動が発生し、ラサに戒厳令が敷かれました。また胡耀邦氏の死がきっかけで、天安門事件が起こり北京に戒厳令が敷かれたのです。このようにパンチェン・ラマは、前世においてもまた現世においても、チベットおよび中国全体の安定のカギを握っているとも言えるのです。

パンチェン・ラマが前世においてもまた現世においても、中国共産党による長期間の投獄という辛い経験をしておられることをご理解頂けたことと思います。チベット仏教においては、高僧方が受ける苦難はご自身の業の故ではなく、チベット国民の苦難を身代わりで受けるためなのだと信じられております。パンチェン・ラマおよびチベット国民の苦難が一日も早く解消されるように願っています。

パンチェン・ラマ11世救出に向けて、TSNJは今年6月のTIPA公演の際にもスピーチをさして頂いたり、また国連のアナン事務総長に宛ての署名を集める等の活動を行いました。今後の計画は、今の段階ではあまり具体的に申し上げられませんが、さまざまな機会を利用してパンチェン・ラマ救出に向けて活動を展開して行きたいと考えています。

連絡先 小林
電話  042(536)1332
ファックス 042(534)4334

パンチェン・ラマについて詳しくはチベットハウスのページをご覧ください。
パンチェン・ラマについて





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