障害を持って生まれたアリ
〜彼らの一生、障害を持って生まれるとどうなるか〜




蟻の障害とは

障害をもって生まれた蟻とは、ずばりその通り、羽化した働き蟻に何らかの不自由があることです。
そんな彼らの一生、なぜ障害を持つか、障害を持って生まれるとどうなるか、などを書いていきます。


我家の障害働き蟻

まず、この文献もどきを作った理由にもなるのですが、我家にも障害働き蟻が生まれました。
彼は、足に障害があるようで、うまく歩くことができません。
しかし、奇跡なのかそれほど重度でもなく、さらに触角やその他器官は障害を持っていなかったので、
今は生きています。(2006年3月現在)
また、そのおかげで栄養交換も受けることができ、栄養タンクの役目はできるのではないか、という考えもあります。
彼に習ったことをここに書き記し、またこれからも彼の「一生」をコロニーの一員として見守っていきたいと思います。


障害を持つとどうなるか

まず、障害を持つと、なにかに不自由が生じます。
足に障害を持つと歩きが不自由になり、
触角に障害を持てば他の蟻との交信と嗅覚が不自由になり、
腹部の器官に障害を持てば栄養交換などが不自由になる、という感じです。
つまりいずれもコロニーの一員として働く上での妨げになります。
特に、触角と腹部の障害が一番深刻ではないでしょうか。
しかし、大抵の働き蟻の障害は足に障害を持つようです。


なぜ障害を持つか

考えた原因は二つです。
1、繭、蛹時代に何かの衝撃を受け、形が変わったりして障害をもつ
2、障害を持つように幼虫時代に育つ(特別な個体)
他にもあると思いますが、これで考えたいと思います。
障害を持って生まれる場合、1の割合が非常に多いと思われます。
我家のムネアカは、繭時代引越しの際衝撃をあたえてしまって変形してしまった物と考えられます。
また、衝撃を与えてしまうのは人間だけではなく、働き蟻の繭を移動させる際などに衝撃をあたえてしまって
障害を持って生まれる可能性もあります。
2は、人間にもある話です。
特に成長過程で障害を持つ衝撃などが無くても、障害を持って生まれてくる子です。
しかし、2の確率は低いと思われます。


彼らの一生

彼らの一生は、大きく2つに分かれると思います。
1、重度の障害の場合
羽化後短期間で死んでしまい、食べられてしまう。
2、軽度の障害の場合、重度でも奇跡が重なった場合
天寿を全うできなくても、割りと長期間生きる。
また、出来る仕事はする。
軽度と重度の区別が難しいですが、簡単に言えばすぐ死んでしまうか死なないか、でしょう。

最後に、障害を持って生まれた我家のムネアカへの抱負を言いたいと思います。
彼は、多分僕のせいでああなって生まれてきました。
なので、今僕にできることをやり遂げたいと思います。
それは、彼の一生を見守ってやることです。
彼から学んだことは沢山あり、それはこれを書く動機になりました。
彼が死ぬまでずっと見守り続けます。
それが僕なりの「恩返し」です。



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