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△ 連歌とは (030305改訂)
575(=長句。奇数句)と77(=短句。偶数句)を、交互に続けて詠んだものを連歌(連句)といいます。
普通は複数の人が参加する「座」で行われますが、稀に一人で作る独吟や二人だけで行う両吟も行われます。
連歌を作ることを「連歌を巻く」または「興行する」といい、参加者を「連衆」と呼びます。
正式な連歌では、三十六句を作る「歌仙」または百句で完成する「百韻」というものが一般的であり、細かい約束事も決まっていますが、雅仙庵では、細かい約束を無視し、歌仙の半分の十八句で完結するなんちゃって連歌「雅仙」を作っていきます。
連歌は「イマジネーションを遊ばせて変幻自在に句境*を移ろわせていくことに意義がある 」ものであり、「一巻の中に統一的なテーマとかストーリーとかを持たず、一見、支離滅裂のようにいろいろな事象を展開させていながらも、かえって、そこに不条理な人生的味わいをかもし出していく、というのが連歌の特徴であり、醍醐味 」なのです
(「青字」は杏仁豆腐さんの解説を引用させていただきました; *句境=俳句の作品が示す境地。また、句作者の心境(goo国語辞典より))。
【例】
木(こ)のもとに汁も膾(なます)も桜かな (芭蕉)
西日のどかによき天気なり (珍碩)
旅人の虱かき行(ゆく)春暮(くれ)て (曲水)
長句(=575。文字色が緑色の部分)である第一句(575)に、短句(=77。文字色が黄色の部分)の第二句(77)を続け、第二句(77)の内容を受けてさらに第三句(575)を付けています。
このとき、第三句の「旅人の……」は、前の句である第二句「西日のどかに……」と合わせて一つの場面になりますが、第一句の「木のもとに……」とは直接関係のない句になっています。
このように、隣り合った二つの句どうしには関連があるけれど、一つ置いた隣の句(二句前または二句後)とは関係しないような(575)と(77)を繰り返し、最終的に一定の数の句が完成したところでその作品は終了となります。
△ 音数について
それぞれの句の音の数が規定の音数(5音あるいは7音)よりも長くなったり短くなったりすることがあります。
これを「字余り」「字足らず」といいます。文字の数ではなくて音の数で数える、というところがポイントで、促音(=「っ」)はこれだけで一音ですが、拗音(=「ちゃ」「ちゅ」「ちょ」など)は「ち」と小さい「ょ」を合わせて一音となります。 また、「ん」や長音記号(=「セーター」などの「ー」)も原則的には一音と数えます。
【例】
「きっと」=3音 「ちょうちょう(蝶々・町長・長調など)」=4音 「せんせい(先生・宣誓・専政など)」=4音 「チョコレート」=5音
字余りや字足らずの句を詠むことは決してしてはいけないというわけではありません。実際、有名な歌にも見られることです。
【例】
「いわばしる たるみのうへの さわらびの もえいずるはるに なりにけるかも」(万葉集・志貴皇子)=字余り
(文字色が赤い部分が7音であるべきなのに8音になっている)
しかし、音数をまったく気にすることなく安易に字余り・字足らずにしてしまうと、句または連歌全体でのリズムが狂ってしまい美しくなくなることが多いので、初心者の方は規定の音数を守るように心がけることをおすすめします。
投稿する前に、自分の作った句を声に出して読んでみてください。それで違和感がなければまず問題ありません。
ご不明な点、説明が間違っている点がございましたら永綏堂連絡帳(掲示板)またはメールにてお知らせ下さい。よろしくお願いいたします。
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