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花の御池岳、藤原岳

upload 03. 5.12

コグルミ谷-御池岳丸山-カタクリ峠-天狗岩-藤原岳展望丘-カタクリ峠-コグルミ谷

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 ゴールデンウィークで京都に帰省したついでに、5年振りに鈴鹿の山へ行ってきました。カタクリが咲いてるかな?と思って、花の名山?御池岳、藤原岳を縦走したのですが、どうやら少し早かったようで、ほんのわずかしか咲いてませんでした。山口の方のカタクリはいつもGWが見頃なのですが、鈴鹿の方の見頃はもっと遅いのでしょうか?
 残念ながらカタクリの群生は見られませんでしたが、カタクリの他に、ミノコバイモ、エンレイソウ、ヒロハノアマナ、シトリシズカ、ミヤマカタバミ、イワカガミなどが咲いてました。それから、朝方、リスを2匹も見かけました。いつも山で見かけるのはマムシくらいで、滅多に動物を見かけることはないのですが、この日は、朝早く出掛けて行った甲斐がありました。
 昔と比べると、御池はよく整備されていて、花の写真付きの案内板が立っていて驚きました。藤原の方も山荘は建て替えられたのでしょうか? 外見はずいぶん綺麗になっていました。中は見てませんが...。


区間所要時間(分)
コグルミ谷-(45)-カタクリ峠-(35)-御池岳丸山-(30)-カタクリ峠-(35)-白船峠-(45)-
天狗岩-(30)-藤原岳展望丘-(50)-白船峠-(20)-カタクリ峠-(25)-コグルミ谷

  03. 4.28 曇り時々晴れ

4:00 京都発
 平日と言えどもGW中なので車を置く場所がなくなってはいけないと思って、4時に実家を出発。国道1→8→307と乗り継いで多賀大社前から国道306号線に入り、登山口まであと十数kmという所で、”落石のため通行止”の表示が...。この道、昔から”通行止”になってもなぜか通れることが多かったのだが、本当に通れなかったら困るので、やむを得ず引き返して関ヶ原経由で、国道8→21→365→306と50km近く遠回りしてコグルミ谷登山口に到着。
6:50 コグルミ谷登山口着
 駐車スペースは、登山口より三重県側に2ケ所(10台程度と20台程度?)ある。早出してきた甲斐あって、2番乗りだった。その後、なぜか滋賀県側からやって来た人に聞くと、”通行止と出てたけど通行できた。”ということだった。やっぱり...。
7:30 登山靴に履き替えて出発
 天気がいいはずだったのに、雲が多く、山の上の方はガスに包まれているように見える。 駐車スペースから5分くらいでコグルミ谷登山口に到着。5年前にはなかったが、入り口には、登山届のボックスが設置されている。
 山に入ると、道は枯れた沢を何度か渡りながら、沢に沿って登って行く。沢の左手は杉林、右手は広葉樹林となっている。広葉樹林の方は、まだ新芽が出始めたばかりで緑が少ないのが残念だ。30分ほど登ると、”長命水”の水場に到着。
8:00 ”長命水”
 登山口から丁度30分くらいで、水がありベンチも付いてるので1本目の休憩には丁度いい。一昨日まで雨が降ってたせいか、水の出が非常に多い。早速、冷たくて美味しい水を飲み、顔を洗う。こうゆう冷たい水が出る所があると、嬉しくなってつい水を飲み過ぎて、おなかがタップンタップンという状態になってしまうのは私だけでしょうか...。ベンチの横には、近くで見られる花を写真付きで紹介した案内板が立っている。その後も2,3ケ所に立っていた。私のように花の名前を全然知らない者には大変有り難い。
 ”長命水”を出ると、5分ほどで”5合目”に到着。藤原の方は昔から1合毎に表示板が立っていたが、御池の方も5合目以降は1合毎に表示板が新たに設置されている。
 5合目を過ぎると登山道の両脇にカタクリが見られるようになり、群生地”カタクリ峠”への期待が高まる。紫色のカタクリの花を探しながら登って行くと、朝御飯を食べているリスを発見! 私にはまだ気付いてないようで、木の実を両手で持って食べる姿を見ることができた。5合目から約10分で6合目の”カタクリ峠”に到着。
8:20 6合目”カタクリ峠” (白船峠への分岐)
 期待の”カタクリ峠”であったが、紫の花はほとんど見当たらない。”カタクリ峠”とは名ばかり、いや、葉ばかりの状態であった。がっかりしながら、右手、御池頂上”丸山”方向へ進む。ほぼ平坦な道をカタクリを探しながら歩くが、まばらにしか見つからない。来るのが早かったのか、それとも今年は遅いのか...。カタクリの他にはミヤマカタバミの小さな白い花が見られた。
 7合目を過ぎるとコバイケイソウが目立つようになる。コバイケイソウに隠れて、エンレイソウもわずかに見られる。登って行くと、正面に丸っこい山が見えてくる。頂上とは少し方向が違うようなので、見えてるのは奥の平の方であろうか? 下って行くと、”真ノ谷”への分岐 となる8合目に到着。
8:35 8合目(真ノ谷への分岐 )
 真ノ谷コースは、御池から藤原の白船峠へ向かう谷道で、先のカタクリ峠からの尾根道に並行している。8合目から10分程で9合目に到着。だいたい1合10分のペースで来ているが、いつも丁度分岐点に”◯合目”の表示があるのは、なんか怪しい気がする...。
8:50 9合目(鈴北岳への分岐)
 鈴北への道と別れ、いよいよ御池頂上への最後の登りとなる。コバイケイソウだらけの中を登って行くと、途中、奥の平への道が別れ、すぐに頂上にでる。
9:00 御池岳頂上”丸山” 1243m
 登り始めた頃は、空は薄雲に覆われ、あまりいい天気ではなかったが、いつの間にか綺麗な青空になっていた。しかし、御池の頂上は回りを微妙な高さの木に取り囲まれていて、回りが見えそうで見えず、空は広く見えるが展望は得られない...。
9:20 休憩を終え出発
 このあと、藤原岳の方まで行くつもりなので”ボタンプチ”、”奥の平”などはパスして、来た道をカタクリ峠まで戻る。途中、本日2匹目のリス発見! 恐らく人が多くなると登山道近くにはいなくなってしまうのだろうが、まだ時間が早いので、2匹もリスを見ることができた。
9:50 6合目”カタクリ峠” (白船峠への分岐)
 カタクリ峠から藤原岳へ向かう道は、ずっと広葉樹林の中のやや痩せた尾根道が続く。カタクリもちらほら見られるが、しばらく進むと、丸くて艶のあるイワカガミの葉が目立つようになる。しかし、こちらも葉ばかりで花は付いていない。がっかりしていると、1ケ所だけ綺麗なピンクの花を沢山つけている所が見つかった。
 綺麗な花もいいけど、私としては”花より新緑!”山全体が眩しい黄緑で覆われる季節の方が好きである。この御池-藤原間の縦走路は、ずっと広葉樹林の中の尾根道で、5月中旬以降は、新緑のトンネルの中を歩く、素晴らしいコースになるのではないかと期待される。
 さて、快適な尾根道を20分ほど行くと、道は登りになり10分くらい登ると、”冷川岳”の表示板を通過する。そして5分ほど下ると坂本谷からの道が合流する”白船峠”にでる。
10:25 白船峠(坂本谷、真ノ谷分岐)
 坂本谷からの道、御池真ノ谷からの道が合流するこの峠は、”白船峠”の他に”白瀬峠”とも呼ばれ、紛らわしい。なお、坂本谷コースは土砂崩れの為、ずいぶん前から通行禁止となっている。
 白船峠から10分ほど登って行くと、高圧電線の鉄塔下の広場に出て、今日初めての展望が広がる。しかし残念ながら前方の藤原岳は霞みがちで、振り返ると御池岳のなだらかな山容が望める。
 鉄塔広場(2ケ所)を過ぎると再び樹林帯に入るが、白船峠までの”尾根道”という感じではなく、道幅も広がり、道脇にちょっとした平地もできるようになる。その平地で小さな白い花を熱心に撮っている人がいた。”何ていう花なんですか?”と声を掛けると、”ミノコバイモ”という花で珍しい花なのだそうだ。珍しいミノコバイモが沢山咲いている場所を見つけて非常に嬉しそうであった。ミノコバイモともうひとつ白い花”ヒロハノアマナ”の名前を教えてもらって出発。その後、ヒロハノアマナは道脇に沢山見かけたが、ミノコバイモの方は見られなかった。あの人がやや興奮気味であったのも分かる気がする。あと、黄色い花も時々見かけたが、あれは福寿草だったのか?写真をとっておくのを忘れた...。
 御池、藤原は石灰岩があちこちに転がっていて、白い石灰岩に緑の苔がついた不思議な光景をよく目にする。”もののけ姫”のコリコリ音がする白い小人が出てきそうな雰囲気である。
 鉄塔広場から30分ほどで天狗岩への分岐にでる。右手に向かうと5分ほどで広場にでて御池がよく見えるが、天狗岩はこの広場ではなく、登ってきた道から見て左手奥の方の岩場である。
11:15 天狗岩
 天狗岩から見ると藤原頂上部がやけに尖って見える。藤原の展望もよいが、転げ落ちないよう注意して岩場を少し降りると、眼下に新緑の谷が広がり、所々山桜のピンク色も見られる。このあたりを含め山の上の方は、まだまだ新芽が出始めたばかりで茶色に見えるが、谷の方はすでに新緑の季節を迎えているようだ。心地よい風に吹かれて小休止。藤原のように人気の高い山の頂上を1人で独占するのは難しいが、この天狗岩は来る人もあまり多くないので、静かに自然を楽しむにはお薦めの場所である。
 さて、出発しようとすると、こんな岩場にヒトリシズカが沢山咲いているのを見つけた。
 白い石灰岩が点在する丘を越えて行くと、天狗岩から15分ほどで藤原山荘に到着。しかし...。
11:40 藤原山荘
 山荘付近は、小学校の遠足であろうか、子供が一杯で大騒ぎであった。子供らが弁当を食べてるあいだに頂上で昼食をと、展望丘へ急ぐ。
 展望丘への道は、登る人が増えて広がったのか、それともまだ春先で笹の勢いがないのか、全く笹を分けることもなく楽に(相変わらず登りはきついが)通過することができた。しかし、子供の声がなんとなく近付いてきたような...。
11:55 藤原岳頂上展望丘(1140m)(昼食)
 大展望のはずの藤原頂上だが、南の方は霞んでいて、隣の竜ヶ岳さえ輪郭がはっきりしない。残念ながら、懐かしい釈迦や御在所も見えなかった。北方はややはっきりしていて、御池、天狗岩の岩隗がよく見える
 展望もそこそこに、慌てて昼食を準備していると、最も恐れていた事態が現実となっていく...。まずは数人の子供が上がってきたのだが、彼等は先生から頂上に居るのは5分だけと言われてきたようで、5分経つと帰って行った。しかしその後は子供が溜まる一方で、子供が上がってくるたびに”ラーメン作ってる人がいる〜”と言われ、なんとか無事に作り終えると、今度は”ラーメン食べてる人がいる〜”と言われ、後ろ指を指されながらの昼食となった。”大きなお世話じゃ〜!”
12:40 昼食を終え出発
 あとは来た道を帰るだけで、やや飛ばし気味に歩く。騒がしい山荘はもちろん素通りしたので中は覗いてないが、外はなんだか新しくなったような...。高原の雰囲気の山荘裏の丘を越えて天狗岩分岐へ。
13:00 天狗岩分岐
 分岐を右に折れて白船峠へ向かう。一旦下ったあと登り返すと鉄塔の下にでる。ミノコバイモが咲いてた場所はもう分からない...。鉄塔広場から下って行くと白船峠に到着。
13:30 白船峠(坂本谷、真ノ谷分岐)
 白船峠からカタクリ峠までは、痩せた尾根道が続く。ホント、新緑の季節にここを歩きたい...。冷川岳を越えるとあとは大した登りもなく快調に飛ばして20分でカタクリ峠に到着。
13:55 御池6合目”カタクリ峠 ”
 結局、5合目から6合目のカタクリ峠に上がるまでが、最もカタクリが多く、ワンフレームに2輪の花を納められる唯一の場所であった。”群生”が見られず残念...。
 あとはひたすら下るだけだが、膝回りの筋肉もかなり限界に近付いてるので踏ん張りが効かず、時々ズルっといきそうで危なっかしい...。
14:10 ”長命水”
 帰りも長命水を飲んで一息ついたら、あとひと踏ん張りで登山口だ。登りは30分掛かったのに、下りは15分で登山口に帰着。
14:30 ”コグルミ谷”登山口に帰着
14:50 ”コグルミ谷”発
 通行止のはずの306号線もどうやら通れるらしいので、滋賀県側へ進むと、鞍掛峠を越えてしばらく行くと道路が封鎖されている、と思ったら近付くとゲートを開けてくれた。結局、通行止になるような土砂崩れはなかったのに、どうして通行止なのか、どうして道路を封鎖しているのか、どうしてそのゲートが開くのか、全く不明のまま、とにかく多賀大社に出ることができた。あとは、朝の逆で国道307→8→1と乗り継いで帰るのだが、夕方のラッシュをさけるために藤原から飛ばして降りてきたのに、やはり8,1号線はずっとノロノロ運転であった...。
18:00 京都帰着




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