■2006年JAF全日本ラリー選手権第2戦■
久万高原ラリー 2006/4/29


久万高原スキー場特設会場 曇りのち雨 気温10度



林道SSのギャラリースタンド前に急速接近中の NO11 SPM*DLインプレッサ原田/松井組




■ラリー見に行く?


 当方はサーキット派でSSmなどで競技車両は見てきましたが 現地で観戦したことはありませんでした。 
なにしろ ラリーってとんでもなく山の中走っていて、さらには夜間走行中心で 見に行くのが大変と思っていました。

ところが今回は自宅から1時間の距離で大会が有り、さらには今年からランエボ・インプも参加すると聞きちょっと見に行こうかと思った訳です。
普通レース観戦の場合前夜出発か超早朝出発で何かと肩身が狭い(^^;)当方ですが、今回は余裕の朝7時出発です。

地元の山道国道を走る事1時間半で会場到着。 すると なかなかの盛況ぶりでギャラリー駐車場もほぼ満杯。
俺、ラリー大会など人影もまばらなのかと想像してましたが、 ほほう なるほどこれならね。良いのではないでしょうかね。 


ただし、地元の人間なら知らないものはいないほど 久万高原は雨と霧が多い所です。
ラジオのお天気予報は 後半下り坂なんて呑気な事を言ってますが、
絶対午後からは雨・霧になる筈で 雨用の装備は万全の構えで車を出ました。





リエゾン出発前TCでのスバルラリーチームジャパン勝田/北田組号です。
 スペックCでも デッカイ羽根が付いてるんですね。






■ともあれ林道SS観戦ポイントへ 


「ギャラリースタンドは駐車場から歩いて1KMぐらいですから」 との係の人の誘導で山の向こうまで歩きます。 
ところが最近著しく体力の減少している津軽屋にはこの山道はキツイ。(^^;)ヾ
しかも最後の山登りは獣道レベルになちゃって、足元も粘土状の場所もあったりですべリ易くて苦労しますね。
これならスパイクの付いたゴルフシューズの方が良かったかと思いました。
ハアハア言う事20分。 ようやくたどり着いた観戦ポイントは只の杉林でした。Orz


       
観戦ポイント1
ヒノキ林の中を駆け抜けるラリーカー



でもまあ人家の無い山道・林道でのSS開催が 日本においては限界ともいえる状況である以上 我侭を言ってはいけません。
主催者だって、いくら植林したヒノキ林とはいえ 熊笹が茂り、倒木には苔生す深山の一角を 観客が入れるまで整備するのは大変でしょう。 
仮設トイレ置いたり コース際の下草を刈ったりとか、視界を広げる為に 雑木や小枝を刎ねたりしてるんですから。

で、なかなか来ない競技車両にしびれが切れかけた頃 突然Oカーがパンパン言わせて目の前を飛び去っていきます。
速えーーーーーー! 到底デジカメでは追い切れません。 0カーがあんなに速いのなら、この後は一体どうなってしまうのでしょうか。

そうこうする内 車両接近を告げる オフィシャルのホイッスルの音か林に響き渡りました・・・。



       
EKシビックは参加多数
ターマックならサスストロークのハンデは少ないか
黄色いセリカ爆走中
 目立つ色の方がピントは合わせ易いが・・。

       
名エンジンを積んだ先代インテ
デジカメ3連写の最後のカット
シビッククラスでようやく追えるスピード。




■速すぎるレース車両 


 キタキタキターーーーー。 アドバンのランエボだ。 しかし速い。 予想外の通過スピードでシャッターが間に合わない。
目の前の道路の幅からは想像できないスピードが出ているんで驚きましたね。
 
次はインプ来たー。 キターけれど、これまたデジカメが間に合わないぐらい速い。 無茶苦茶速い。 速すぎるーー(^^;)
インプはランエボ以上に静かで それこそ「シュンッ」と通過してしまい目がテンです。
 
素人みたいな感想で申し分けないですが、選手皆ちょっとおかしいのとちゃうかー(^^;)と思えるほど速い。
SSMやハイパーミーテイングで本物の競技車両のデモ走行は何度も見ましたけど あれほど静かで速かっただろうか??? 
林道で音が吸収されるのかな??
 とにかくFZ-10自慢のAFもピントが付いてこない。 数撃てばなんとかの3連写でも結局駄目ですよ。
 一眼レフみたいに常時ファインダーを覗けないので 勘にたよった流し撮りでは限界があります。
インプ・ランエボの走行写真が無いのはその理由です。 全部ピンボケか画角に入ってないんだもの・・・・。

その後もどんどんラリーカーが通過していきますが ようやくタイミングが合い始めたのは20台も走った頃でしょうか。
どちらにしてもとんでもないスピードです。到底素人がコース内にとどまれる速度領域ではないですね。


 でも中には次のライトハンダー辺りで派手なスキール音がして エンジン音が途絶える車もあったりして・・・。 




エンジン音が消えた車はこうなっていた。 木が生えていて良かったね。
まあ この程度であれば脱出できれば再スタート可能じゃないの?。
ラジエター潰れていても、サービスパークまで帰れさえすれば・・・。









■整備って何をやるのでしょう? 



 写真が上手く撮れないので林道SSは1本だけであきらめて 本部周辺に帰ってきました。
ちょうど お昼も過ぎて午前中走った車が続々とサービスパークに帰ってきましたよ。 
選手は昼飯、車は午後のレースに備えてて急ぎ整備をしなくてはね。
ぐるりとエリアを見渡すと一番スバルが充実しているようなので、シーケンス全体を通して見る事にしました。




       
午前中の4本SSを走って帰ってきました
カーNo3はスバルのワークス号
まずはアライメントの測定するんですね
入念に前後とも行いますね。


       
それからタイヤも外してと。SS通算20KM走って5分山程度かな?
俺ならまだまだ走る磨耗ですが(^^;)ヾ新品に換えるのでしょう。
ハブを中心に リア周りの確認と増し締め中
サスペンション・ブレーキ類のナット全てにレンチを当てる模様


       
エア抜きは必至。キャリパーは色が変わるまでは焼けてない
リザーバーホースを見た限り ほとんどエアは混じってなかった
新品Sタイヤ装着中DIREZZAの02Rかな?
この後午後からお天気が急転したのだが・・・。 


       
ジャッキ降ろしてほぼ終了
この後 もう一度トーの測定してました
あとは綺麗にボデイを拭いて出来上がり
あと20ミリは下げれる筈だかここいらがベスト?




■手際の良い整備

WRCのVTRやISPNの番組で御馴染みのシーンですが国内戦である以上限られた人数と機材で段取りが必要ですね。
アライメント測定については参考になりました。 水平儀をアングルの上に乗せてタイヤリム面に這わしてトータルトーを見るわけですね。
実際には1ミリ単位までチェックしていましたから逆に言えばその数字での調整も可能なのでしょう。 
オイルはチェックのみで継ぎ足しなし、 ブレーキもエア抜きだけで事実上追加無し。クーラントも追加なしでした。
  あと各部の増し締めは入念にやりますね。 正確にはナットが緩んでないかのチェックでしょうけれど。
今回はALLターマックですが それでも下回りのチェックは 見える部分は全部やると言った対応ですね。
 実施部隊は東京からの数名と地元ディーラーからの若手が応援に入るスタイルでしょうか。
日ごろ人目に付かない所で仕事している地元のメカさんにとって、観客の前での作業は緊張もするけれど、良い励みになるでしょうね。 



しかしメーカー系でない一般参加組も頑張ってますよ。 ドライバー・コドラの2人で参加しているチームは全部を自分でやらなくてなりません。
それこそ飯を食う暇も無い筈ですが、点検整備には手を抜きませんね。 

まず車、そしてタイヤ、 人間はその後ですね。 この辺りは小なりともいえど全日本戦に望むラリーチームですから 手抜きは無しです。
たいしたものです。



       
こちらはランエボの1号車
テント無しでは雨が降ったら辛かろう。
ご機嫌の奴田原選手。三菱の選手が当HPに載る事はまず無いが
 まあ正月のPWRCモンテカルロ優勝のご祝儀で(^^;)

       
先月生産中止になったセリカも頑張ります
サーキットでは少ないですがカッコいい
ダイハツブーンX4 はやくも登場
結構インテイクなんか勇ましいぞ


       
やっぱインプのLSDならクスコでしょう。
炭山/沼尾組ですね。
筋交ランエボね。
 つまり火打ちブレスを追加するのでしょう



       
唯一の外国車106
テンロクとは粋な車だなあ
セリカは人気ですね。昨年のDクラス優勝車。










■気になる最終成績は?


 見事スバルラリーチームジャパン勝田/北田組が 奴田原ランエボを10秒差で下しで総合優勝を飾りました。
晴れから大雨と霧へと リエゾン区間中に天候が変る難しいラリーになった模様です。
最初にも少し書きましたが 久賀高原は霧の久万高原と言われるぐらいですからね。 雨が降ると必ず霧です。
霧というより雲の中にすっぽり入る事になるので視界は非常に悪くなり 正確なペースノートを作っておいたチームが有利でしょうね。 
結局最後に底力を見せたのは 総合力がありバランスの良いマシンのインプレッサだったって事ですか。 
勝田・北田選手にあっては 総合優勝おめでとうございました。 
 









観客は じゃんけん大会もあり(^^)/。 当方も見事トレーナーゲッツだぜ。(^^;)
これで入場料2000円は がっつり取り戻した計算かな(^^;)
サイズが小さかったので 家へのお土産にはちょうど良いかなと(^^;)










■といった訳でラリー初観戦の感想は? 


 うーんやっぱり想像の範囲内とはいえ 林道観戦は大変だというのが正直な感想ですかね。
足元が悪いのは覚悟していましたが、あれほど観戦場所までへの上り下りがきついとは。(^^;)。
写真を撮る事が辛いのもマイナスかなあ。 サーキットレースなら一日50-100回はお目当ての車が目の前を通過するのに対し、
ラリーは一日ねばって1回か2回ですからね。これは撮影の下手糞なものには辛い、
WRCの十勝を除けば日本で一番上のクラスである全日本のJAF戦であれが目いっぱいなのであれば、ちょっと考えてしまいます。
もちろん、大会運営の都合で一般客は限られたエリア内での観戦しか出来ないのは理解します。
特に林道での開催とあって火災(喫煙)に相当以上のケアが必要なのは困った問題ですね。
ここいらがギャラリーのマナーと言うべきなのですが、WRCジャパンでも指摘されている林道SSの問題点でしょうか。
今回のようなロケーションで開催するのであれば、スキー場周辺の道を使ってヒルクライアムをやって
 ショートSSにするとか 見せる方法はまだいくらでもあると思うのですが・・・。
ただ地元で全日本戦が見られるのは 非常にありがたい機会であるわけで、その辺りの期待も含めて 
久万高原ラリーが これからも上手くいく事を心より期待したいと思います。 





IVENT TOP


HOME