
「対戦相手組合せ.xls」は、スイス方式により対戦相手の組み合わせを決め、勝敗結果をもとに得点計算を行ない、順位づけをするためのプログラムです。今回で2度目の改訂ですが、基本的な仕様は前回のver.8.06とほとんど同じです。組み合わせの処理をしていただく上で少しでもトラブルが起こりにくくなるようにすることを、今回の改訂の基本方針としました(ただ、その結果として、場合によってはいろいろメッセージが出るようになり、ちょっと目ざわりになったかもしれません)。また、ウェブページのURLが変更になり、以前の「メッセージボード」が「ゲストブック」に替わったことに合わせて、この時期に改訂版をお届けすることにしました。以下に、今回の改訂内容をも含めて、このプログラムの特徴を述べてみたいと思います。
私は滋賀県の高等学校の教師で、囲碁部の顧問をしています。県内の高校の囲碁部員が集まって囲碁大会を実施する際には、普段の練習で顔をあわせている生徒どうしの対局はできるだけ避け、違う学校の生徒どうしの組み合わせにしたいという強い要望があります。「対戦相手組合せ.xls」を使用すれば、このような要望をうまくかなえながら対戦相手の組み合わせを作成することができます。つまり、このプログラムは、「同じ所属の人どうしはできるだけ組み合わせない」という要請に応えてくれるものです。
スイス方式により組み合わせを作成する場合には一応のルールがあり、そのルールに基づいてコンピュータに決めさせればよいのですが、スイス方式の場合、コンピュータに完全にまかせてもうまくいかないところがあります。対戦の回数が進むにつれて、すでに対戦済みの人との組み合わせができたり、勝ち数の違う人との組み合わせができたりして、これらの問題を解消しようとしても必ずしもうまくいかない状況が生じるのです。このような問題が生じたとき、「対戦相手組合せ.xls」を使用すれば、手作業で組み合わせを変更することにより組み合わせ作業をスムーズかつ正確に行なうことができます。コンピュータに完全にまかせてしまうと、どういう根拠で組み合わせられたのかが見えなくなってしまいかねないのですが、このプログラムなら、自分の目で確認し納得しながら組み合わせを決定していくことができます。
なお、手作業による組み合わせの変更がスムーズにできるよう、「組み替え練習帖.xls」というものを同梱しています。これを使って練習していただくことにより、「対戦相手組合せ.xls」が一段と理解しやすくなり、さらに使いやすいプログラムになると思います。
スイス方式による対戦は、最初から最後まで参加者の変更がないという前提で行なわれます。ところが、現実には、途中から参加したり途中で帰ってしまったりする人が現れるなど、大会の運営担当者を困らせるようなことがよく起こります。そのような人が一人だけならその人を不戦敗にすれば済むのですが、複数になると処理に困ってしまいます。「対戦相手組合せ.xls」は、このような問題にも対処できるプログラムです。たとえば、2日制の大会で1日目と2日目の参加者に大きな変更が生じたとしても、このプログラムなら簡単に処理することができます。
日本棋院の「日本囲碁規約」には第13条に「両負け」の規定がありますが、このプログラムでは、両対局者の勝敗欄に「 0 」を入力することにより「両負け」の処理ができるようになっています。
また、今回の改訂で、両対局者の勝敗欄に「0.5」を入力することにより「引き分け」の処理ができるようにもしました。このプログラムはもともと囲碁大会で使用するために開発したものですが、チェスなどのように引き分けのあるゲームの大会でも使用していただけるのならと思ったからです。ただし、スイス方式による正式なチェスの大会では、同じ勝ち数の人たちをレーティング順に並べて上位グループと下位グループに分け、上位グループの1番目と下位グループの1番目、上位グループの2番目と下位グループの2番目、・・・というように組み合わせるようですから、このプログラムの仕様では正式には対応できないことになります。それでも何かの役に立つかもしれないと思い、引き分けにも対応できるようにしました。
以上のように、「対戦相手組合せ.xls」には多くの特徴があります。まずは、使用説明書を最後までよく読んでいただいて、ためしに使ってみてください。きっと満足していただけるものと確信しています。
主な仕様は次のとおりです。
|
以下の説明をよく読み、同意していただいた上でご使用くださるようお願いします。
|