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”鈴鹿の山々”裏ガイド

update 99. 2. 1

鈴鹿山系map

鈴鹿登山記録   



 96年末、鎌ヶ岳に始まった私の鈴鹿登山は、98年夏にやはり鎌ヶ岳で幕を閉じることになりました。そこで、この2年弱の鈴鹿登山(と言ってもたった14回だけど...)を振り返っての感想などを書いてみます。
 まずは、鈴鹿遍歴を並べてみましょう。

   96.12.21 鎌ヶ岳:宮妻峡-水沢峠-水沢岳-鎌ヶ岳-カズラ谷-宮妻峡

   97. 4.12  竜ヶ岳:宇賀渓-ホタガ谷-竜ヶ岳-石榑峠-長尾滝-宇賀渓
 
   97. 6. 1   藤原岳:聖宝寺道-藤原岳-天狗岩-藤原岳-大貝戸道

   97. 7. 6   大瀞:朝明渓谷-根ノ平峠-タケ谷出合-大瀞-ヒロ沢出合-羽鳥峰峠-朝明渓谷

   97.10.19 釈迦ヶ岳:朝明渓谷-庵座谷-庵座の滝-釈迦ヶ岳-猫岳-羽鳥峰-水晶岳-中峠-朝明渓谷

   97.11. 2 御在所岳:中道-御在所頂上-国見岳-山上公園-一ノ谷新道

   97.11.24 雨乞岳:武平峠-沢谷-クラ谷-東雨乞岳-雨乞岳-杉峠-コクイ谷-沢谷-武平峠

   98. 1.31  御在所岳:中道-山上公園-御在所頂上-峠道-武平峠

   98. 2.11  御在所岳:表道-山上公園-御在所頂上-峠道-武平峠

   98. 4.26  御池岳:コグルミ谷-御池岳-鈴北岳-鈴ヶ岳-御池谷-鞍掛峠
 
   98. 5.23  宮指路、仙ヶ岳:小岐須渓谷-ヤケギ谷-宮指路岳-小社峠-仙ヶ岳-仙ヶ谷-小岐須渓谷

   98. 7.18  愛知川:朝明渓谷-羽鳥峰峠-白滝谷-ヒロ沢出合-大瀞-中峠-朝明渓谷

   98. 8.16  愛知川:朝明渓谷-羽鳥峰峠-白滝谷-天狗滝-ヒロ沢出合-大瀞-中峠-朝明渓谷

   98. 8.22  鎌ヶ岳:三ツ口谷-鎌ヶ岳頂上-鎌尾根衝立岩-鎌ヶ岳頂上-武平峠

 以上の14回。入道には登っていないので、いわゆる”セブンマウンテン”は網羅していません。入道はどうも”食わず嫌い”というやつで、あまり登る気になりませんでした。
 最初の4回、大瀞行きまでは職場の同僚と二人で行きましたが、その後は独りで出掛けました。例外は宮指路行きで、登山記録には登場しませんが、実はこのサイトの”愛読者”と二人で出掛けました。しかし仙ヶ岳からの下りには全く人の通らない谷に連れ込まれてしまって、彼女もさぞ恐かったことでしょう。
 独りで行くと、どうも休憩をとらずにひたすら歩いてしまうので、終盤へとへとになってしまいます。極端なのは御池に行った時で、8時間の山行で休憩がたった2回。どうしてこんなに歩いてばっかりなんでしょう? ...よほどview pointがなかったからに違いない。

 では、この数少ない鈴鹿歴から、僭越ながら私の”おすすめコース”を紹介しましょう。

おすすめコース:初級編
 まず初心者におすすめなのは、道がよく整備されていて安全な”藤原岳”。登山口へ電車でアプローチできるのも藤原岳が鈴鹿で唯一。表道(大貝戸道)、裏道(聖宝寺道)共に、一合毎に看板が立っているので、ペースがつかみやすく、休憩も計算しやすい。
 初心者の方は、自分の歩くペースをつかんでおくことが大切です。区間の所要時間を記録してガイドブックや地図の”コースタイム”と比べてみましょう。コースタイム通りに歩く必要はありません。”自分のペース”を把握することが目的です。そして”地図のコースタイム”を”自分のコースタイム”に換算することができるようになることが目的です。そうすれば、北アルプスなどに泊まり掛けで遠征する時にも”自分のコースタイム”で登山計画を立てることができるようになります。
 
おすすめコース:中級編
 登山の楽しみは、やっぱり展望の良さ。展望の良いコースといえば、やっぱり”御在所中道”。”おばれ石”を過ぎてからは大変展望の良い尾根道となり、view spotの連続です。休憩の取り過ぎに注意しましょう。また、危険個所もありますので、”わき見運転”は、禁物です。
 ”展望が良い”ためには、”物理的に視界を遮るものがない”ことが必要条件ですが、それだけでは”展望が良い”とは言えません。”見える景色が良い”ことが十分条件です。この点、御在所は、迫力ある大ガレが特徴的な釈迦ヶ岳、頂上部が三角形の”鈴鹿のマッターホルン”鎌ヶ岳に挟まれていて、大変景観に恵まれています。中でも”中道”は、頂上に登るまでに、この両者を堪能することができる最も展望の良いコースで、花崗岩むき出しの山肌を眺めながらの展望のよい尾根道、鎖付きの岩場など、ちょっとした”アルペン気分”が味わえる登山コースです。
 
おすすめコース:上級編
 さて、おすすめコース上級編は”愛知川遡行”です。鈴鹿でも大杉谷に負けない素晴らしい渓谷美が味わえます。”上級”というからには、それなりの危険が伴います。実際、死亡事故も発生しています。水量の増す雨期や雨後は特に御注意下さい。
 ”上級”でない方は、川沿いの山道を歩いて、天狗滝に降り、天狗滝下流の”廊下”の渓谷美を是非味わってみて下さい。ただし、山道から”廊下”への降り口がこれまた危険なので、決して無理はしないで下さい。(最悪の場合、滝壷に転落します。)
 
おすすめコース:番外編
 いわゆる”鈴鹿セブンマウンテン”には入っていませんが、展望の良い、”穴場コース”といえるのが、”宮指路岳”。沢沿いの道から始まって、展望のよい”東海展望岩”を通る尾根道を経て頂上に至ります。頂上はガッカリですが、頂上横の広場からは展望を楽しみながらお昼を頂けます。余力のある方はこのあと仙ヶ岳へ縦走すると、展望のよい尾根道がさらに楽しめます。ただし、仙ヶ岳への尾根道は何度か危険なザレ場を通り、かなりヤセている所もあるので、十分注意して下さい。初級の方にはお薦めできません。
 
おすすめコース:マニア編
 ”通常の登山では満足できない。ひたすら薮漕きがしたい。”という方には釈迦-国見の縦走をおすすめします。
 展望のよい尾根道を歩きたくて、釈迦から水晶まで尾根道を歩いてみたのですが、道は笹薮ばかりで展望が得られるのは、猫岳付近と羽鳥峰くらいだけでした。”薮漕き”のおかげでシャツがケバケバになってしまうほどでした。マニアなあなたにぴったりです。
 
おすすめスポット
 天狗滝下流の廊下
 まず一押しは、”おすすめコース:上級編”にも挙げた、愛知川天狗滝下流の”廊下”。鈴鹿の渓谷美が凝縮されています。山道から”廊下”へ降りる時は、くれぐれも御注意下さい。なお、見るのは”天狗滝”ではなく、滝とは反対方向の”廊下”です。お間違えなく。
 庵座の滝
 次は、釈迦ヶ岳庵座谷の”庵座の大滝”。鈴鹿最大級の大滝です。(御在所百間滝の方が落差が大きいでしょうが、間近に見ることはできませんからね〜。)
 釈迦ヶ岳は、あまり面白味のない山なので、庵座谷から登って、この滝を見るだけで帰っても後悔しません。夏には山道ではなく、谷の中を滝まで歩いて滝壷で涼むというのも涼しくていいと思います。余力のある人は”松尾尾根の頭”まで登ってみましょう。でも勢いあまって”羽鳥峰まで行ってみよう”などとは思わないように。必ず後悔します。
 望湖台
 御在所に登ったものの、山上公園を闊歩する”行楽客”に違和感を感じた時は、頂上の西側にある”望湖台”に行ってみよう。岩場の上からは、文字通り琵琶湖が展望できる...のかどうかは知りませんが、南の鎌ヶ岳から西の雨乞、北の御池、藤原まで270度のパノラマが得られ、鈴鹿の山々が全て一望できます。”行楽客”は岩場の先の方まではこないので、岩場の先端で鈴鹿を独占しよう!(先へ行き過ぎて落っこちても、当局は一切関知しません。)
 水晶岳
 ”御在所のように人の多い所では落ち着けない。”という方におすすめなのが、中峠と根の平峠の間にある、展望の良い穴場スポット”水晶岳”。どちらの峠からアプローチしても薮を分けることになりますが、頂上は人が少なく、360度の鈴鹿のパノラマが独占できます。しかし、でかい雨量計?が建っているので、その周りを360度まわらなければならないのが”珠にきず”です。

あとがき
 とりあえず、山はだいたい一通り登ったので、これからは、御在所周辺の”名前つき岩巡り”をしようか、それとも、”白滝谷-愛知川”が良かったので、谷を攻めようか、と思っていた所へ、降って涌いたような転勤で、鈴鹿を離れることになりました。
 鈴鹿に対して最初のうちは、笹が多くて道が整備されていないというイメージがあったのですが、今となっては、車で登山口まで1時間以内に行けて、しかも行きと帰りに別のルートを歩けて、初心者から”中の上”級までそれなりに楽しめる、非常にバリエーションの豊かな山だったと思います。そうした魅力が、わざわざ名古屋方面からも多くの登山者を集めているのでしょう。(地元よりむしろ愛知県の人の方が多いのでは?)
 これからは、山口県の山を登ることになりますが、山口は平野がないほど山だらけの割には高い山がなく、最高峰は1300m余りと鈴鹿より高いですが、ほとんどは500mくらいの山で、遊歩道を歩くハイキングコースしかありません。またコースのバリエーションも少なく、車でアプローチすると、大抵登った道をそのまま降りることになるようです。(別の道がない訳ではないのですが、別の道を行くと山を越えてしまって車に戻るのが大変です。)こんな具合ですが、まあぼちぼち登ってみましょう。”山口の山”のページも作りましたので、お立ち寄り下さい。

 ...と言う訳で、誠に残念ながら、今後鈴鹿登山のページの更新はできなくなりましたが、今後も”編集もの”で新ページを企画していきたいと思います。
 今後とも”鈴鹿の山々”をよろしくお願い致します。 m(_ _)m




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