獅子ケ鼻湿原

 −−鳥海山の秋田県側山麓、中島台(象潟町)にある国指定天然記念物(2003.7.19撮影)

出つぼ1

出つぼ(湧水池)−−別名「熊の水飲み場」。鳥海山の雪解け水が80年以上もかかって湧き出ている。酸性・低温(ph4.4〜4.6、水温7〜8度)で、水量も水温も年間を通じてほぼ一定している。4カ所の出つぼから湧き出た水は約16ヘクタールの湿原を形成し、湧き出た水は白雪川に合流して山麓の平野を潤すが、稲作には冷たすぎるので、農業用水路のあちこちに小さなダムのような貯水槽が設けられている(温水路という)。

出つぼ2 水路

出つぼ3

鳥海マリモ


世界一大きい「鳥海まりも」ー−酸性水のため流域には世界的にもめずらしい巨大な「まりも」が生育している。上の写真にみえる緑のコケのついた岩のような固まりが「鳥海まりも」。水量のやや落ちる夏場がよく見える。

案内板1

案内板2

あがりこ大王

「あがりこ大王」−−獅子ケ鼻湿原のブナ原生林には奇形ブナがそちこちに見られるが、これは奇形ブナの主。下の写真はそのアップ。幹周りは7.26メートルあり、奇形ブナとしては日本一の太さ。「あがりこ」とは、幹が上がったところで子に分かれている形から名づけられたという。「森の巨人たち百選」の一つ。

あがりこ大王アップ

奇形ブナ林1 奇形ブナ林2

奇形ブナ林3

奇形ブナの原因は、豪雪、噴火、炭焼きでの伐採などの説があるが、はっきりとはわからない。ブナ林のなかには炭焼き釜(下の写真)のあとが50基以上も見つかっていることから、炭焼き説も有力視されている。

炭焼釜跡

奇形ブナ林5

獅子ケ鼻湿原に関心のある方は、にかほ市ホームページをどうぞ。

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