

| よく人間に慣れたヒナは、人間にくっついてそばにいたがります。 肩に乗ったり、手に乗ったり、それはとてもかわいらしいですが、同時に家庭内でも危険はすぐ目の前にあります。 ヒナを部屋に放して遊ばせるときは、十分に気をつけましょう。 ○目を離すとき、外出時、夜寝るときは必ずカゴに入れましょう 外出時やちょっと目を離している間にどこかにぶつかったり、爪が引っかかったり、何かに押しつぶされたりといった事故が起きることがあります。 一緒のお部屋で夜寝るときは、部屋に放したまま寝させるのはとても危険です。寝ている間に布団の上に降りてきて、知らずに寝返りをうち、つぶしてしまう事故もあります。 外出時・目を離す時・そばについていられない時・夜寝させる時は必ずカゴに入れて、不慮の事故から守ってあげましょう。 ○足元、手元に気をつけて 人間に馴れている子は、気がつかないうちにそばにいることが多いです。 ふと手を床についた時、歩こうとした時、イスを動かした時、座ろうとした時、立ち上がろうとした時、気がつかないうちにそばにヒナが来ていて、踏んでしまうなどの事故がおきてしまいます。 また部屋を出ようとした時、ヒナはついていこうとして後ろを追いかけてきます。それに気づかずにドアを閉めてしまって、ドアに挟まったりぶつかったりしてしまう事故がおきてしまいます。 このような事故は非常に危険で、命にかかわりますので、動き出す前に十分に足元手元に注意し、常にヒナの居場所を確認してから動いてください。 ○台所は危険だらけ キッチンには危険がたくさんあります。 包丁、はさみ、とがったフォークそれらで怪我をする恐れもあります。洗剤を誤って口にしてしまう恐れもあります。 何より怖いのは、調理中のお鍋や油の中に落ちてしまうことです。流しのため水に落ちておぼれることもあります。 炊飯器やポットなど、作動させると湯気が出ますが、この湯気に当たってやけどをしてしまうことがあります。 たまねぎやねぎ類など食べると有毒とされているものもあります。それらが落ちているとつついて食べる恐れがありますので、気をつけましょう。 テフロン加工のフライパンの空焚き時に発生する有毒物質にも気をつけましょう。 非常に危険ですので、調理をするときは必ずカゴに入れるか、別室にヒナを置いてください。 ○部屋の中の小物にも注意 部屋にはいろんなものがあったり、落ちていたりします。ヒナはそれらに興味を示し、何でも口に入れてみようとします。 とがっているもの、カッターナイフ、はさみ、爪楊枝、針、ホッチキスの針、押しピン、クリップ、ボタン、ビーズ(服についているスパンコールなどのビーズ類)、ピアスなどの、飲み込んでしまっては危険なものは部屋に置かないようにしましょう。 糸くずや髪の毛を飲み込む場合もあります。大体フンにそのまま出てくるケースが多いですが、食べないように気をつけてください。 ティッシュをちぎって食べてしまう子も多いです。これも十分気をつけて、そばにティッシュやトイレットペーパーを置かないようにしましょう。 トイレットペーパーの芯に入って遊ぶ子もいますが、自力で出て来れなくなることもありますので、気をつけてください。 特に外出時や目を離すときは、こういった危険なものをそばに置かないように、十分に気をつけ、ヒナは必ずカゴに入れてください。 ○窓やドアの開け閉めに注意 リリースの準備が整っていない子や、障害などがあってリリースできない子が誤って外に出てしまうのは、外で生きていける可能性が低いために危険です。 窓やドアの開け閉めには十分に気をつけ、ヒナのいる場所を確認してから開け閉めしましょう。 特に窓を開け放しておくのはやめましょう。網戸をしていればとりあえずは大丈夫ですが、外から猫やカラスが襲うケースもありますので、常に気をつけておきましょう。 飛べないから、外に出たがらないからと油断して、ほんの数センチの隙間でも窓を開けておいて、その隙間から出て行ってしまったケースが多いです。 ヒナを部屋に放しているときに、ベランダなどの出入りをするのも危険です。ついていこうとしてそのまま外に飛び出てしまうケースもあります。 少しの油断でそういったケースにならないよう、十分に気をつけてください。 何かに驚いたときは、ヒナ自身もパニックになっているため、あわててしまいます。そうしたときに出て行ってしまうケースが多いですので、部屋に放しているときは十分に気をつけましょう。 ○おうちの中だけでお世話しましょう 日向ぼっこや外の空気に触れさそうと、カゴを屋外に出す方がいらっしゃいますが、まだリリースの準備が整っていない子や、障害などがあってリリースができない子は、外に出さないでください。 もし万が一、外に逃げ出してしまったとき、リリースの準備が整っていない子は、外のすずめが仲間だと分からないことが多いので、餌を探すすべも分からず、危険を察知して逃げることも出来ずに、困り果て、事故にあったり、天敵に襲われる、餌を取れないといった、さまざまな危険があるからです。 まして障害を持っていて外の世界で暮らしていくのが困難な子は特に、逃げ出さないように気をつけてあげてください。 お世話は家の中だけでしてあげてください。 家の中と外では気温変化も激しく、病気になることもあります。 外を怖がる子を無理に出すとストレスで弱ってしまうことがあります。 天気のいい日に屋外で日光浴をと思いますが、日差しが強すぎて熱中症になる恐れもあります。日光浴は家の中のカーテン越しの日差しで十分ですので、家の中でさせましょう。日向ぼっこについて また猫やカラスに襲われることもありますし、飛べない子で逃げないからといってかごから出して屋外に連れ出すのはやめましょう。 飛ぶ練習をさせようと屋外で放すのもやめましょう。まだ十分に飛べない子は天敵に襲われやすく、車との接触事故にもあいやすいです。 非常に危険ですから、飛ぶ練習は必ず室内で放してしてください。 リリース準備が整ってきて、リリースの訓練のために外の子と接触を持たせる場合は、リリースについてをお読みください。 危険があるときは絶対に外に出さないでください。またリリースに適さない日には、屋外にヒナを出さないようにしましょう。 ○翼やしっぽの羽根を切らないようにしましょう 飛んで逃げれないようにと羽根を切ってしまう方がいらっしゃいますが、これは絶対にしてはいけません。 本能的に危険を察知したら逃げようとしますが、飛べないとすばやく逃げれないため、事故にあいやすくなります。 もし外敵が部屋に入ってきても、飛べないと逃げれません。 羽根を切ってしまうと、抜けない限りは生え変わらないので、それまでの間がとても危険です。 絶対に翼の羽根は切らないようにしましょう。 ○ストレスに気をつけましょう すずめはとても神経質な性格をした鳥です。そのためストレスにもとても弱く、それが原因で弱ったり痙攣を起こしてしまうケースもあります。 お客様など見たことのない知らない人を怖がってしまいますので、来客の際は出来ればヒナは別室においてあげてください。 また新しく見る家具、敷物なども慣れるまでは怖がって近寄らないことが多いです。お部屋の模様替えをするときは気をつけてください。 派手な色の服も怖がります。赤・青・黒・黄色などはっきりした色は怖がって逃げまどうことが多いです。 いくら馴れていても、そういう色の服を着ていると、怖がって近寄ってこないことがありますので、色にも気をつけてあげてください。 急に大きな音がしたり大きな声をだしたりすると、怖がってしまいます。気をつけてあげてください。 これらが原因で極度のストレスがかかってしまうと、弱ってしまったり、痙攣を起こしショック死することもあります。 生活するうえでいろいろご不便ではありますが、十分気をつけてあげてください。 ○小さなお子様がいらっしゃるご家庭の皆様へ 小さな命を大切に育てるという経験は、小さなお子様にはとても大切なことだと思います。 お子様もかわいいヒナを目の前にして、一生懸命お世話してくださることでしょう。 しかし、小さなお子様にはまだお世話の方法が難しかったり、力加減が分からずに強く抱きすぎてしまったりして、ヒナに怪我をさせてしまうこともあります。 ですので、小さなお子様が保護のお手伝いをしてくださる時は、必ず大人の方が一緒にそばについているときにお手伝いしてもらってください。 特にヒナは神経質でお子様を怖がってしまうこともあります。 そういったヒナはヒナのほうから人に近寄ってこないときは、無理に触ったり抱いたりしないように、ヒナのほうから近寄ってくるのを待ってあげてください。 これはお子様に限らず大人の方や獣医さんでもそうなのですが、無理につかんだりすると極度のストレスがかかり、ショック死する子もいます。気をつけてあげてください。 大人の方がいないときに、お子様がカゴをあけてヒナを出したり、外へ逃がしたりしないように、気をつけてあげてください。 またヒナは、小さな点は餌だと本能的に思ってしまうため、お子様の目やほくろ、傷口などをつついて怪我をさせてしまうこともありますので、お子様とヒナを二人っきりにさせないように気をつけてあげてくださいね。 ○ショック状態について このような事故や極度のストレスを受けたときはショック状態に陥ることがあります。 ショック状態とは一時的に硬直して動かなくなるもの、精神的なショックでしばらく鳴いたりせず、食欲も落ちてじっとしていることなどです。 一時的なものはしばらくすれば何事もなかったように、いつもと同じように戻ることが多いですが、精神的なショック状態に陥るとそのまま弱ってしまったり、餌をほとんど食べずに栄養失調になり病気になったり死んでしまったりします。 また極端に怖がりで神経質な性格の子は、一時的なショックであっても、極度なストレスを受け、それが原因で死んでしまうこともあります。 すずめに限らず、小鳥はストレスにとても弱い生き物ですので、なるべくストレスやショックを与えないようにしてあげてください。 もし万が一このような事故にあってしまったら、急いで獣医さんに行きましょう。 行く前に電話して「スズメを保護しているのですが、○○の事故にあってしまって、危険な状態です。急患ですので診て下さい」と伝えましょう。 前もって電話していれば、獣医さんのほうでも処置が早くできます。 そのためには、健康なうちにスズメを診てくださる獣医さんを探しておきましょう。かかりつけがあるといざと言う時にとても安心できます。 ○殺虫剤は使わないようにしましょう 夏に近づくと蚊などの虫を退治するために殺虫剤を使うことが多くなると思います。 またゴキブリなどの退治にスプレー式の殺虫剤、ダニの退治に燻製タイプの殺虫剤を使うこともあるでしょう。 そういった殺虫剤はヒナにとっては毒になります。 特に燻製タイプのものは部屋を仕切っていても、隙間から漏れて別部屋にいても影響が出てしまいます。 殺虫剤のかかった虫を食べる恐れもありますし、万が一殺虫剤がかかったり、その成分を口にしてしまったら神経異常が出たり、死んでしまいます。 直接かからないからと油断せず、絶対に使わないようにしてください。 ○鉛中毒に気をつけましょう 家の中には鉛を使って出来ているものがたくさんあります。 たとえばカーテンの重し、剣山、古いペンキ、中国製品の塗料などによく含まれていて、それを食べてしまった疑いがある時には、急に具合が悪くなり吐いたりしますので、一刻も早く獣医さんへ行き、検査と治療をしましょう。(食べたと思われるものを持参しましょう) 毒が体に吸収される前に手当てしなければいけません。 検査後原因がわからない場合や鉛中毒の治療中に小鳥の部屋のサプリメントをあげると、サプリには解毒効果があるので治療の助けになることがあります。 小鳥用サプリメントについて |
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