富士宮やきそばの作り方(自宅で本場の味を再現!!)

〜誰も語らない、富士宮やきそばの真実〜






<2014年6月28日内容更新>



<富士宮やきそばを知らなかった富士宮市民?>
僕は富士宮やきそばの街で生まれ育ち、それこそ物心がついた頃から富士宮やきそばを食べてきました。
「富士宮やきそば歴」として数えるならば、おそらく35年以上になるでしょう。

実はつい10年ほど前まで、僕も含めて富士宮市民は自分達の食べていた焼きそばが特殊なものだという認識はありま
せんでした。
しかし、富士宮市以外の地域で焼きそばを食べたときに、麺にはコシが無く、ソースにも深みの無い単調な味で何故か
美味しくないという事は気がついていました。
そして、あるテレビ局の関係者が取材で富士宮市を訪れて焼きそばを食べた時にこの地域の焼きそばの特殊性に気づ
き、番組で取り上げたところからブームが始まりました。
そこで初めて、富士宮市民も自分達が食べていた焼きそばが特殊であったことに気がついたのです。


<富士宮市内で焼きそばの取り扱い店が急増した理由とは?>
市内には多くの焼きそばを扱う店が存在していますが、実を言うと地元の富士宮市民は殆ど店舗でやきそばを食べること
はありません。(高校生くらいまでは、近所の駄菓子屋などで食べたりしましたが、、、。)
というのも、地元民にとって富士宮やきそばは店舗で食べるものというよりも、自宅で作って食べるものだからです。
金額的にも、お店で食べれば一食あたり500円程度してしまいますが、自宅で作れば一食あたり200円もかからないもの
なのです。
(ちなみに、麺一玉60〜80円、専用ソース300ml入り300円、肉かす一袋(5〜7食分?)が200円程度で買えます。)

実は富士宮やきそばには特別なレシピや作り方は必要なく、専用の麺、専用のソース、肉かす、にぼし粉を使って作れ
ば簡単に富士宮やきそばが完成してしまいます。
事実、私や家族も店の富士宮やきそばを食べたことは何度かありますが、自宅で作るものと特に違いを感じたことはあり
ません。むしろ店によっては自分で作った方が美味しいとさえ感じることもあるくらいです。

富士宮やきそばブームが加熱してからというもの、いままで全く焼きそばを扱っていなかった飲食店や喫茶店、飲み屋
などが急に店先にオレンジ色ののぼり旗を掲げて富士宮やきそばを扱うようになったのには、このように材料さえ揃え
ば、簡単に作ることができるという理由があるからなのです。
もちろん、雑誌やテレビなどで取り上げられる店の中には、独自のソースやレシピ、麺を使用して他店とは差別化を図っ
ている店もありますが、僕に言わせれば逆に富士宮やきそばの純粋性を欠いてしまい、あまり魅力的ではありません。

つまり僕が何を言いたいのかというと、富士宮やきそばというものは専用の材料さえ調達することができれば、わざわざ
静岡県まで来なくとも、誰にでも富士宮市内の店舗で食べるものと同じ味を再現することができるということです。

また、お店が作る焼きそば以外にも、カップ麺タイプの富士宮やきそばが某社から販売されていますが、具に肉かすと
いわし粉を使っているだけで全くの別物です。
この商品に関しては、「あれは富士宮やきそばのイメージを誤解される恐れがあるのでは?」といったような意見がやき
そば学会と製造元へ寄せられたようですが、そこには深い大人の事情が絡んでいるようで、その後も普通に販売されて
います。


↑富士宮市内のスーパーマーケットで売られている富士宮やきそばの様子。
 決して売り出しセール中というわけではなく、これがごく当たり前の状態。


それではこれから具体的に富士宮やきそばの作り方について解説したいと思います。

<富士宮やきそばの作り方>

【材料】
・ラードまたはサラダオイル(適量)
・富士宮やきそば専用麺
・肉かす(豚肉の脂身からラードを搾り取った後の脂身部分)
・富士宮やきそば用ソース(麺一玉につき、キャベツ量が少なめで15〜20cc、キャベツ量が普通から多めで20〜25cc)
・キャベツ(適量)
・顆粒状の和風だしの素(麺1玉につきスプーン1/3杯程度)
・お湯(麺一玉につき約70〜80cc)
(↑ただし、キャベツの量や含水量に左右されます)
・いわし粉
・青のり
・紅しょうが
・上記以外にも、普通の焼きそば同様にお好みで豚肉、イカ、桜えびなどを加えても美味しいです。

上記の主な材料(麺、ソース、肉かす、いわし粉)は、様々なところから通販で購入することが可能ですが、麺に関しては
数社から製造販売されている中でも、「マルモ」のものを強くお勧めします。
これはべつに僕がマルモからお金をもらっているとかではなく、マルモ製の麺がダントツに美味しいし、最も富士宮やきそ
ばらしい食感だからです。
今までにも何度か他社製の麺を使ったことがありますが、やはり僕としは美味しいと感じたことがありませんし、また他の富
士宮市民によるブログにも同じような意見が多数見られます。



↑これが富士宮やきそばの基本材料です。
 写真は、麺(マルモ製)、ソース、肉かす、いわし粉(おでんの粉となっているが、中身はいわしを
 粉末状にしたもの)
 ちなみに上記の材料をセットにした商品が各所から通販で買う事が可能です。
 おおよそ5食セットで1,000円くらいでしょうか?
 写真にはありませんが、これらの他にキャベツ、顆粒状のだしの素少々とラード(またはサラダ
 オイル)が必要です。

 ちなみに、お店が作る富士宮やきそばも上記のものと全く同じ材料を使っています。
 (麺については、店舗によってマルモ製や叶屋製などの違いがあります。)
 一般市販用と店舗用とで種類が違う訳ではなく、私たちがスーパーで買うものと全く同じ麺を、プロ
 のやきそば屋さんでも使っているのです。
 そのため、お店の人が鉄板に麺を載せる際に写真の一玉入りのビニール袋をおもむろに破って麺を
 投入するので、初めて見る人は驚くかもしれません。




【作り方】


↑先ずはフライパンにラード適量(無ければサラダオイル)をひいて、キャベツ適量と肉かすを軽く
 炒めます。(炒めすぎるとキャベツがしなしなになってしまうので、軽く熱を通す程度に。)
 ちなみに火力は作り始めから最後まで常に強火を使います。(調理時間約0.5〜1分)

 また、肉かすの量については好みで決まりはありませんが、一玉につき大さじ1〜2杯くらいが目
 安でしょうか?また、大きさも様々なので、あまりにも大きいものは1センチ長さ位に刻んだ方が
 良いと思います。



↑次に麺をほぐしながらフライパンに入れ、顆粒状のだしの素をお湯で溶かしたものを麺に振り掛け
 ます。(写真は麺3玉分)
 だしの素の量は麺一玉につきスプーン1/3杯程度で構いませんが、お湯の量はキャベツの量と含
 水量に左右されます。目安としては一玉につき70〜80ccを基準に調整した方が良いと思います。
 他のサイトを見ると、一玉につき40ccが目安という水量を多く見ますが、40ccでは明らかにカッチ
 カチ麺の仕上がりになると思います。
 


↑水気が無くなるまで、まんべんなく混ぜながら麺を炒めます。(調理時間約2分)
 水気が無くなった時点で麺を食べてみて、麺に芯があるようでしたら再度少量のお湯を足して
 焼き込んで下さい。(ここで言う芯とは、麺本来のモチっとしたコシとは異なり、プラスチック樹脂
 っぽい感じの固さのイメージです。)
 しかし若干固い程度でしたら、後でソースを加えて焼き込むことで、ソースの水分によって少し
 柔らかくなりますのでそのままでも大丈夫です。



↑水気が無くなったらソースを適量注ぎます。(注ぐ量は上記の【材料】の項を参照。)



↑ソースを混ぜて終了ではなく、ここから更に焼き込みます。
 最低でも2分以上は焼き込んで、余分な水分を飛ばしてソースの味を麺にしっかりと染み込ませ
 て下さい。
 焼き進めていくうちに、鉄板(フライパン)の表面のドロドロっぽさが無くなってサラっとした状態に
 なるのがベストです。(調理時間約2〜3分)



↑焼きこみましたら皿に盛り、いわし粉と青のり、お好みで紅ショウガをトッピングして完成です。
 ちなみに富士宮やきそばは普通の焼きそばと違い、時間の経過とともに麺がのびてしまい食感
 が落ちてしまいますので、作ってから遅くとも30分以内くらいには食べてください。
 同様の理由から、静岡県内のお店で作りたてを買い、お土産に持ち帰ろうとしても不味くなって
 しまうので注意が必要です。

さあ、これで富士宮市まで来なくとも、自宅にいながらにして本場の富士宮やきそばが味わえます。
ぜひ、皆さんも自宅で本場の富士宮やきそばを味わってみてはいかがでしょうか?
(記:2009年6月19日)



<↓2009年7月29日追加情報↓>
あれから一ヶ月の間に6回ほどやきそばを焼いた(ていうか、焼きそば率が高過ぎ!!)のですが、
やはり我が家の調理環境では麺一玉あたり対し、70〜80ccの水量がベストでした。
(キャベツは麺一玉あたり、葉数にして1〜1.5枚くらいを使用)
それを麺の表面が若干渇き気味になるまで焼き込みます(お湯を入れてから約2分程度)
この時点で試食すると若干堅いくらいになり、そこからソースを加えて更に2分間ほど焼き込むと
ちょうど良い固さに仕上がります。

また、肉かすについては細かく刻むように説明しているサイトも見かけますが、我が家では一片が
1〜1.5センチ大になるように刻んでいます。
この方が肉かす独自のぷりぷり感が楽しめるのでお勧めです。

<↓2009年9月24日追加情報↓>
 僕の家族は何故かバイキング料理が好きで、自宅から50キロ以上離れた店にまでクルマを飛ばし
て食べに行くことも珍しくない。
その中で、これまでに3ヶ所のバイキング料理店において、富士宮やきそばがバイキング料理として
出されていたことがあった。
ところが、これが富士宮やきそばとは似ても似つかない味のものばかり。
食感も単に固いだけのものからグニャグニャのものまで。
いずれも富士宮市からは40キロ以上離れた場所にある店なのだが、初めて食べる人にとって、これが
富士宮やきそばの味だと誤解されたらたまったものではない。
ということで、富士宮市以外の地域で食べる場合は、くれぐれも"偽"富士宮やきそばには注意して
下さいね。(※富士宮市以外のもの全てを"偽もの"と言っている訳ではありません)

<↓2010年2月17日追加情報↓>
(一度に焼く量について)
家庭用のガスコンロの場合は火力の関係上、一度に多くの量を作ろうとしますと火力不足により、美
味しく出来上がりません。
そのため、慣れない内は2玉までにしておいた方が無難です。
ちなみに僕も、自信を持って美味しく焼き上げることができる量は3玉までで、それ以上の量を同時に
焼こうとするとべちゃべちゃでグニョグニョの失敗作となってしまうことが多いです。

つまり、我が家の場合では一人分を1.5玉とした場合、同時に焼けるのは二人分までということにな
り、特盛りの一人2玉にした場合は一人分ずつ焼くことになります。


<↓2014年6月28日追加情報↓>
(お店で麺を買う時のちょっとしたポイントについて)
富士宮やきそば専用麺をスーパーマーケット等で購入する場合、より美味しく作るためのちょっとした
ポイントがある。

いや、ポイントと言っても特別珍しい裏ワザでも何でもなく、ただ単純に少しでも新しい麺を選ぶという
だけの事だ(苦笑)

生ラーメン用の生麺などの場合は、製造からある程度の時間が経過した方が麺の熟成が進み、よりコ
シが強くなるという話も聞く。(勿論、消費期限内での時間経過の話だ。)

しかし、こと富士宮焼きそば専用麺に関しては、製造からの時間経過は短ければ短いほど、若干なが
らでも食感的に好ましいと感じている。

この、製造後から時間がそれほど経過していない麺と、そうではない麺との違いについては、店頭に陳
列されている状態で、袋に入った麺を手に取った瞬間にハッキリと判別する事ができる。
本当に新しい麺の場合、手に取った際の感触がとても柔らかく、ふにゃっとした感触だ。
それ以外では、麺の感触がどんどん硬くなっていく。
しかし、このふにゃっとした感触の麺に出会えることはなかなか難しく、僕自身もこのところあまり出会え
た経験が無い(苦笑)

勿論、製造後の時間が長めの麺であっても、消費期限内の麺であれば上記の作り方によって十分に美
味しく召し上がれることは言うまでもない(笑)


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