ビデオカメラ初心者講座 村田保太郎

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 このページは、2000年3月5日に村岡公民館で行われた「ビデオカメラ初心者講習会」のテキストを元に作成したものです。撮影中心で、編集には簡単にしか触れていません。編集講座は次の機会に詳しくやりたいと思っています。
 また、この講座はビデオカメラの操作の講座ではなく、撮影テクニックの講座です。
 カメラ操作は、メーカー、カメラによってボタンスイッチの位置・形状等が異なっています。それについては、皆さん各自で取説をよく読んで理解されていることを前提に話を進めます。

1.ホールディング

カメラの形状により、持ち方は多少ちがいますが、ポイントは画面がゆれないようにかまえることです。それには、三脚を使う事をお勧めしますが、どうしても手持ちで、撮影する場合の時の構え方を説明します。

足はまず肩幅程度に広げ、多少前後にも広げると、前後の揺れも、ひざで吸収、出来ます。腕は、脇を締め、カメラを挟みこむ様に持ちます。

この方法でファインダーを覗けば、右手、左手、ファインダーと、三点で固定でき、安定したホールディングができます。

最近のカメラは液晶画面が付いていて、画面を見ながら撮影できる様になって、いますが、これはお勧めできません。写った画面は、大揺れに揺れた画面になって、しまうからです。


2.こころ構え

後で見る人の気持ちになって撮る様にしましょう。

ビデオを見てる人が飽きてきたり、目が疲れたり、何だろうと、考え込んでしまわないような撮り方をしましょう。


固定撮影のことをフィックスと言います。

前に三脚の使用をお勧めしましたが、三脚がその場にない場合、壁や木、ベンチや台などを利用して少しでも安定した画面が撮れる様工夫して下さい。


3.効果

(1)ズームアップ:

これは強調したいものに対して行います。多用すると見ている人の目が疲れます。
また、行ったり来たり、アップ・ダウンの繰り返しも目が疲れます。意識的に使う場合以外はやめましょう。


ズームアップすると、アップになったとき少しの揺れでも、テレビ画面上では見にくく揺れます。呼吸を止めて撮るくらい注意しましょう。

(2)ズームダウン:

これは回りの状況、雰囲気を表すときに使います。

(3)パンニング:

横にカメラを振る撮影ですが、水平がとれてないと、パンニングが終わった時傾いてしまいます。また、見てる人はパンニングの終わりの画面に期待感を持ちますので、見せたいものを最後にもってくるように。

(4)パンニングの準備:

最後の画面を決めて、ファインダーを覗きながら逆に戻します。

スタート画面から1度練習してみて、余分なものが写らないか、パンニングのスピードは良いか、途中逆光にならないか、確認します。


普通は看板の横書きの文字が読めるよう、左から右に振ります。パンニングのスピードによって効果が違ってきます。

通常ゆっくり20数えるくらいで、途中スピードが変わらないように。

これもパンニングの往復・繰り返しはやめましょう。

(5)ティルト:

これは縦方向にカメラを振ることで、1画面では入りきれないものを撮るときに使いますが、上から下、下から上に振る場合で効果が違います。

上から下(ティルトダウン)はこの建物の中には・・・、この木の下には・・・と、説明の意味が 含まれます。

下から上(ティルトアップ)は、この建物はこんなに大きい・・・、そびえ立つ・・・と、 なります。

※ズーム・パンニング・ティルト、これらの効果は、始まる前、終わった後3〜4秒フィックスで撮っておくと、見る人は安心してみれます。突然動き始めては落ちつきません。



プ↑
↓ダ

(6)フェード:

画面転換に使用しますが1作品1回くらいです。途中で使うと、「日にち変わって・・・」となってしまいます。

(7)フレームイン・アウト:

固定した画角の中に撮影するものが入って来る事をフレームイン、出ていく事をフレームアウトと言います。

(8)インサートカット:

運動会など、動きの画面の間に旗など静の画面を1カット入れることで飽きのこない変化にとんだ魅力ある作品になります。 


4.撮影時間

1カット5〜20秒くらいが適当です。

短すぎるとパッパッと切り替わって目が疲れますし、長すぎると飽き られてしまいます。


5.構図

画面サイズ:人間を被写体としてみたとき。

(1)クローズアップ:
顔全体の画面
(2)バストショット:
肩から上の画面

(3)ウエストショット:
腰から上の画面
(4)ニーショト:
膝から上の画面

(5)フルショット:全体の画面
これらの画面を適度に入れ混ぜ、だらだらした画面にならないようテンポ のよい画面にしましょう。 

(6)俯瞰:
高い位置から
下方向を撮った
画面
(7)あおり:  
低い位置から
上方向を撮った
画面。    

この2つも圧迫感、下手に見る、仰ぎ見る等などの意味が含まれてくるので、意味なく使わない方がよい。
また子供が被写体の時は、カメラマンがちょっとかがんで、子供の目線の高さで撮るのが原則です。

(8)立体感:
手前にあるものを1部入れ込んで写す
と、立体感のある画面になります。

(9)その他の注意:
顔のアップの場合、頭は欠けても、あごは欠けないように。あごが欠けると水におぼれた様な顔になります。



横向き、あるいは横移動の人・物を撮るときは前、進行方向を空けるように。 前が詰まると、不自然な画面になります。


編集編

ここでは、あまり詳しくは説明できませんが、基本・ポイントだけを記述します。

1.編集の目的:

必要のない画面をカットする。
長い画面をカットする
テンポがよくなる様画面転換をする。

2.タイトル:

場所、日付など、看板などを利用してもよいのですが、手書きのタイトル、パソコンで作成したもの等、必ずタイトルは入れるようにしましょう。

3.5W1Hを基に

ストーリーを考え、つないで行きます。
始めの画面を考えて、撮影する時から初めの画面を撮っておくとよいでしょう。

4.画面転換の方法

これにはいろんな方法があります。
ワイプ
フェード白、黒
オーバーラップ

5.終わりの画面:

これもできたら撮影の時に撮っておくとよいでしょう。
エンドタイトルで終わるにしても突然終わるのではなく、夕焼けの画面や、電車がだんだん小さくなって行く画面など終わりの雰囲気の画面を撮っておくと編集が楽です。

6.BGM・ナレーション:

音を入れることにより、作品らしく一段とアップした出来ばえとなります。また、人にみせるのも楽しみになります。


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