スイス方式による対戦相手組み合わせプログラム
ver.8.55
作:摺針峠


 「対戦相手組合せ.xls」は、スイス方式により対戦相手の組み合わせを決め、勝敗結果をもとに得点計算を行ない、順位づけをするためのプログラムです。今回で2度目の改訂ですが、基本的な仕様は前回のver.8.06とほとんど同じです。組み合わせの処理をしていただく上で少しでもトラブルが起こりにくくなるようにすることを、今回の改訂の基本方針としました(ただ、その結果として、場合によってはいろいろメッセージが出るようになり、ちょっと目ざわりになったかもしれません)。また、ウェブページのURLが変更になり、以前の「メッセージボード」が「ゲストブック」に替わったことに合わせて、この時期に改訂版をお届けすることにしました。以下に、今回の改訂内容をも含めて、このプログラムの特徴を述べてみたいと思います。

 私は滋賀県の高等学校の教師で、囲碁部の顧問をしています。県内の高校の囲碁部員が集まって囲碁大会を実施する際には、普段の練習で顔をあわせている生徒どうしの対局はできるだけ避け、違う学校の生徒どうしの組み合わせにしたいという強い要望があります。「対戦相手組合せ.xls」を使用すれば、このような要望をうまくかなえながら対戦相手の組み合わせを作成することができます。つまり、このプログラムは、「同じ所属の人どうしはできるだけ組み合わせない」という要請に応えてくれるものです。

 スイス方式により組み合わせを作成する場合には一応のルールがあり、そのルールに基づいてコンピュータに決めさせればよいのですが、スイス方式の場合、コンピュータに完全にまかせてもうまくいかないところがあります。対戦の回数が進むにつれて、すでに対戦済みの人との組み合わせができたり、勝ち数の違う人との組み合わせができたりして、これらの問題を解消しようとしても必ずしもうまくいかない状況が生じるのです。このような問題が生じたとき、「対戦相手組合せ.xls」を使用すれば、手作業で組み合わせを変更することにより組み合わせ作業をスムーズかつ正確に行なうことができます。コンピュータに完全にまかせてしまうと、どういう根拠で組み合わせられたのかが見えなくなってしまいかねないのですが、このプログラムなら、自分の目で確認し納得しながら組み合わせを決定していくことができます。
 なお、手作業による組み合わせの変更がスムーズにできるよう、「組み替え練習帖.xls」というものを同梱しています。これを使って練習していただくことにより、「対戦相手組合せ.xls」が一段と理解しやすくなり、さらに使いやすいプログラムになると思います。

 スイス方式による対戦は、最初から最後まで参加者の変更がないという前提で行なわれます。ところが、現実には、途中から参加したり途中で帰ってしまったりする人が現れるなど、大会の運営担当者を困らせるようなことがよく起こります。そのような人が一人だけならその人を不戦敗にすれば済むのですが、複数になると処理に困ってしまいます。「対戦相手組合せ.xls」は、このような問題にも対処できるプログラムです。たとえば、2日制の大会で1日目と2日目の参加者に大きな変更が生じたとしても、このプログラムなら簡単に処理することができます。

 日本棋院の「日本囲碁規約」には第13条に「両負け」の規定がありますが、このプログラムでは、両対局者の勝敗欄に「 0 」を入力することにより「両負け」の処理ができるようになっています。
 また、今回の改訂で、両対局者の勝敗欄に「0.5」を入力することにより「引き分け」の処理ができるようにもしました。このプログラムはもともと囲碁大会で使用するために開発したものですが、チェスなどのように引き分けのあるゲームの大会でも使用していただけるのならと思ったからです。ただし、スイス方式による正式なチェスの大会では、同じ勝ち数の人たちをレーティング順に並べて上位グループと下位グループに分け、上位グループの1番目と下位グループの1番目、上位グループの2番目と下位グループの2番目、・・・というように組み合わせるようですから、このプログラムの仕様では正式には対応できないことになります。それでも何かの役に立つかもしれないと思い、引き分けにも対応できるようにしました。

 以上のように、「対戦相手組合せ.xls」には多くの特徴があります。まずは、使用説明書を最後までよく読んでいただいて、ためしに使ってみてください。きっと満足していただけるものと確信しています。


主な仕様は次のとおりです。

  1. 登録できる人数(チーム数)は、個人戦・団体戦ともに最大500人(チーム)です。「出欠」欄にチェックを入れるだけで、当日の出席者のみによる組み合わせを作成しますから、一度メンバー登録を済ませておけば、あとは当日の出席状況に応じて対戦表を作成することができます。
  2. 出席者全員を1つのグループにして組み合わせることも、段級位別に任意の人数のグループに分割して対戦表を作ることも、いずれも簡単にできます。
  3. 段級位の違いをまったく考慮しないで、第1回戦は抽選番号により、それ以降はそれぞれの時点での得点(勝ち数その他)により組み合わせを決める「互戦」と、それぞれの時点での勝ち数に基づきながらできるだけ段級位の近い人どうしを組み合わせる「ハンディ戦」との、2種類の方法で対戦表を作成することができます。
  4. 得点の計算方法は、以前から日本国内で広く採用されている方法のほかに、日本棋院主催の「世界アマチュア囲碁選手権戦」で採用されている方法など、全部で4通りの方法の中から1つを選ぶことができます。
  5. 個人戦・団体戦ともに最大8回戦までに対応しています。
  6. 団体戦のメンバーは、1チーム最大7人までに対応しています。
  7. 「両負け」や「引き分け」の処理もできます。
  8. 同じ所属の人(チーム)どうしの組み合わせや、すでに対戦済みの人(チーム)との組み合わせが生じた場合には、手作業で組み替えていただくことになります。このことが、このプログラムの最も重要なところです。組み替えは、マウスボタンを2回クリックするだけです。
  9. 途中から参加する人や途中で帰ってしまう人が複数出たとしても、簡単に処理できます。
  10. 対戦表は、ボタン一つで「登録番号順」「対戦組み合わせ順」「成績順」のいずれかに並べ替えることができます。
  11. Microsoft 社の Excel で作成しますから、対戦表全体を一度に見ることができ、入力や訂正もすばやく処理できます。
  12. 詳しい「使用説明書」と、わかりやすい「組み替え練習帖」を用意しました。


以下の説明をよく読み、同意していただいた上でご使用くださるようお願いします。

  1. ダウンロードしていただくファイルは、圧縮ファイルになっています。うまく解凍できれば、「対戦相手組合せ.xls」、「組み替え練習帖.xls」、「使用説明書.doc」および「readme.txt」の4つのファイルができます。
  2. 「対戦相手組合せ.xls」および「組み替え練習帖.xls」は、Microsoft 社の Excel2000 またはExcel2002 で動作します。Excel2003 でも動くと思いますが、確認できていません。なお、Excel97 では途中でエラーになってしまい、使用できません。
  3. 「使用説明書.doc」は、Microsoft 社の Word で作成されています。これを印刷(できればカラー印刷)して、冊子にしたものをご使用になられることをお勧めします。
  4. 「対戦相手組合せ.xls」、「組み替え練習帖.xls」、「使用説明書.doc」および「readme.txt」の著作権は、作者「摺針峠」に帰属します。
  5. 「対戦相手組合せ.xls」、「組み替え練習帖.xls」、「使用説明書.doc」および「readme.txt」はフリーウェアです。ご自由にお使いください。ただし、これらのソフトウェアを使用されたことによりいかなる損害が生じたとしても、作者「摺針峠」は何らの補償もいたしません。すべて使用者の責任で処理してください。
  6. 「対戦相手組合せ.xls」、「組み替え練習帖.xls」、「使用説明書.doc」および「readme.txt」の再配布は自由です。ただし、これらのファイルの一部または全部を改変したものを配布することは禁止します。また、必ずこれら4つのファイルを一緒にして配布してください。いずれかのファイルが欠けた状態で配布することを禁止します。
  7. 「使用説明書.doc」を最後までしっかりと読み終えてから、ご使用ください。


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