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御池岳、鈴北岳、鈴ヶ岳

upload 98. 5.18

コグルミ谷-御池岳-鈴北岳-鈴ヶ岳-御池谷-鞍掛峠

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 鈴鹿山系の最高峰、御池岳に登ってきた。”明日は青空が広がるでしょう”という天気予報を信じて出掛けたが、山の上は雲の中で真っ白。下山する頃にようやく晴れてきた。山は、秋冬のラクダ色からすっかり新緑に衣替えし、新芽の黄緑色でいっぱい。花は、白や紫色の花が少し咲いていたが、”お花畑”と言う程ではなかった。
 御池、鈴北は結構人がいっぱいだったが、鈴ヶ岳は人も少なく、静かな新緑の山歩きを楽しむことができた。本当は鈴北から鞍掛峠に降りるつもりだったが、鈴北から鈴ヶ岳へずいぶん下っていたので、そのまま御池谷を降りたのが失敗だった。御池谷を降りてから鞍掛峠へは30分以上登りが続き、フラフラになった。こんなに登ることになるのなら、鈴ヶ岳から鈴北に登り返して鞍掛峠に降りた方が楽であったと思われる。


  98. 4.26 霧のち曇りのち晴れ

7:40 四日市発
 国道306号線を北へ向かう。平野部の天気は良く晴れているのだが、鈴鹿の山々の上だけには雲がかかり、山頂からの眺めはなさそうだ。暑いくらいの好天なので、山頂に着く頃には雲もなくなるだろうと楽観したのだが、甘かった。365号線と合流し、削られつつある藤原岳を眺めながらドライブ。しかし、道路案内に”鞍掛峠落石のため通行止”と出ている。コグルミ谷までは行けるだろうと、気にせず進む。”黄金橋”とか何とかいうたいそうな橋の手前で365と分かれ、306へ左折する。途中、”通行止”の看板とともに、ゲートが半分閉まっているが、怯まず進む。(途中、鞍掛トンネルまでに片側通行の箇所が2箇所くらいあるが、通行可能であった。)
8:25 コグルミ谷登山口着
 道は曲がりくねりながら、どんどん登っており、労せずして高度が稼げる。コグルミ谷登山口は、標高500mくらいなので、鈴鹿”最高峰”1243mの御池岳も標高差は700m余りだ。赤い橋を過ぎてしばらく行くと右手に大きな駐車スペース(20台以上置けるかな?)があるので、車はここに置こう。ここから登山口までは歩いて5分くらい。もう少し行くと、やはり右手に小さな駐車スペース(10台くらい)があるが、これを過ぎると、トンネル東口まで駐車スペースはない。登山口のすぐ近くには駐車スペースはなく、路上駐車が続くが、道幅が狭い上に曲がりくねっているので路駐は危険である。どうせ鞍掛峠へ降りるのなら、トンネル東口の駐車スペースまで行ってしまってもよい。ちなみにこの日、私が到着した8:30で登山口手前の2つの駐車スペースはほぼ満車であった。御池岳は意外と人気があるようなので早出が賢明。
8:30 登山靴に履き替えて出発
  306号をさらに歩いていくと、5分くらいでコグルミ谷登山口に着く。ヘアピンカーブの突き当たりに登山口がある。
 ほとんど水のない沢に沿って谷を登っていく。寝不足のため体がだるく、ペースが上がらない。痛めていた右足のかかとは、さほど痛みを感じず安心したが、実は登りのため、かかとが地面に着いてなかったからで、下山する時になって非常に痛い思いをした。
 途中、”長命水”なる水場があるが、あまり水量はない。(これ以降は水場はない。)道端には、白い小さな花(ニリンソウ?)や、紫の花(カタクリ?)がぽつぽつ咲いていたが、”お花畑”というほどではなかった。大きな葉っぱの草(バイケイソウ?)が沢山群生していたのでこれが花をつけると”お花畑”になりそうだ。(しかし、葉っぱの大きさからするとあまり”可愛い”花ではなさそうだ。)
9:20 ”白船峠”への分岐
 このあと分岐がいくつも続くが、明確な指道標が立てられているので、御池頂上へは”丸山”と書かれた方向へ進めば迷う心配はない。
9:30 ”真ノ谷”への分岐
 天気が良いはずだったためか、結構人が多く、10人位の団体もあり、抜くのに手間取る。御池までは途中あまり適当な休憩場所がないので分岐点で休憩をとっている人が多いが、休憩しているとポジションを落とすので、一気に頂上を目指す。時々雲の切れ目?から下界が望めるが、ほとんど雲の中で視界がない。
9:35 ”鈴北岳”への分岐
 ”鈴北岳”への分岐を過ぎれば、御池岳頂上”丸山”まであとひと踏ん張り、20分ほどだ。頂上に近付いてきたせいか、霧が出てきて見通しが悪くなってきた。時折パラパラ雨も落ちてくる。
9:55 御池岳頂上”丸山” 1243m
 鈴鹿最高峰の御池岳の頂上だが、2m以上の木々に囲まれ視界は良くなさそうだ。この日は霧で真っ白なので、全く視界はなかった。
10:05 ”奥の平”に向けて出発
 ”奥の平”と呼ばれる所へ行こうと、頂上から少し下った分岐から南の方へ向かう。最初は平坦な”散歩道”で楽勝と思われたが、徐々に下り、背丈以上の薮の中に入ってしまった。一応薮を刈った形跡もあるのだが、先を刈られて、かえって”竹ざお”と化した笹が手や足に突き刺さる。半袖半ズボンで出掛けたので、手も足も傷だらけになってしまった。
10:20 引き返す
 なおも前進を試みたがついに道が分からなくなってgive up! 霧も出ているので無理をせず引き返すことにした。”奥の平”へ行くならば手、足、顔、完全武装の上、気合いを入れてお出かけ下さい。
10:45 御池分岐
 ようやく御池頂上からの道に戻る。40分近く時間を損してしまった。御池頂上から直接鈴北へ向かうルートもあるようだが、霧で迷っては困るし、なによりまた頂上へ登るのも面倒なので、一度下ってから鈴北へ向かう。途中”真ノ池”を過ぎた”日本庭園”と呼ばれるあたりで、御池頂上からの道と合流した。こちらから来る人も多かったので、御池-鈴北の直行ルートも迷うような道ではなさそうだ。
 さらに行くと薮が焼き払われた広々とした高原にでる。あちこちに、真っ白な石灰質の岩がオブジェのように配置され、霧の中で幻想的な雰囲気をかもしだしていた。この高原を過ぎて薮の中を少し登ると鈴北の頂上だ。
11:15 鈴北岳頂上(1182m)
 この日は霧のため何も見えなかったが、鈴北の頂上は周りに視界を遮る木はないので、展望は良いのかも知れない。しかし、薮に取り囲まれているので、座っていては展望が得られない。御池の頂上も展望がなさそうだったので、昼食を取るには鈴北頂上手前の石灰岩の点在する”高原”が最も良いと思われる。
 頂上が2団体で占領されていたので、私は頂上は素通りして鈴ヶ岳に向かった。鈴北頂上に大きな看板が立っており、看板に向かって右へ降りていく道が鞍掛峠への道。左へまっすぐ薮を分けていくのは御池からの本当の”直行”ルートのようだがこれは怪しそうなのでお薦めできない。御池から鈴北の間は色々なバリエーションルートがあるようで、見通しが良ければ地図とコンパスがなくても目的地に到達できるかも知れないが、霧で目標が見えない時にはスタンダードなルートを行くのが安全だ。鈴ヶ岳への道は看板左手の広場の奥から薮をかき分けていく。深い薮の中をしばらく下ると、樹林帯に入る。一昨日に雨が降ったので足元がヌルヌルしているのが気になる。御池、鈴北は人が多かったが、鈴ヶ岳まで行く人は少ないようで、鳥のさえずりと風の音しか聞こえない、静かな新緑の山道を楽しむことができた。突然、”ガサガサッ”という葉音と”ドドドッ”と足音を残して大きな動物が走っていった。鹿だろうかカモシカだろうか? 一瞬お尻が見えただけで消えてしまった。向こうも驚いたのだろうが、私も驚いた。
11:50 ”御池谷”分岐
 鈴北から随分下っても鈴ヶ岳への分岐が現れず、下には峠が見えてきたので通り過ぎたのかと思っていると、ようやく分岐を発見。今度は背丈以上の薮に覆われた溝の中を鈴ヶ岳に向けて登っていく。
12:00 鈴ヶ岳頂上(1130m)
 残念ながら鈴ヶ岳の頂上も狭く、木に囲まれ、あまり見晴らしは良くなさそうだ。しかし頂上を過ぎて真直ぐ行くと広場に出て北〜西方向の視界が開ける(と思われる。霧で何も見えないが...)。この広場はテントが張れる位広く、石組みも見られるので、以前は何か建造物があったようである。近くには小さなドラム缶がいくつか残されていた。
 御池の頂上で少し休んで以来休憩していないので、ここで大休止。すぐ近くで鳥のさえずりが聞こえるので姿を探したが、なかなか見つけることはできない。ようやく一羽見つけたが、レンズを望遠に取り替える間にいなくなってしまっった。
12:40 休憩を終え出発
 谷に響く美しいウグイスの声を楽しみながら下っていく。これだけ綺麗に響きわたると、本人?もさぞ、気持ちが良いことだろう。降りる途中で、小さな女の子を2人連れた家族とすれ違った。御池から鈴北に向かう途中で追い抜いた家族だ。下の子はまだ小学生の低学年くらいに見えるが、随分遠くまで頑張っている。
12:55 ”御池谷”分岐
 最初は鈴北に戻って”鞍掛峠”へ降りるつもりでいたが、もう随分下ってしまったような気がしたので、このまま御池谷を下ることにした。(が、これが間違いであった。)
 御池谷は結構急降下で、足元が滑りやすいため余計に歩きにくかった。それでも、ウグイスの声が谷に響いて気分的には爽やかになる。(足元は爽やかではないが...。)前方が開けると、三国岳や、その西の方向の山々が見渡せるようになる。どの山も新緑で瑞々しい。谷の正面遥か遠くに冠雪した高い山を望むことができた。伊吹山であろうか?すでに半分くらい雪がなくなって、まだらになっていた。
 せせらぎが聞こえ、右手からの沢と合流すると、あと15分ほどで国道306にでる。
14:00 右手に橋が見えてくる。真直ぐ行くと、ここから5分程で306に出た。306は見上げるほど高い所を通っており、地図で見るとかなり遠回りである。先ほどの橋を渡って進むと沢沿いに鞍掛峠への近道があるようなので、引き返して橋を渡った。
 もうすっかり山を降りた気になっていたのだが、ここからが大変だった。しばらく行くと山へ入る道が右手にあったが、手元の地図では沢沿いに進んでいるので道なりに進んでいくと、人が通った形跡が少なくなり、イバラが増えてきた。釈迦ヶ岳に登った際に、道を間違えて砂防ダムを2つも乗り越えるはめになった時と雰囲気が似てきたぞ、と思っていると、”その通り”とばかりに、巨大な砂防ダムが立ちはだかった。とてもよじ登れる高さではないので、退却。山へ入る道まで戻った。よく見ると、山への入り口の木の枝に”鞍掛峠→”の札が掛かっている。
 山へ入ると登り道になる。延々登っていく。とにかく登りが続く。御池谷をずっと下って、もう山を降りた気になっていたのに、今さら登りが続くのは非常に堪える。両足の付け根が痛く、足が上がらなくなってきた。30分以上登りが続き、仰ぎ見るほどの高さを通っていた306号線が、はるか眼下になってしまった。途中、高圧線の鉄塔の下で視界が開け、琵琶湖を望むことができたが、元気は回復しない。ようやく道が水平になると、”鞍掛トンネル西口”へ降りる分岐が見つかる。もし歩道がないと、トンネルの中を歩くのは恐いので、峠を越えて行くことにした。
14:55 鞍掛峠
 ようやく鞍掛峠に辿り着いた。三国岳への分岐もある。道はトンネル東口へ急降下。御池岳や登山口の”コグルミ谷”は遥かまだ先に見える。鞍掛峠の案内板には確か”標高7??m”と書いてあったと思う。御池谷の登山口は標高420m位だから、300m近く登ったことになる。鈴北-鈴ヶ岳分岐の標高差は150m位なので鈴北へ登り返して鞍掛峠へ降りた方がはるかに楽と思われる。御池谷を延々下ったあとに、さらに延々登ることを思うと、鈴ヶ岳頂上でリフレッシュした勢いで鈴北に登ればあとは下るだけの方が精神的にも肉体的にもダメージが少ない。
15:10 トンネル東口
 国道306を歩く。トンネル東口にも2ケ所駐車スペースがあるが、コグルミ谷登山口と、トンネル東口の間には駐車スペースはなかった。カーブの途中にまで路駐が続くのは嘆かわしい。
15:30 ”コグルミ谷”登山口に帰着
 足を引き摺るようにしてようやく車に戻ってきた。今日は疲れた。前回の雪の中をさまよった御在所の方がまだ楽であった。霧で山頂からの展望がなかったものの、それなりに新緑の山歩きを楽しめたはずだったが、最後の御池谷から鞍掛峠の登りで全ては疲労に変わってしまった。途中、休憩を取らなかったのも敗因であった。思い返すと御池頂上と鈴ヶ岳頂上の2回しか座っていない。独りで行くとどうも休憩を取らないのでよくない。やはり1時間に1度の休憩は必要だ。
16:30 四日市帰着




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